この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。
日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。
内容 (What’s Covered)
A-1. Encore DVD 1.0.1 アップデート(Encore DVD 1.0 のみ)
A-5. DVD ディスク、またはフォルダをビルドする前に、プロジェクトアセットをトランスコードします
C-11. 他のアプリケーションで DVD の作成を行います
C-12. 他の全ての DVD アプリケーションを終了します
C-13. Windows レジストリ内の DVD ドライバリストをリフレッシュします
C-14. Encore DVD を Safe モードで再インストールします
D-1. プロジェクトで使用されているファイルのトラブルシューティング
D-2. プロジェクトで使用されるアセットのトラブルシューティング
この文書は、Adobe Encore DVD 1.0/1.5 でプロジェクトを DVD に書き出す際に生じる問題を解決するための、さまざまな対処方法について説明します。エラーやフリーズ、Encore DVD の予期しない突然の終了など、現象はさまざまな形で現れます。Encore DVD が具体的なエラーメッセージを表示した場合は、そのエラーに特化した対処方法が既に提示されていないか、弊社サポートデータベースでご確認ください。
より効果的なトラブルシューティングを行うためには、記載されている順番通りに作業を行います。実行した作業やその際のエラーなどはメモに記録しておいてください。弊社テクニカルサポートに問い合わせる際は、それらの情報を利用することにより、さらに適切なサポートを行うことができます。
注意 : この文書に記載の操作で、 DVD へのビルド作業が含まれている場合は、 DVD ディスクを無用な消費を避けるために、[DVD ディスク作成] ダイアログボックスで書き込みを行う前に、「書き込みの前にテストを実行」を選択してください。テストが成功した場合は、Encore DVD はディスクにそのまま書き込みます。テストが失敗した場合は、Encore DVD はテストが失敗した理由についての詳細なエラーを表示します。
このセクションの作業は、最も一般的なシステムエラーの解決に役立ちます。
システムエラー発生後は、メモリを初期化するために必ずコンピュータを再起動してください。再起動せずに作業を続行すると、問題が複雑になることがあります。
A-1. Encore DVD 1.0.1 アップデート(Encore DVD 1.0 のみ)
Encore DVD 1.0.1 アップデータでは Encore DVD 1.0 で確認されたいくつかの問題点が修正されています。1.0.1 アップデータは以下の弊社 Web サイトからダウンロードすることができます。(無償)
ダウンロードサイト URL : http://www.adobe.co.jp/support/downloads/main.html
システムが以下の要件を満たしていない場合、Encore DVD は正常に動作しない場合があります。複雑で大きなプロジェクトで作業する場合は、ハードディスクの空き容量やメモリの追加などによって改善する可能性があります。サードパーティ製のアナログのみ、またはアナログ/DV キャプチャーカードを使用している場合は、システムがキャプチャーカードの製造元によって指定されている要件を満たしているかについても確認する必要があります。
Encore DVD の必要システム構成は以下のとおりです。
Encore DVD 1.0
- Intel(R) Pentium(R) III 800MHz 以上のプロセッサ(Pentium 4 およびマルチプロセッサを推奨)
- Microsoft(R) Windows(R) XP Professional または Windows XP Home Edition
- 256MB 以上の RAM(512MB 以上を推奨)
- インストール用に 500MB の空き容量のあるハードディスク
- コンテンツ追加用に 2GB の空き容量のあるハードディスクを推奨
- 作業用に 10GB 以上のハードディスクまたはディスクアレイを推奨
- 1,280 × 1,024 32 ビットカラー、DirectX 互換ビデオディスプレイアダプタ(デュアルモニタを推奨)
- DVD-ROM ドライブ
- サポートされている DVD バーナ *1
- ステレオサウンドカード
Encore DVD 1.5
- Intel Pentium III 800 MHz 以上のプロセッサ(Pentium4 またはマルチプロセッサを推奨)
