この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。 

内容 (What's Covered)

Adobe Creative Suite 5.x/6 アプリケーションでは、インストーラーのアクションがログファイルに記録されます。このログファイルから、インストール中に発生したエラーを特定できることがあります。サイレントインストールの場合、インストール中のエラーはログファイル以外で確認することはできません。

- Creative Suite アプリケーションのインストーラーで、「インストール」ボタンをクリックする前に問題が発生する場合は、B. PDApp ログファイルを確認を参照してください。

- Creative Suite アプリケーションのインストーラーで、「インストール」ボタンをクリックした後に問題が発生する場合は、A. メインのインストールログを確認を参照してください。

A. メインのインストールログを確認

B. PDApp ログファイルを確認

C. Support Advisor を使用したトラブルシューティング

D. 問題が解決しない場合

A. メインのインストールログを確認

メインのインストールログの内容を確認する流れは、以下の A-1. ~ A-3. の 3 つの手順で構成されます。以下の手順に従って、インストールエラーの記述を確認してください。

A-1. 「Summary」セクションを確認

  1. 以下のいずれかのフォルダーを開きます。



    32 ビット版 Windows : C:\Program Files\Common Files\Adobe\Installers

    64 ビット版 Windows : C:\Program Files (x86)\Common Files\Adobe\Installers

    Mac OS : Macintosh HD/ライブラリ/Logs/Adobe/Installers 



     注意 : ログファイルは、製品名と日時がファイル名となっており、拡張子は「.log.gz」です。「.gz」は圧縮されたファイルであることを示しています。

     
  2. WinZIp や Stuffit などのユーティリティを使用して、gz ファイルを解凍します。解凍後のログファイルはプレーンテキストファイルです。
  3. メモ帳(Wndows)/テキストエディット(Mac OS)を使用してログファイルを開きます。



     注意 : Mac OS の初期設定では、ログファイルはコンソールで開かれます。Command + A キーを押してテキストを全て選択し、テキストエディターにコピー&ペーストしてから以下の手順を行ってください。

     
  4.  一番下までスクロールし、「--- Summary ---」セクションに、「ERROR」または「FATAL」の文字から始まる行が無いか確認します。



     重要 : 「ERROR」または「FATAL」から始まる行のすべてが有用な情報ではありません。多くの場合、どのコンポーネントが失敗したのかが記述されていても、失敗した原因については記述されていません。詳細については、有用な情報を含む ERROR および FATAL 行を参照してください。



    通常、エラーが記録されている場合、以下のような記述が複数行確認できます。

    ERROR: 1 Error rolling back command ARKCreateDirectoryCommand

    ERROR: 2 Unable to create directory "E:\ProgramFilesAdobe\Adobe Contribute CS5
      
  5. 弊社サポート Web サイトでエラーを検索してください。事例の多いケースとしては、例えば「Error rolling back command ARKCreateDirectoryCommand」や「Unable to create directory」などです。

    ※ 使用しているコンピューターに固有の情報(ファイルパスなど)は省いて検索を行ってください。



    以下の弊社技術文書で、ログに記録される可能性のあるエラーメッセージ一覧を参照することができます。

    文書番号 cpsid_84797 インストールおよび起動時のエラー(Creative Suite 5.x)

A-2. MSI エラーの確認(Windows)

Creative Suite 5 以降のインストーラーでは、いくつかの Windows Installer が使用されています。これらのインストーラーから、ログファイルの Summary セクションに表示されないエラーコードが生成されることがあります。

