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オブジェクトの選択

アートワークの構成やレイアウトには、オブジェクトの選択、配置、重ね合わせを正確におこなうことができるツールを使用します。オブジェクトの測定や整列、単体として扱いたい複数のオブジェクトのグループ化、特定のオブジェクトの分離、ロック、非表示などを行うことができます。

選択のオプションと環境設定

オブジェクト選択のオプション

オブジェクトを修正する場合は、目的のオブジェクトを周りのオブジェクトから区別する必要があります。オブジェクトを区別するには、オブジェクトを選択します。オブジェクトまたはオブジェクトの一部を選択すると、オブジェクトを編集できようになります。

Illustrator では、次の選択方法とツールを使用できます。

レイヤーパネル

個々のオブジェクトまたは複数のオブジェクトをすばやく正確に選択できます。単一のオブジェクト(グループに属している場合も含む)、レイヤー上のすべてのオブジェクト、グループ全体を選択できます。

選択ツール

  この上でクリックしたりドラッグすることで、オブジェクトやグループを選択できます。グループ内のグループおよびグループ内のオブジェクトも選択できます。

グループ選択ツール

グループ内の 1 つのオブジェクト、複数のグループ内の 1 つのグループ、またはアートワーク内の複数のグループを選択できます。クリックするたびに、階層内の次のグループオブジェクトが追加選択されます。

遠近図形選択ツール

オブジェクトおよびテキストの遠近描画、作業面の切り替え、遠近描画のオブジェクトの移動または垂直方向のオブジェクトの移動をおこないます。

なげなわツール

オブジェクト全体または一部を囲むようにドラッグすることにより、オブジェクト、アンカーポイント、パスセグメントを選択できます。

自動選択ツール

オブジェクトをクリックすることにより、カラー、線幅、線のカラー、不透明度、描画モードが同じオブジェクトを選択できます。

ライブペイント選択ツール

ライブペイントグループの面(輪郭線に囲まれた領域)と輪郭線(線)を選択できます。

選択コマンド

(選択メニューに含まれる)すべてのオブジェクトをすばやく選択または選択解除したり、他のオブジェクトとの前後関係に基づいてオブジェクトを選択したりできます。また、特定の種類のオブジェクトや特定の属性を共有するオブジェクトをすべて選択したり、選択範囲の保存や読み込みを行うこともできます。アクティブなアートボードのオブジェクトをすべて選択することもできます。

選択の環境設定の指定

複雑な画像内でのパスやポイントの選択は難しい場合があります。選択範囲・アンカー表示の環境設定を使用すると、ピクセル選択の許容値を指定したり、特定のドキュメントでの選択が簡単になるその他のオプションを選択したりできます。

  1. 編集環境設定選択範囲・アンカー表示(Windows)または Illustrator環境設定選択範囲・アンカー表示(macOS)を選択します。

  2. 次のいずれかの選択オプションを指定します。

    許容値

    アンカーポイントを選択するためのピクセル範囲を指定します。この値を大きくすると、クリックして選択することができる、アンカーポイントまでの周りの領域を広げます。

    オブジェクトの選択範囲をパスに制限

    塗りつぶされたオブジェクト内部のいずれかの位置をクリックして選択できるのか、またはパスをクリックする必要があるのかを指定します。

    ポイントにスナップ

    オブジェクトをアンカーポイントやガイドにスナップします。スナップが効く際のオブジェクトとアンカーポイントまたはガイド間の距離を指定できます。

アートワークを分離して編集

編集モードでは、オブジェクトが分離されるので、特定のオブジェクトやオブジェクトの一部を簡単に選択および編集できます。レイヤー、サブレイヤー、グループ、シンボル、クリッピングマスク、複合パス、グラデーションメッシュおよびパスを分離することができます。

編集モードでは、分離したアートワークを基準にして新しいアートワークの追加、置き換え、削除をすることができます。編集モードを終了すると、置き換えたアートワークまたは新しいアートワークが元の分離したアートワークと同じ場所に追加されます。編集モードでは、自動的にすべてのオブジェクトがロックされるため、編集モードにあるオブジェクトだけを編集することができます。オブジェクトがどのレイヤーにあるか、または編集したくないオブジェクトを手動でロックしたり非表示にしたりする必要があるかを心配する必要はありません。