- Microsoft(R) Windows(R) XP 日本語版 Service Pack 1(Windows XP Service Pack 2 上の Adobe アプリケーションの動作について)
- 256 MB 以上のRAM(512 MB 以上を推奨)
- インストール用に1GB以上の空き容量のあるハードディスク
- 追加コンテンツ用に 5 GB 以上の空き容量のあるハードディスクを推奨
- ワーク用に 10 GB 以上の空き容量のあるハードディスクまたはディスクアレイを推奨
- 1280 × 1024 以上の画面解像度をサポートするディスプレイ (デュアルモニタを推奨)
- 24bit以上のカラー表示をサポートするグラフィックカード
- DVD-ROMドライブ
- DVD ライター(DVD -R/RW+R/RW) *1
- ステレオサウンドカード
- Apple Quick Time 6.5 日本語版を推奨
*1DVD ライター、DLT ドライブ対応リストについては、http://www.adobe.co.jp/products/encore/systemreqs.html を参照してください。
ビデオとオーディオを組み合わせて最大 9.8 Mbps 以上のビットレートは指定できません。カスタムトランスコード設定で 9.8 Mbps 以上のビットレートを設定している場合は、エラーの原因となる可能性があります。
以下の操作手順で使用しているトランスコードプリセット設定を確認してください。
ディスプレイカード製造元に最新のドライバについてお問い合わせください。ディスプレイカードの種類によってはハードウェアアクセラレータを減少させ、Windows を再起動することやモニタの色数を 16 ビットモードに変更することで改善する可能性があります。
Encore DVD 1.0 を使用している場合は、VRAM が 16MB のディスプレイカードを使用してみてください。
A-5. DVD ディスク、またはフォルダをビルドする前に、プロジェクトアセットをトランスコードします
プロジェクト内のアセットアイコンを右クリックし、[今すぐトランスコード] を選択します。トランスコード中にエラーが発生した場合は、特定のメディアアセットに問題がある可能性があります。アセットを再作成し、古いものと置き換えます。
上記のトラブルシューティングで問題が解決しなかった場合は以下の操作を行います。
以下のセクションの手順は、問題の原因が読み込んだアセット自体にあるのか、もしくは DVD ドライブやその他のシステム関連の問題であるのかを特定するのに役立ちます。
以下の操作手順で DVD ドライブのテストを行います。
以下の手順では、ハードウェアデバイス、システム設定、またはシステム上の他のアプリケーションとの競合の可能性を明確にします。
DVD ドライブは、特定のディスクフォーマットのみをサポートするようにデザインされています。どのディスクフォーマットがお使いの DVD ドライブにサポートされているのかについては、コンピュータまたは DVD ドライブの製造元にお問い合わせください。
DVD ドライブは、Encore DVD の他のアプリケーションとの連携のように、 DVD メディアのブランドによってうまく動作したりしなかったりする場合もあります。
書き換え可能な DVD-RW ディスクを使用している場合は、サードパーティ製のユーティリティを使用して、プロジェクトをビルドする前に完全にディスク内のデータを消去します。
プロジェクトが DVD ディスクの最大容量以上である場合、 DVD への書き出しはできません。Encore DVD の [ディスク] タブをクリックすることで、ディスクの容量をチェックできます。
お使いの DVD ライターが最新のファームウェアを使用しているかどうかについて、製造元にお問い合わせください。
[DVD ディスク作成] ダイアログボックスの [書き込み速度] ポップアップメニューからより低いスピードを選択します。
コンピュータに他の DVD ライターが接続されている場合、Encore DVD に問題を引き起こす可能性があります。お使いの DVD ライターに干渉していないか確認するために、Encore DVD プロジェクトのビルドの前に、他の DVD ライターの接続を全て解除します。
アンチウィルスソフトウェア、ファイアウォールソフトウェア、またはその他のアプリケーションや Windows 起動の際に読み込まれるサービスが DVD 作成プロセスに干渉している可能性があります。Windows XP システム構成ユーティリティを使用して一時的に最小限のスタートアップアイテムとサービスだけを有効にします。
以下の操作手順を行います。
問題が再現しない場合