 重要 : エラーは、「Error 1234」という形式で、検索語の前に表示されます。 

  1. メモ帳(Windows)を使用して、「Return value 3」という文字列を検索します。
  2. 検索にヒットしたエラーで、弊社サポート Web サイトを検索します。使用しているコンピューターに固有の情報(ファイルパスなど)は省いて検索を行ってください。
  3. ログファイルの最後部まで検索を繰り返します。
  4. Summary セクションまでスクロールし、以下のいずれかのエラーが記録されていないか確認します。
    • ERROR:  - Microsoft_VC80_ATL_x86: Install failed
    • ERROR:  - Microsoft_VC80_CRT_x86: Install failed
    • ERROR:  - Microsoft_VC80_MFC_x86: Install failed
    • ERROR:  - Microsoft_VC80_MFCLOC_x86: Install failed
    • ERROR:  - Microsoft_VC90_ATL_x86: Install failed
    • ERROR:  - Microsoft_VC90_CRT_x86: Install failed
    • ERROR:  - Microsoft_VC90_MFC_x86: Install failed

上記のエラーが記録されていた場合は、文書番号 cpsid_85568 Creative Suite 5.x アプリケーションのインストール時に Visual Studio ランタイムの問題が発生するを参照してください。

A-3. 高度な問題の確認

インストール中のエラーのほとんどは、Creative Suite 5.x/6 インストーラーによって Summary セクションに記録されます。Summary セクションでエラーを確認できなかった場合、または「Return value 3」以外のエラーコードの場合、最後のコンポーネントインストールが失敗したことによって問題が発生していると考えられます。エラーメッセージが表示されなかった場合、必要なトラブルシューティングの流れはさまざまです。

コンポーネントインストールは、以下のように記録されます。

開始

Installer Operation: <Component name>

*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*==*=*

終了

*=*=*=*=*=*=*=*=*=* Operation complete. Setting status: # =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*

以下の操作を行い、インストールに失敗した最後のコンポーネントを特定します。

 重要 : 「status: #」でログ全体の検索は行わないでください。「status: #」行が、必ずインストールの妨げになっているとは限りません。インストールに失敗した最後のコンポーネントのみが問題の原因です。

  1. インストールログファイルの最下部までスクロールします。
  2. 少し上にスクロールし、Summary セクションに移動します。
  3. 「status: #」(# は 0 以外の数字)が記録されている行を探します。通常、以下のように記録されています。

    *=*=*=*=*=*=*=*=* Operation complete. Setting status: 7 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*



     注意 : この行は、コンポーネントのインストールがエラーによって終了していることを示しています。

     
  4. インストールに失敗した最後のコンポーネントを特定したら、そのコンポーネントの各行の記述を確認します。コンポーネントインストールの先頭までスクロールします。
  5. エラーが発生しているコンポーネントのログを全て確認します。
  6. 弊社サポート Web サイトで、ログに記録されているエラーを検索してください。

    ※ エラーが見つからない場合は、参照されているコンポーネントのトラブルシューティングを行います。必要なトラブルシューティングを特定するために、ログを使用して、コンポーネントインストールによって実行されたアクションのタイプを参照します。Help、Adobe Media Player、および Adobe AIR ランタイムに関するトラブルシューティングについては、文書番号 cpsid_85603 AIR コンポーネントのインストールが失敗する(Creative Suite 5)を参照してください。

インストールに失敗したコンポーネントのトラブルシューティングを行う際、コンポーネントが何をインストールしようとしていたのかを特定し、その上でコンポーネント固有のトラブルシューティングを行います。例えば、フォントパックのインストールが試行されていて、コンポーネントの開始から終了までの間のログにエラーが見つからない場合は、フォントのトラブルシューティングを行います。例えば、フォントのアンインストールと再インストールを行ったり、フォントフォルダーのアクセス権を確認したり、フォント管理ユーティリティを無効にしたりします。 

有用な情報を含む ERROR および FATAL 行

以下のサンプルは、32 ビットシステムの Windows で、64 ビットコンポーネントのインストールが行われなかったことを示しています。

  • ERROR: The payload with AdobeCode: {1E0B4F40-6DC4-4C09-B889-F595D34B4B86} has required dependency on:
  • ERROR: Family: CoreTech 

  • ERROR: ProductName: Adobe Player for Embedding x64 

  • ERROR: MinVersion: 0.0.0.0 

  • ERROR: This dependency is not satisfied, because this payload is x64 and is not supported on this machine.  