注意:

定義したシンボルを編集する際、シンボルは編集モードで表示されます(シンボルの編集または再定義を参照してください)。

アートワークの分離
分離されている蝶のグループ

編集モードがアクティブになっている場合、編集モードのオブジェクトはフルカラーで表示されますが、アートワークの残りの部分はグレー表示されます。分離されたオブジェクトの名前と位置(トピックパスと呼ばれることもある)は、ドキュメントウィンドウ上部の編集モードバーに表示され、レイヤーパネルには分離されたサブレイヤーまたはグループのアートワークだけが表示されます。編集モードを終了すると、他のレイヤーやグループがレイヤーパネルに再び表示されます。

アウトラインモードまたはプレビューモードのどちらでも、分離されたオブジェクトが表示されます。

パス、オブジェクト、またはグループの分離

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • 選択ツールを使用して、パスまたはグループのオブジェクトをダブルクリックします。

    • グループ、オブジェクト、またはパスを選択してから、コントロールパネルの選択オブジェクト編集モードボタン をクリックします。

    • グループのオブジェクトを選択し右クリックするか(Windows)、Control キーを押しながらクリックして(macOS)、「選択グループ編集モード」を選択します。

    • パスを選択し右クリックするか(Windows)、Control キーを押しながらクリックして(macOS)、「選択パス編集モード」を選択します。

    • レイヤーパネルでグループ、オブジェクト、またはパスを選択し、レイヤーパネルメニューから「編集モードを開始」を選択します。または、コントロールパネルの選択オブジェクト編集モードボタンをクリックします。

グループ内のパスの分離

  1. ダイレクト選択ツールまたはレイヤーパネルでターゲットを特定してパスを選択します。

  2. コントロールパネルの選択オブジェクト編集モードボタン をクリックします。

レイヤーまたはサブレイヤーの分離

  1. レイヤーパネルでレイヤーまたはサブレイヤーを選択し、レイヤーパネルメニューから「編集モードを開始」をクリックします。

編集モードの終了

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • Esc キーを押します。

    • 編集モードバー左端の編集モードを解除ボタン を適切な回数クリックします(サブレイヤーを分離している場合は、1 クリックで 1 段階戻り、2 クリックで編集モードを終了します)。

    • 編集モードバー内のどこかをクリックします。

    • コントロールパネルの編集モードを終了ボタン をクリックします。

    • 選択ツールを使用して、分離されたオブジェクト以外の場所をダブルクリックします。

    • 右クリックするか(Windows)、Control キーを押しながらクリックして(macOS)、「編集モードを終了」を選択します。

背面のオブジェクトの選択

Illustrator では、Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながらクリックすることで、他のオブジェクトの下にあるオブジェクトを選択できるようになりました。初めて Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながらクリックした時点で、ポインターは背面を選択する動作に変わります。それ 以降は、 Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながらクリックすると、ポインターの位置の直下にあるオブジェクトが順に選択されます。

重なり順の次のオブジェクトの選択

選択したオブジェクトの前面または背面のオブジェクトを選択することができます。これらのコマンドは、編集モードでは機能しません。

  1. 選択したオブジェクトのすぐ上または下のオブジェクトを選択するには、選択前面のオブジェクトまたは選択背面のオブジェクトをクリックします。

レイヤーパネルを使用したオブジェクトの選択

  1. レイヤーパネルで、表示されているリストの中から、選択するオブジェクトの項目を確認します。表示切り替えの三角形をクリックしてレイヤーまたはグループを拡張したり、レイヤーパネルで上下にスクロールしたりして、オブジェクトの項目の位置を確認してください。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 個々のオブジェクトを選択するには、オブジェクトの選択コラム(ターゲットボタンとスクロールバーの間)をクリックします。別のオブジェクトを追加選択したり、選択を解除したりするには、Shift キーを押しながらクリックします。

