Adobe Drive 4.2 リリースノート

Adobe Drive 4.2 をご利用いただきありがとうございます。このドキュメントには、Adobe Drive のマニュアルに記載されていない最新の製品情報、アップデートおよびトラブルシューティング情報が含まれています。

概要

Adobe Drive は、アセット管理システムと Adobe Creative Suite® 6 アプリケーションがシームレスに統合できるようにする製品です。接続されたサーバーは、マウントされたハードドライブまたはマップされたネットワークドライブとしてコンピューターに表示されます。接続すると、いくつかの方法でサーバーのファイルにアクセスできます。Windows エクスプローラーや Mac OS Finder も、Adobe Photoshop®、Adobe Bridge、Adobe Illustrator®、Adobe InDesign®、Adobe InCopy® の開く、読み込み、書き出し、配置、チェックイン、保存、名前を付けて保存ダイアログボックスも使用することができます。


Adobe Drive 4 には事前定義された 2 種類のコネクタが用意されています。

  • Adobe CQ Digital Asset Management Connector を使用すると、Adobe AEM Digital Asset Management(AEM DAM)へのアクセスが可能になります。
  • CMIS Connector を使用すると、Content Management Interoperability Services(CMIS)仕様を実装するサーバーへの基本アクセスが可能になります。

Adobe Drive は、サードパーティのアセット管理システムへのアクセスをサポートするように拡張できます。アセット管理ベンダーは、リポジトリに保存されているアセットを使用できるように、Adobe Drive 用のカスタムコネクタを提供することができます。Adobe Drive がデジタルアセット管理(DAM)ベンダーによってカスタマイズされると、リモート DAM システムのコンテンツがユーザーのファイルシステム上のネットワークドライブとして表示され、Creative Suite アプリケーション内の "light-up" ユーザー機能(バージョン履歴の表示やファイル保存時のチェックインコメントの追加など)を使用できるようになります。Creative Suite のこれらの機能は、Adobe Drive(および DAM ベンダーのカスタムコネクタ)がユーザーのコンピューターにインストールされているときにのみ使用可能です。Adobe Drive 4 用のコネクタをシステムで使用できるかどうかは、アセット管理ベンダーにご確認ください。

今回のリリースの新機能

今回のリリースには次のような重要な修正、アップデート、機能強化が追加されています。

  • Adobe Experience Manager DAM Connector がアップデートされました。パフォーマンスが向上し、AEM 5.6 DAM と連携できるようになりました。
  • CMIS コネクタがアップデートされました。Alfresco 4.2、IBM FileNet P8、Microsoft SharePoint 2013 と連携できるようになりました。
  • Drive 4 のサブメニューが、Mac OS Finder のファイルコンテキストメニューに正しく配置されるようになりました。
  • 管理対象アセットをプラットフォームのファイルブラウザー(Windows のエクスプローラーまたは Mac OS の Finder)で表示するときに、新しいファイルステータスアイコンが表示されるようになりました。ユーザーがチェックアウト中、他のユーザーがチェックアウト中、最新など、ファイルの DAM ステータスが新しいアイコンで表示されるようになりました。
  • Adobe Bridge で初めて多数のアセットを読み込むときのパフォーマンスが改善されました。
  • AEM DAM 5.6 に多数の修正が追加されました。この修正は Adobe Drive の次の機能に影響します。
    • アセットの名前が変更され、バージョンが更新されている場合に、AEM DAM サーバーからアセットをチェックアウトできるようになりました [3172339]
    • バージョンを最新バージョンに更新した後で、バージョンコメントを表示できるようになりました [3172341]
    • サポートされている CS アプリケーションで作成されたバージョンの作成者が、Adobe Bridge およびバージョンダイアログで正しく表示されるようになりました [3172348]
    • 複数のバージョンを持つファイルを Bridge で別のフォルダーに移動しても、バージョンが失われることはなくなりました [3172351]
    • Adobe Bridge または AEM DAM でメタデータを編集した PSD ファイルで、修正された値が正しく表示されるようになりました [3172355]
    • AEM DAM の管理対象アセットの寸法メタデータが Adobe Bridge で正しく表示されるようになりました [3183270]
    • JPG/PSD ファイルを AEM DAM に取り込み中に方向メタデータが抽出されるようになりました [3351519]

 

Adobe Drive 4.2 のインストール

Adobe Drive 4.2 は、Creative Suite 製品(Photoshop、InDesign、InCopy、Illustrator、Adobe Bridge)と一緒に使用します。Adobe Creative Suite 6 の必要システム構成をご確認ください。

http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/design-web-premium/tech-specs.html/

重要:Adobe Drive 4.2 は、上記 Creative Suite 製品のいずれかをインストールしていない限り、インストールできません。

ソフトウェアをインストールするには、次の場所から Adobe Drive をダウンロードします。

http://www.adobe.com/go/adobedrive_jp/

インストールを行うには、500 MB の空き容量があるハードディスクと管理者権限が必要です。
Windows の場合:

  • インストールパッケージをローカルフォルダーに展開します。
  • Set-up.exe ファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。

Mac OS の場合:

  • ダウンロードした DMG ファイルをダブルクリックし、Mac OS の Finder でローカルボリュームにマウントします。
  • マウントしたボリュームに移動し、Install.app をダブルクリックしてインストールを開始します。

インストールのアップデート

以前のバージョンの Adobe Drive 4 をインストールしている場合、次の方法で最新のリリースにアップデートできます。
• Adobe Drive Connect UI の「アップデート」リンクをクリックする。
• Adobe Application Manager(AAM)を使用する。AAM には、Photoshop などの Creative Suite 製品でヘルプ/アップデートを選択してアクセスします。
http://www.adobe.com/jp/downloads/updates/ から直接アップデートをダウンロードする。

Adobe Drive 4.2 のアンインストール

ソフトウェアをアンインストールするには次の操作を行います。

  • Windows XP では、コントロールパネル/プログラムの追加と削除に移動し、「Adobe Drive 4.2」を選択して、「アンインストールと変更」を選択します。
  • Windows 7 では、コントロールパネル/プログラムと機能に移動し、「Adobe Drive 4.2」を選択して、「アンインストールと変更」を選択します。
  • Windows 8 では、設定/コントロールパネル/プログラム/プログラムのアンインストールに移動し、「Adobe Drive 4」を右クリックして、「アンインストール」を選択します。
  • Mac OS では、アプリケーション/ユーティリティ/Adobe Installers に移動し、「Adobe Drive 4 のアンインストール」をダブルクリックします。

既知の問題

このリリースで発生することがわかっている問題は以下のとおりです。最新の既知の問題については、以下を参照してください。
http://helpx.adobe.com/jp/drive.html

  • AEM または CQ DAM サーバーへの接続時に発生する問題については、AEM DAM Connector テクニカルノートを参照してください。
  • CMIS サーバーへの接続時に発生する問題については、CMIS Connector テクニカルノートを参照してください。
  • Adobe Drive Connect UI を使用してサーバーに接続またはサーバーから切断するときに、Adobe Bridge が開いていると、画面の前後が複数回切り替わります。[3177120]
  • Adobe Bridge で、接続されたサーバーによって管理されているファイルからコレクションを作成することができません。[2937176]
  • [Windows のみ]InDesign でチェックアウトしたファイルを開いているときに、他のユーザーがそのファイルの名前を変更したり移動したりした場合、ファイルが削除されたというメッセージが表示され、そのファイルは編集することもチェックインすることもできなくなります。[2936906]
  • オフラインモード中に InDesign で操作している新規ファイルを別の管理対象フォルダーに移動すると、そのファイルを InDesign で開くことができなくなります。ファイルを開くには、InDesign を閉じ、ファイルを別の場所に移動してから、InDesign を再起動して新しい場所から開きます。[3133365]
  • オンライン時に最新の管理対象ファイルを InDesign で開き、オフライン編集モードに変更すると、編集したファイルを InDesign で保存することができなくなります。その場合は、「名前を付けて保存」を使用して、変更したファイルを一時的にローカルに保存してください。[3133357]
  • [Mac OS のみ]管理対象のファイルを Adobe Bridge から InDesign または Illustrator ドキュメントにドラッグ&ドロップすると、配置されたファイルではなく、開いたファイルにテキストフレームが表示されます。[3150063]

カスタマーサービス

製品のインストール情報、操作方法、トラブルシューティングに関する情報をご提供しております。Adobe カスタマーサービスへの問い合わせ先については、お客様の地域または国の adobe.com にアクセスし、「お問い合わせ」をクリックしてください。

サポートプランとテクニカルリソース

お問い合わせいただく前に、「製品のユーザー登録」をお済ませください(「製品のユーザー登録」(http://www.adobe.com/go/support_jp/)を参照してください)。北米以外の地域のお客様は、http://www.adobe.com/go/intlsupport_jp/ にアクセスし、「Need a different country or region?」で国または地域を選択して「Go」をクリックしてください。

サポートへお問い合わせください。ただし、無償インストールサポートには範囲ならびに回数制限があり、それを超えた場合は、「有償サポート」が必要な場合もございますので、あらかじめご了承ください。なお、サポート範囲について詳しくは、http://www.adobe.com/go/support_jp の「サポートプログラム」よりご確認ください。できるだけ早く問題を解決するために、柔軟な選択を提供できるよう、今後も引き続きオンラインで追加のツールや情報を提供していきます。

開発者で Adobe Drive SDK のサポートが必要な場合は、次の場所にデベロッパーサポートインシデントパックに関する詳しい情報があります。

http://www.adobe.com/jp/support/programs/developer/incidentbundle/

その他のリソース

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