Adobe Reader 10.1 以降を介してアップデートサービスを行う ARMsvc.exe Windows プロセス

ARMsvc.exe プロセスとは

Windows 7、Vista、および Server 2008 で、Adobe Reader 10.1 は Updater の一部として ARMsvc.exe をインストールします。これは、システムコンテキストで実行する Windows Service です。この新しいサービスは、自動アップデートアプリケーションが設定されたコンピューターでサイレントアップデートと自動アップデートを有効にします。(自動アップデートについては、「編集/アップデーター/アップデートを自動的にダウンロードしてインストールする」を選択するか、「環境設定/アップデーター/アップデートを自動的にダウンロードしてインストールする」を選択します。) このサービスがない場合は、アップデートプロセス時に、ユーザーアカウント制御(UAC)ダイアログボックスを使用して管理者権限を確認します。

このサービスがアップデートをチェックする頻度

このサービスはスケジューラがないため独自に何も行いません。アップデーターは、管理者権限が必要なときにこのサービスを使用します。デフォルトでは、アップデーターはアップデートの有無を正常に確認できた直近の日時から 3 日ごとにアップデートをチェックします。

このプロセスは設定可能ですか?

このプロセスは、所定の権限で停止または無効にできる以外、設定することはできません。アップデート間隔またはチェックモードを変更する設定はアップデーターに属します。詳細については、「http://kb2.adobe.com/jp/cps/837/cpsid_83709/attachments/Acrobat_Reader_Updater.pdf」を参照してください。

このプロセスを中断したり停止したりできますか?

はい。標準の Windows Service と同様、Windows Service Manager を使用して設定できます。このプロセスが停止または無効に設定されている場合、アップデーターはこのプロセスを使用できません。

このサービスは XP で動作しますか?

いいえ。XP では標準ユーザーに対してアップデートは無効になっています。

このサービスとユーザーアカウント制御との相互関係について

Vista および Win 7 では、ユーザーアカウント制御(UAC)がオフの場合、アップデーターは標準ユーザーでは使用できません。UAC がオンの場合、アップデーターは標準ユーザーでも使用できます。ただし、サイレントインストールは、管理者資格情報を入力してアップデートをインストールする権限を昇格する必要があるため、標準ユーザーでは使用できません。このワークフローでは、標準ユーザーは、ユーザーインターフェイスモードに切り替えて管理者資格情報を入力します(表示されたダイアログを使用して)。(ユーザーモードは、アップデーター環境設定が完全自動モードで実行するように設定されていても切り替えられます。) 標準ユーザーでは、armsvc.exe を実装しても、資格情報を入力しなければアップデートをインストールできません。

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