    • レイヤーまたはグループ内のアートワークをすべて選択するには、レイヤーまたはグループの選択コラムをクリックします。

    • 現在選択されているアートワークと同一レイヤー上のすべてのアートワークを選択するには、選択オブジェクト同一レイヤー上のすべてをクリックします。

      レイヤーパネルで選択した各項目の横に選択カラーボックスが表示されます。

選択ツール、なげなわツール、自動選択ツールによるオブジェクトの選択

選択ツールによるオブジェクトの選択

  1. 選択ツール を選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • オブジェクトをクリックします。

    • オブジェクトの一部を横切るように、または全体を囲むようにドラッグします。

  3. 別のオブジェクトを追加選択したり、選択を解除したりするには、追加または解除するオブジェクトを Shift キーを押しながらクリックするか、その周りをドラッグします。

    ヒント:未選択のオブジェクトまたはグループ上に選択ツールを移動すると、ポインターが に変わります。選択中のオブジェクトまたはグループ上で、ツールが に変わります。未選択のオブジェクトのアンカーポイント上では、矢印の横に白抜きのボックス が表示されます。

    オブジェクトの選択
    複数のオブジェクト上をドラッグして選択

なげなわツールによるオブジェクトの選択

  1. なげなわツール を選択します。

  2. オブジェクトを囲むか横切るようにドラッグします。

自動選択ツールによるオブジェクトの選択

自動選択ツールは、ドキュメント内で、同じまたは類似した塗り属性(例えば、同じカラーやパターン)を持つすべてのオブジェクトを選択する場合に使用します。

自動選択ツールをカスタマイズして、線幅、カラー(線)、不透明度または描画モードに基づいて、オブジェクトを選択することもできます。また、自動選択ツールが似たオブジェクトの区別に使用する許容値を変更することもできます。

自動選択ツールによる塗りのカラーに基づくオブジェクトの選択

  1. 自動選択ツール を選択します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 選択するには、選択する属性を含んでいるオブジェクトをクリックします。クリックしたオブジェクトと同じ属性を含んでいるオブジェクトがすべて選択されます。

    • 現在の選択に追加するには、Shift キーを押しながら、追加する属性が含まれる別のオブジェクトをクリックします。クリックしたオブジェクトと同じ属性が含まれるオブジェクトもすべて選択されます。

    • 現在の選択から除外するには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら、除外する属性を含んでいるオブジェクトをクリックします。同じ属性を含んでいるすべてのオブジェクトが選択を解除されます。

自動選択ツールのカスタマイズ

  1. 次のいずれかの操作を行って、自動選択パネルを開きます。

    • ツールパネルの自動選択ツールをダブルクリックします。

    • ウィンドウ自動選択を選択します。

  2. 塗りのカラーに基づいてオブジェクトを選択するには、「カラー(塗り)」を選択してから、許容値を 0 ~ 255 ピクセル(RGB の場合)または 0 ~ 100 ピクセル(CMYK の場合)の範囲で入力します。

    許容値を低くすると、クリックしたオブジェクトとの類似性が高いオブジェクトが選択されます。許容値を高くすると、幅広い範囲でオブジェクトが選択されます。

  3. 自動選択パネルメニューの「線オプションを表示」を選択し、必要に応じて次の操作を行います。

    • 線のカラーに基づいてオブジェクトを選択するには、「カラー(線)」を選択してから、許容値を 0 ~ 255 ピクセル(RGB の場合)または 0 ~ 100 ピクセル(CMYK の場合)の範囲で入力します。

    • 線幅に基づいてオブジェクトを選択するには、「線幅」を選択してから、許容値を 0 ~ 1000 ポイントの範囲で入力します。

  4. 自動選択パネルメニューの「透明オプションを表示」をクリックし、必要に応じて次の操作を行います。

    • 透明度または描画モードに基づいてオブジェクトを選択するには、「不透明度」を選択して、許容値を 0 ~ 100%の範囲で入力します。

    • 描画モードに基づいてオブジェクトを選択するには、「描画モード」を選択します。

塗りつぶされたオブジェクトの選択

環境設定の「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」を使用することで、選択ツールまたはダイレクト選択ツールを使用して塗りつぶされたオブジェクトを選択するときに、オブジェクトのエリア内をクリックすれば選択できるか、パスセグメントまたはアンカーポイントをクリックしないと選択できないかを指定できます。初期設定では、この環境設定はオフになっています。塗りつぶされたオブジェクトが重なり合っているときに、背面にあるオブジェクトを簡単に選択する場合などは、この環境設定を選択すると便利です。

