この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。

内容 (What's Covered)

A. 環境設定ファイルの再作成

B. フォントのトラブルシューティング

C. アプリケーションキャッシュの削除

D. ログイン項目のトラブルシューティング

E. ユーザーの「ライブラリ」フォルダーのアクセス権を初期化

F. 起動ディスクの修復

G. 新規ユーザーアカウントの作成

この文書は、Mac OS X で Adobe アプリケーションを使用中に、特定のユーザーアカウントで以下のような予期しない問題が発生する場合の対処方法について説明します。新規作成したユーザーアカウントでは問題が発生せず、特定のユーザーアカウントでのみ問題が発生する場合はこの文書のトラブルシューティングを行ってください。

  • アプリケーションが起動しない
  • 不正なコマンドが実行される
  • エラーメッセージが表示される

以下のトラブルシューティングを行う前に、起動ディスク内の個人用データのバックアップを作成します。

この文書で紹介するいくつかの手順では、管理者パスワードの入力を要求される場合があります。パスワードの入力画面が表示された場合は、管理者権限のあるユーザー名とパスワードを入力して [OK] をクリックします。

アカウントに特化した問題は、多くの原因が考えられます。この文書では、もっとも一般的な原因の対処方法について説明しています。より詳細なアカウントのトラブルシューティングについては、Apple 社テクニカルサポートにお問い合わせください。

特定のユーザーアカウントで予期しない問題が発生する場合のトラブルシューティング

問題が発生するユーザーアカウントでコンピューターにログインし、以下の操作を順番に行います。

A. 環境設定ファイルの再作成

Adobe アプリケーションは、カスタマイズした設定をユーザーアカウントごとの環境設定ファイルに保存します。

特定のユーザーアカウントのみで問題が発生する場合、ユーザーの環境設定ファイルが破損している可能性があります。既存の環境設定ファイル、または環境設定ファイルが格納されているフォルダーの名前を変更してアプリケーションを再起動し、環境設定ファイルを再作成します。

以下の操作を行います。

 注意 : 以下の操作を行うと、アプリケーションの設定が初期化されます。

  1. 問題が発生するアプリケーションが起動している場合は終了します。
  2. Finder で以下のいずれか、または複数のフォルダーを開き、環境設定ファイルまたは環境設定フォルダーの名前を変更します。(例 : 「com.adobe.Photoshop.plist.old」、「Adobe Photoshop CS5 Old」)

    ※ 各アプリケーションの環境設定ファイル名およびフォルダー名については、弊社サポートデータベースで「<アプリケーション名> 環境設定 再作成」などのキーワードを入力し使用しているアプリケーションの情報を検索します。

    サポートデータベース URL : http://www.adobe.com/go/support_faq_jp

    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザー名>/ライブラリ/Preferences
    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザー名>/ライブラリ/Preferences/Adobe
    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザー名>/ライブラリ/Application Support/Adobe
  3. アプリケーションを起動して問題を再現します。
    • 問題が再現する場合 :

      環境設定ファイルを再作成後も問題が発生する場合、問題の原因は環境設定ファイルの破損ではありません。カスタマイズした設定を復元するには、再作成された環境設定ファイルおよびフォルダーを削除し、手順 2. で変更したファイルおよびフォルダー名を元の名前に戻します。
    • 問題が再現しない場合 :

      問題が再現しない場合、環境設定ファイルの破損が問題の原因となっていた可能性があります。

環境設定の保存場所について

いくつかのアプリケーションは、フォルダーと個別のファイルに環境設定を保存します。たとえば、Adobe Photoshop CS5 の環境設定は「com.adobe.Photoshop.plist」ファイルと「Adobe Photoshop CS5」フォルダーに保存されます。また、Adobe Premiere Pro CS5 の場合は、上記以外に「Layouts」、「Settings」、「Styles」という名前のフォルダーで追加の環境設定を保存します。これらのフォルダーは以下の場所に保存されます。

Macintosh HD/ユーザ/<ユーザー名>/書類/Adobe/Premiere Pro/5.0

 

B. フォントのトラブルシューティング

アプリケーションが破損しているフォントにアクセスすると、システムエラーやフリーズ、または表示に関する問題が発生する可能性があります。

Mac OS X では、フォントをインストールする際にすべてのユーザーアカウントまたは個別のユーザーアカウントを選択してインストールできます。アカウントに特化した問題が発生している場合は、以下の操作を行い破損しているフォントを特定します。

