Dreamweaver を終了します。
この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。
A. はじめに
この文書では、Adobe Dreamweaver の操作中に発生する以下のような現象について説明しています。
- ファイルを開く際に、「Dreamweaver で<拡張子>ファイルを開くことができません」エラーが表示される。
- コードビューのカラー設定が、ファイルの種類と一致していない。
- 特定のファイルの種類において、セーバーモデル機能が使用できない。
- デザインビューでページを開けない。コードビューでのみ開ける。
- ファイル/保存を選択するか、またはファイル/開くを選択すると、必要なファイルの種類が表示されない。
Dreamweaver は、様々な種類のファイルを編集することができます。この文書では、以下の方法について説明しています。
- 新しい種類のファイルを編集できるよう、Extension.txt および MMDocumentTypes.xml ファイルを編集する。
- 新しい種類のファイルをデザインビューで開けるように「コードビューで開く」環境設定を変更する。
重要 : この文書の手順には、オペレーティングシステムの初期設定で非表示になっている隠しフォルダーにアクセスする操作が含まれています。隠しフォルダーにアクセスする方法については、以下の文書を参照してください。
Extensions.txt ファイル
Dreamweaver が認識するファイルの種類は、すべて Extensions.txt ファイルに記録されています。このファイルは、メモ帳やテキストエディットなどのプレーンテキストエディターで編集できます。Dreamweaver では Extensions.txt ファイルの編集を行わないでください。
MMDocumentTypes.xml ファイル
MMDocumentTypes.xml ファイルには、ドキュメントの種類に関する定義、および各種類に関連付けられているファイル拡張子の一覧が含まれています。Extensions.txt ファイルに拡張子を追加することによって、Dreamweaver はファイルを認識できるようになり、開くことができますが、MMDocumentTypes.xml ファイルに追加することによって、Dreamweaver が対象の拡張子をどのように扱うかを定義することができます。
注意 : MMDocumentTypes.xml に関する詳しい情報については、Dreamweaver ヘルプを参照してください。
「コードビューで開く」環境設定
「コードビューで開く」環境設定により、特定の拡張子をデザインビューで開けないようにすることができます。この設定は、編集(Windows)/Dreamweaver(Mac OS)から「環境設定」を選択し、「ファイルタイプ/エディター」セクションから変更できます。デザインビューで開く必要のあるファイルについては、ここに追加しないよう注意してください。
B. Extensions.txt ファイルの編集
Dreamweaver が認識しない種類のファイルを開こうとすると、「Dreamweaver で<拡張子>ファイルを開くことができません」エラーが表示されます。Dreamweaver が認識可能な拡張子の一覧に、新しい拡張子を追加することができます。新しい拡張子を追加するには、Extensions.txt ファイルを編集します。Extension.txt ファイルの項目により、開くダイアログボックスおよび保存ダイアログボックス内に表示されるファイルの順序を指定することもできます。
以下の手順では、例として .inc 拡張子のファイルを Dreamweaver で開けるように設定しています。
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以下のファイルを開きます。
- Windows Vista 以降
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Dreamweaver <バージョン>\ja_JP\Configuration - Windows XP
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Adobe\Dreamweaver <バージョン>\ja_JP\Configuration - Mac OS
Macintosh HD/Users/<ユーザー名>/Library/Application Support/Adobe/Dreamweaver <バージョン>/ja_JP/Configuration
注意:注意 : このファイルの変更は、オペレーティングシステムに現在ログインしているユーザーに対してのみ適用されます。複数ユーザー環境における Dreamweaver 設定のカスタマイズについて、詳しくは Customizing Dreamweaver(英語)を参照してください。
- Windows Vista 以降
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メモ帳やテキストエディットなどのプレーンテキストエディターを使用して、Extensions.txt ファイルを開きます。
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行末に「:All Documents」と追加されている行に、拡張子「INC」を追加します。拡張子は大文字で入力し、カンマで区切ってください。
例: HTML,HTM,SHTM,SHTML,INC:All Documents
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既存のドキュメントグループに拡張子を追加する場合は、対象のグループ内に拡張子を追加します。新しいドキュメントグループを追加する場合は、新しいドキュメントの種類と、対応する拡張子を新しい行に入力します。
例: INC:Include Files
注意:サーバーサイドインクルードのグループに追加する場合は、以下のように記述します。
例: SHTM,SHTML,STM,SSI,INC:Server-Side Includes
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ファイルを上書き保存し、Dreamweaver を起動します。