注意:

環境設定の「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」は、塗りつぶされていないオブジェクトの選択時またはアートワークのアウトライン表示時には適用されません。このような場合、オブジェクトのパスの内部をクリックしてそのオブジェクトを選択することはできません(アートワークのアウトライン表示を参照してください)。

「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」を選択していない場合、オブジェクトの内側をクリックしてドラッグすると、オブジェクトが選択され、移動します。
「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」を選択していない場合、オブジェクトの内側をクリックしてドラッグすると、オブジェクトが選択され、移動します。

「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」を選択している場合、ダイレクト選択ツールでドラッグすると、ドラッグした範囲内のポイントとセグメントが選択されます。
「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」を選択している場合、ダイレクト選択ツールでドラッグすると、ドラッグした範囲内のポイントとセグメントが選択されます。

  1. 編集環境設定選択範囲・アンカー表示(Windows)または Illustrator環境設定選択範囲・アンカー表示(macOS)をクリックし、「オブジェクトの選択範囲をパスに制限」を選択します。

グループとグループ内のオブジェクトの選択

オブジェクトがグループ化されたら、選択ツールまたはなげなわツールを使用してそのグループ内の一部を選択すると、グループ全体が選択されます。オブジェクトがグループの一部であるかどうか不明な場合は、選択ツールを使用して選択してください。

ダイレクト選択ツールとなげなわツールを使用すると、1 つのグループまたは複数のグループの一部である単一のパスまたはオブジェクトを選択できます。グループ内に別のオブジェクトのグループがある場合は、グループ選択ツールを使用して、グループ階層内の次のグループを選択できます。連続してクリックするたびに、グループ化された別のオブジェクトが選択に追加されます。

選択ツールによるグループの選択

  1. 選択ツール をクリックします。

  2. グループ内の任意のオブジェクトで、次のいずれかの操作を行います。

    • オブジェクトをクリックします。

    • オブジェクトの一部を横切るように、または全体を囲むようにドラッグします。

  3. 別のグループを追加選択したり、解除したりするには、Shift キーを押しながらグループをクリックします。

選択ツールによるグループ内のオブジェクトとグループの選択

  1. 選択ツール を選択します。

  2. 選択するグループのオブジェクトをダブルクリックします。グループが編集モードで表示されます。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • グループ内の下位のグループを選択するには、ダブルクリックします。

      ヒント:ライブペイントグループの場合、このダブルクリックによって、グループ内の面と輪郭線ではなく、オブジェクトを簡単に選択できます。

    • 選択したグループ内のオブジェクトを選択するには、クリックします。

    • 描画するオブジェクトは選択したグループに追加されます。

  4. グループの選択を解除するには、グループ以外をダブルクリックします。

グループ内の 1 つのオブジェクトの選択

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • グループ選択ツール を選択して、オブジェクトをクリックします。

    • なげなわツール を選択して、オブジェクトのパスを囲むようにまたは、横切るようにドラッグします。

    • ダイレクト選択ツール を選択して、オブジェクトの内部をクリックするか、オブジェクトのパスの一部を横切るようにまたは、全体を囲むようにドラッグします。

  2. オブジェクトまたはグループを(選択ツールの)選択に追加したり除いたりするには、Shift キーを押したまま追加または除くオブジェクトを選択します。

グループ選択ツールによるオブジェクトとグループの選択

  1. グループ選択ツール を選択し、選択するグループ内にあるオブジェクトをクリックします。オブジェクトが選択されます。

  2. オブジェクトの親グループを選択するには、そのオブジェクトをもう一度クリックします。

  3. 同じオブジェクトをもう一度クリックすると、選択したグループと共にグループ化されているグループがさらに選択されます。必要なグループがすべて選択されるまでクリックします。

    グループ選択
    グループ選択ツールで 1 回クリックすると、グループ内のオブジェクトが選択されます(左)。もう一度クリックすると、そのオブジェクトのグループが選択されます(右)。