スタートアップアイテムの一部が Encore DVD と競合しています。スタートアップアイテムを 1 つずつ有効にし、どのアイテムが Encore DVD と競合しているのかを確認します。その後、そのアイテムの製造元にアップデートがあるか確認します。
問題が再現する場合
スタートアップアイテムは問題の原因ではありません。以下の操作を行い、アイテムを再度有効にします。
Encore DVD プロジェクトを DVD にビルドしてみます。エラーなしで実行できた場合、IMAPI CD-Burning COM サービスを再度有効にします。
これを行うには上記の手順をくりかえしますが、上記の 手順 5. でスタートアップの種類を「自動」に選択します。
DMA(Direct Memory Access)と PIO(program Input/Output)は、データ転送に使用されます。PIO を DMA の代わりに使用するよう設定されたドライブは DMA を使用するドライブよりも多く CPU サイクルを要求し、データ転送が遅くなります。 DVD ドライブに対して DMA を選択することで、ドライブパフォーマンスを改善し、エラーの可能性を減少させることができるかもしれません。
注意 : 以下の手順を行う前に、BIOS 上 で DMA を有効にする必要があります。詳細についてはコンピュータ、またはマザーボードの文書を参照してください。
DVD ドライブに DMA を選択するには、以下の操作手順を行います。
Windows Autoplay は Encore DVD と競合する可能性があり、エラーを引き起こす可能性があります。Autoplay を無効にするなどの詳細については Windows XP のヘルプを参照してください。
C-11. 他のアプリケーションで DVD の作成を行います
他のアプリケーションで DVD を作成することができない場合、 DVD ライター、またはそれに関連したドライバーなどが問題の原因である可能性があります。製造元に DVD ライターについての情報をお問い合わせください。
C-12. 他の全ての DVD アプリケーションを終了します
DVD ライターのドライバにアクセスするアプリケーションが Encore DVD と同時に実行されている場合、Encore DVD と競合し、エラーの原因となる可能性があります。他の全ての DVD 関連アプリケーションを終了し、プロジェクトをビルドする前にコンピュータを再起動して、それらのアプリケーションが Encore DVD を干渉していないか確認します。
C-13. Windows レジストリ内の DVD ドライバリストをリフレッシュします
他の DVD や CD 作成アプリケーションをインストールすると、Windows レジストリ内のドライバリストが変更される可能性があります。このリストをリフレッシュすることで、Encore DVD から DVD ライターへのアクセスに関する問題を解決できるかもしれません。
警告 : Windows レジストリには、コンピュータとアプリケーションのための重要な情報が含まれています。レジストリの誤った変更によって生じる問題については、弊社ではサポートを行っておりません。システムファイルの編集に慣れていない方は、レジストリを変更しないようにしてください。変更する前には、必ずレジストリのバックアップを取ってください。「レジストリエディタ」の詳細は、Windows のマニュアルを参照するか、Microsoft 社のテクニカルサポートにお問い合わせください。
Windows レジストリ内の DVD ドライバリストをリフレッシュするには、以下の操作手順を行います。
注意 : この手順で問題が解決しない場合、Windows レジストリ内の DVD ドライバリストを復元するには、手順 5. でエクスポートしたレジストリキーをダブルクリックし、Windows を再起動します。
C-14. Encore DVD を Safe モードで再インストールします
Windows で自動的に読み込まれるデバイスドライバとソフトウェア(スクリーンセーバ、ウィルス防御ユーティリティなど)が、Encore DVD インストーラとコンフリクトを起こし、問題が発生することがあります。このような問題を回避するためには、Windows を Safe モードにして Encore DVD をインストールします。 Safe モードでは標準のもの以外のデバイスドライバとスタートアップソフトウェアが無効になります。
Encore DVD を Safe モードでインストールするには、以下の操作手順を行います。
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