以下のサンプルは、コンポーネントのインストールに失敗したことを示していますが、失敗の原因については記録されていません。

  • ERROR: Removing this dependency from list. Product may function improperly. 

  • ERROR: - AdobeColorJA CS5: Install failed 

  • ERROR: - Adobe ReviewPanel CS5: Install failed 

  • ERROR: - Photoshop Camera Raw (64 bit): Install failed 

  • ERROR: - Adobe Photoshop CS5 Core_x64: Failed due to Language Pack installation failure 

 重要 ログファイル内に記録されている重要な日本語のエラーメッセージが文字化けする場合があります。インストールに失敗し、ログファイル内に文字化けがあった場合は、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 cpsid_89463 「インストールに問題があります」エラーの対処方法(Creative Suite 5、5.5)

B. PDApp ログファイルを確認

Creative Suite 5.x/6 のインストール時、「インストール」ボタンをクリックする前に問題が発生する場合は、PDApp.log ファイルを参照します。

  1. PDApp.log ファイルの保存場所を開きます。以下のいずれかの場所に保存されています。



     注意 : 以下で説明する一部のファイルやフォルダーは Windows および Mac OS X 10.7 以降の初期設定では表示されません。非表示のファイルおよびフォルダーを参照する方法について詳しくは、以下の弊社技術文書を参照してください。

    文書番号 cpsid_87117 隠しファイルおよび隠しフォルダーを表示する方法(Windows)

    文書番号 cpsid_91195 非表示のユーザーライブラリフォルダーにアクセスする方法(Mac OS X 10.7 以降)



    Windows 7/Vista : C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Temp

    Windows XP : C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp

    Mac OS : Macintosh HD/Users/<ユーザー名>/ライブラリ/Logs

     
  2.  メモ帳(Windows)やテキストエディット(Macintosh)を使用して、PDApp.log ファイルを開きます。

    PDApp.log ファイルには、過去のインストール処理がすべて順に記録されています。各行の先頭には日付と時刻が記録され、また、インストール処理の先頭にはビルド番号(Build Version)が記録されます。

    確認する必要があるのは直近のログのみです。どのビルドが直近の処理なのか判別できない場合は、PDApp.log ファイルを削除し、インストーラーを再度実行してください。
  3. 直近のインストール処理の記録に、[ERROR] または [FATAL] と記述されている以下のような行が無いか確認します。

    5/1/2010 13:49:48.847 [ERROR] DWA.SystemRequirement SystemRequirements check FAILED for payload - Adobe Media Encoder CS5 PCI WRAPPER

    5/1/2010 13:49:20 [FATAL] PIM - Error could not create PIM Common Folder Path... F:\Program Files (x86)\Common Files\Adobe\OOBE\PDApp\ 

  4. 弊社サポート Web サイトを検索します。使用しているコンピューターに固有の情報(ファイルパスなど)は省いて検索を行ってください。事例の多いケースとしては、例えば「DWA.SystemRequirement SystemRequirements check FAILED for payload」や「PIM - Error could not create PIM Common Folder Path」などです。

C. Support Advisor を使用したトラブルシューティング

Adobe Support Advisor は、Creative Suite 製品のログファイルを読み込む無償の AIR ベースアプリケーションで、解決方法が記載される文書のリンクを提供します。詳細については、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 234471 Adobe Support Advisor(ASA)の使用方法

D. 問題が解決しない場合

以下の弊社ユーザーフォーラムにおいて、弊社製品を使用しているユーザーから同じような問題が報告されているかを参照することができます。別のコンピューターでも同じ問題が確認できた場合、弊社テクニカルサポートにおいても、問題を再現し検証を行える可能性があります。

URL : http://forums.adobe.com/community/international_forums/japanese

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