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INC ファイルを開きます。コードビューでのみ開かれることを確認します。また、ファイル/別名で保存を選択し、ファイルの種類ポップアップメニューに INC 拡張子が追加されていることを確認します。
ファイルの種類ポップアップメニュー(開くダイアログおよび保存ダイアログ)に表示される順序は、Extensions.txt ファイル内の順序が反映されます。
デザインビュー、コードカラーリング、サーバービヘイビア等の機能が動作するようにするには、以下の手順に従って MMDocumentTypes.xml ファイルを編集する必要があります。
C. MMDocumentTypes.xml ファイル
Extensions.txt ファイルは Dreamweaver が認識する拡張子のリストですが、サーバーモデル、コードカラーリング、拡張子の説明やドキュメントの種類等の情報については、MMDocumentTypes.xml ファイルに格納されています。
Extensions.txt ファイルにのみ拡張子を追加した場合、Dreamweaver が対象の拡張子をどのように処理するべきかが識別できないため、コードビューでのみ表示され、コードカラーリングなども動作しません。デザインビューで開き、コードカラーリングなどの機能を動作させるには、MMDocumentTypes.xml ファイルを編集します。
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Dreamweaver を終了します。
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以下のフォルダーを開きます。
- 64 ビット版 Windows
C:\Program Files (x86)\Adobe\Adobe Dreamweaver <バージョン>\configuration\DocumentTypes
- 32 ビット版 Windows
C:\Program Files\Adobe\Adobe Dreamweaver <バージョン>\configuration\DocumentTypes - Mac OS
Macintosh HD/Applications/Adobe Dreamweaver <バージョン>/Configuration/DocumentTypes
- 64 ビット版 Windows
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メモ帳やテキストエディットなどのプレーンテキストエディターを使用して、MMDocumentTypes.xml ファイルを開きます。
注意:注意 : Dreamweaver では開かないでください。
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以下の要素が存在することを確認します。
<documenttype id="HTML" internaltype="HTML" winfileextension="html,htm,shtml,shtm,stm,tpl,lasso,xhtml" macfileextension="html,htm,shtml,shtm,tpl,lasso,xhtml,ssi" file="Default.html" writebyteordermark="false">
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上記の要素に inc 拡張子を追加します。以下のように変更します。
<documenttype id="HTML" internaltype="HTML" winfileextension="html,htm,shtml,shtm,stm,tpl,lasso,xhtml,inc" macfileextension="html,htm,shtml,shtm,tpl,lasso,xhtml,ssi,inc" file="Default.html" writebyteordermark="false">
このように編集することにより、.inc ファイルは HTML ファイルとして認識され、デザインビューで開かれるようになります。
注意:このリストの先頭に記述されている拡張子が、対象グループのデフォルト拡張子となるため、注意してください。
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ファイルを上書き保存します。
注意:注意 : 上書き保存できない場合は、一旦デスクトップなどに保存してから、Windows エクスプローラーまたは Finder の操作で、デスクトップから以下のフォルダーに移動してください。置換の確認メッセージが表示された場合は、上書きするオプションを選択してください。
- 64 ビット版 Windows
C:\Program Files (x86)\Adobe\Adobe Dreamweaver <バージョン>\configuration\DocumentTypes
- 32 ビット版 Windows
C:\Program Files\Adobe\Adobe Dreamweaver <バージョン>\configuration\DocumentTypes - Mac OS
Macintosh HD/Applications/Adobe Dreamweaver <バージョン>/configuration/DocumentTypes
- 64 ビット版 Windows
注意 : 上記のフォルダー内に MMDocumentTypes.xml ファイルのバックアップを保存しないでください。バックアップが保存されている状態で Dreamweaver を起動すると、以下のようなメッセージが表示されます。
- 「ドキュメントタイプ "<拡張子>"は追加されません。使用するファイル拡張子が、既に別のドキュメントタイプに関連付けられているためです。」
バックアップを保存する必要がある場合は、デスクトップなどの別の場所に専用のフォルダーを作成し、そこに保存してください。

D. 「コードビューで開く」環境設定
編集(Windows)/Dreamweaver(Mac OS)メニューから「環境設定」を選択し、「ファイルタイプ/エディター」を選択します。Dreamweaver の初期設定では、.inc ファイルは「コードビューで開く」のリストに含まれているため、これを削除します。これで .inc ファイルをデザインビューで開けるようになります。

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