    グループ選択
    3 回目のクリックで、次のグループが追加選択されます(左)。4 回目のクリックで 3 つ目のグループが追加選択されます(右)。

選択範囲の完全に内側にあるオブジェクトを選択

デフォルトの範囲選択の動作では、部分的にでも選択範囲の内側にあるオブジェクトはすべて選択されます。選択範囲内モードでは、選択範囲の完全に内側にあるオブジェクトのみを選択できます。選択範囲内モードに切り替えるには、選択範囲をドラッグしながら E キーを 1 回押すだけです。E キーは修飾キーではなくトグルボタンとして機能するので、選択範囲をドラッグしている間 E キーを押し続ける必要はありません。既に選択範囲内モードになっている場合に E キーをもう一度押すと、デフォルトの選択動作に戻ります。

選択範囲内モードは、通常の選択ツールとグループ選択ツールでのみ機能します。選択ツールでは、オブジェクトをグループ化すると、グループは個別のエンティティとして扱われます。一方、グループ選択ツールでは、オブジェクトはグループの一部であっても個別のエンティティとして扱われます。

選択範囲内モードを使用するには次の操作を行います。

  1. 選択 ツール、またはグループ選択 ツールを選択します。

  2. 選択範囲のドラッグを開始します。

  3. ドラッグしながら E キーを 1 回押すと、選択範囲内モードに切り替わります。

  4. デフォルトの動作に切り替えるには、E キーをもう一度押します。

ライブペイントグループ内の面と輪郭線の選択

ライブペイントツールの面や輪郭線を選択するには、ライブペイント選択ツールを使用します。ライブペイントグループ全体を選択する場合は、選択ツールでそのグループをクリックします。

  1. ライブペイント選択ツール を選択します。

  2. ツールをライブペイントグループ上に移動して、選択する面または輪郭線を強調表示します(ライブペイント選択ツールが輪郭線の上にくると、ツールのポインターが に変わります)。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • 強調表示された面または輪郭線をクリックして選択します。

    • 複数の面または輪郭線を囲むようにドラッグします。完全に囲まれた、または一部が囲まれた面または輪郭線が選択に含まれます。

    • 面または輪郭線をダブルクリックして、隣接した同じカラーの面と輪郭線をすべて選択します(オーバーフロー選択)。

    • 面または輪郭線をトリプルクリックして、同じカラーの面と輪郭線をすべて選択します(同じものを選択)。

      ヒント:面または輪郭線が小さく選択が難しい場合は、拡大表示するか、塗りまたは線だけを選択するようにライブペイント選択ツールのオプションを選択します。

  4. 別の面や輪郭線を追加選択したり、解除したりするには、追加または解除する面または輪郭線を Shift キーを押しながらクリックします。

ライブペイント選択ツールのオプション

ツールパネルのツールをダブルクリックして、ライブペイント選択ツールのオプションにアクセスします。

塗りを選択

ライブペイントグループの面(輪郭線の内部の領域)を選択します。

線を選択

ライブペイントグループの輪郭線を選択します。

カラー

強調表示のカラーを設定します。カラーは、メニューから選択するか、カラーボックスをクリックしてカスタムカラーを指定します。

選択のハイライト表示の太さを指定します。

属性によるオブジェクトの選択

書式設定属性、レイヤー、種類(ブラシストロークやクリッピングマスクなど)といった各種グループに基づいてオブジェクトを選択できます。

  1. ファイル内のすべてのオブジェクトを選択するには、選択すべてをクリックします(すべてのオブジェクトの選択を解除するには、選択/選択を解除を選択します)。

  2. 同じ属性を持つオブジェクトをすべて選択するには、目的の属性を持つオブジェクトを 1 つ選択し、選択共通をクリックして、リストから属性を選択します(「描画モード」、「塗りと線」、「カラー(塗り)」、「不透明度」、「カラー(線)」、「線幅」、「スタイル」、「シンボルインスタンス」、「一連のリンクブロック」)。

    一連のリンクブロックで、連結されたテキストボックスが自動的に選択されます。テキストボックスを 1 つ選択してからこのコマンドを使用すれば、そこにリンクされた残りのすべてのテキストボックスを選択することができます。詳しくは、オブジェクト間のスレッドテキストの設定を参照してください。

    注意:

    自動選択ツールを使用して、カラー(塗り)、線幅、カラー(線)、不透明度または描画モードが同じオブジェクトをすべて選択することもできます。

  3. 特定の種類のオブジェクトをすべて選択するには、すべてのアートワークの選択を解除して、選択オブジェクトをクリックし、オブジェクトの種類をクリックします(「同一レイヤー上のすべて」、「方向線のハンドル」、「ブラシストローク」、「クリッピングマスク」、「余分なポイント」、「テキストオブジェクト」。また、「同一レイヤー上のすべて」、「方向線のハンドル」については、対象となるオブジェクトを選択しておく必要があります)。

テキスト特性ごとに共通の選択

ドキュメントで選択されているすべてのテキストボックスのプロパティを一度に変更できます。フォントサイズ、テキストカラー(塗り)、フォントスタイル、フォントなど、テキストの特性にもとづいた複数のテキストオブジェクトのテキストを選択できます。

この 15 秒の動画を視聴して、ドキュメントの複数の場所にあるテキストのフォントカラーを一度で変更する方法をご確認ください。 

同じ属性のすべてのテキストオブジェクトを選択するには、選択/共通をクリックして、リストから属性を選択します。

  • フォントファミリー
  • フォントファミリー (スタイル)
  • フォントファミリー (スタイルとサイズ)
  • フォントサイズ
  • テキストカラー (塗り)
  • テキストカラー (線)
  • テキストカラー (塗りと線)

指定した属性を持つすべてのテキストボックスが選択されます。これで、フォントやサイズなどを、プロパティ文字パネルで変更できるようになりました。変更は、選択されているすべてのテキストボックスに反映されます。

各属性にもとづいて、キーボードショートカットまたはアクションを各選択/共通テキストタスクで作成することができます。

選択の繰り返しや反転

  • 最後に使用した選択コマンドを繰り返すには、選択再選択を選択します。

  • 未選択のオブジェクトをすべて選択し、選択中のオブジェクトをすべて選択解除するには、選択選択範囲を反転を選択します。

選択範囲の保存

選択範囲を保存」を使用すると、複数のオブジェクトを選択し、後で使用できるように選択範囲を保存できます。保存された選択範囲を使用して、グループオブジェクトの場合と同様に、オブジェクトを一緒に移動したり、外観を変更したりできます。ただし、グループ化とは異なり、「選択範囲を保存」では、すべてのオブジェクトを同じレイヤーに移動せずにオブジェクトを選択します。

選択範囲を保存するには、次の手順を実行します。

  1. カンバス上で 1 つまたは複数のオブジェクトを直接選択するか、レイヤーパネルから選択し、次のいずれかの操作を行います。

    • 選択選択範囲を保存を選択
    • レイヤーパネル/選択範囲を保存選択範囲を保存を選択
    「選択範囲を保存」メニューが開いた状態のレイヤーパネル。
    後で使用するために選択範囲を保存

  2. 選択範囲を保存 」ダイアログボックスで、選択範囲の名前を入力します。

選択範囲を保存すると、名前が選択メニューと選択範囲を保存メニュー(レイヤーパネル内)に表示されます。これらの場所のいずれかでその名前を選択すると、保存された選択内容がカンバスに表示されます。

保存された選択範囲を更新

保存した選択範囲からオブジェクトを追加または削除できます。

  1. 保存した選択範囲に選択メニューまたはレイヤーパネル/選択範囲を保存  からアクセスします。

  2. 別のオブジェクトを追加選択したり、選択を解除したりするには、Shift キーを使用します。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • 選択選択範囲を更新を選択
    • レイヤーパネル/選択範囲を保存選択範囲を更新
      を選択

保存された選択範囲の名前を変更または削除

  1. 保存した選択範囲に選択メニューまたはレイヤーパネル/選択範囲を保存  からアクセスします。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 選択選択範囲を編集を選択
    • レイヤーパネル/選択範囲を保存選択範囲を編集を選択
  3. 保存された選択範囲の名前を変更または削除します。

その他の関連ヘルプ

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