ユーザーフォントの無効化

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. Adobe Type Manager や Extensis Suitcase などのフォント管理ユーティリティをすべて無効にします。
  3. Finder の [移動] メニューから [アプリケーション] を選択します。
  4. 「Font Book」をダブルクリックします。
  5. Font Book 左側の [コレクション] に表示されているリストから [ユーザ] を選択します。
  6. [フォント] セクションで任意のフォントを選択し、[編集] メニューから [すべてを選択] を選択します。
  7. [編集] メニューから ["ユーザ" を使用停止] を選択します。
  8. コンピューターを再起動し、フォントキャッシュの削除手順に進みます。

フォントキャッシュの削除

  1. Finder の [ファイル] メニューから [検索] を選択します。
  2. 以下のいずれかの操作を行います。

    Mac OS X 10.5 以降 :

    [コンピュータ] をクリックし、ウィンドウ右上の検索フィールドに「AdobeFnt」と入力して、Return キーを押します。

    Mac OS X 10.4.x :

    表示されたウィンドウ右上の検索フィールドに「AdobeFnt」と入力し、Enter キーを押します。

     
  3. 検出された「AdobeFntxx.lst」ファイル(xx には数字が入ります。例えば「AdobeFnt11.lst」など)をすべて削除します。
  4. 以下のフォルダを開き、すべての「AdobeFntxx.lst」ファイル(xxには数字が入ります。)を削除します。
    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Caches/Adobe/Fonts
    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Caches/Adobe/TypeSpt
    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Caches/Adobe/TypeSupport
    • Macintosh HD/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Caches/Adobe/TypeSupport/CMaps
  5. コンピューターを再起動し、問題を再現します。

    • 問題が再現しない場合 :

      停止したフォントのいずれかが破損している可能性があります。停止したフォントを 1 つずつ使用可能にしてそのつど問題が再現するか確認し、破損しているフォントを特定します。問題の原因となるフォントファイルを特定したら、オリジナルメディアから問題のフォントを再インストールします。
    • 問題が再現する場合 :

      フォントの破損が問題の原因ではありません。上記手順で停止したフォントをすべて使用可能にします。

停止したフォントを使用可能にするには、以下の操作を行います。

  1. [コレクション] セクションで [ユーザ] を選択し、以下のいずれかの操作を行います。
    • 1 つのフォントを使用可能にする場合 :

      使用可能にするフォントを選択します。
    • すべてのフォントを使用可能にする場合 :

      [フォント] セクションで任意のフォントを選択し、[編集] メニューから [すべてを選択] を選択します。
  2. [フォント] セクション下部の、空欄のチェックボックスが描かれている [選択したフォントを使用可能にします] ボタンをクリックします。



 

C. アプリケーションキャッシュの削除

アプリケーションによっては、キャッシュファイルと呼ばれる一時的なデータファイルが作成されます。キャッシュファイルのファイルサイズが極端に大きいか、破損している場合、アプリケーションで予期しない問題が発生する原因となる可能性があります。

以下の操作を行います。

  1. Adobe アプリケーションを終了します。
  2. 以下の場所に保存されている「Adobe」フォルダーを削除します。



    Macintosh HD/ユーザ/<ユーザー名>/ライブラリ/Caches

     

     
  3. Adobe アプリケーションの名前、またはアプリケーションに関連する名前のファイルおよびフォルダーを削除します。

    ※ たとえば、Photoshop で問題が発生する場合は「com.adobe.Photoshop」の他に「Adobe Camera Raw」フォルダーも削除します。
  4. アプリケーションを起動し、問題を再現します。問題が解決しない場合は次のセクションに進みます。

 

D. ログイン項目のトラブルシューティング

コンピューターへのログイン時、自動的に実行されるアプリケーションや拡張機能が正しく動作していないか、破損、または Adobe アプリケーションとの互換性がない場合、予期しない問題が発生することがあります。ログイン項目を一時的に無効にして原因を特定します。

以下の操作を行います。

※ 以下の操作は、ユーザー固有のログイン項目のみを無効にする方法です。ウイルス対策ソフトウェアなど、すべてのユーザーアカウントに共通するログイン項目は実行されます。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [アップル] メニューから [<ユーザー名> をログアウト] を選択します。
  3. 「すべてのアプリケーションを終了して、今すぐログアウトしてもよろしいですか?」と表示されたら [ログアウト] をクリックします。
  4. 問題が発生するユーザアカウントを選択します。
  5. パスワードを入力して Return キーを押し、その直後に Shift キーを押し続けます。
  6. デスクトップが完全に表示されたら、Shift キーを離します。
  7. アプリケーションを起動し、問題を再現します。
    • 問題が再現する場合 :

      ログイン項目は問題の原因ではありません。ログイン項目再度有効にするには、上記手順 1. ~ 3. の操作を行い、Shift キーは押さずにログインします。
    • 問題が再現しない場合 :

      ログイン項目のいずれかが問題の原因となっている可能性があります。以下のログイン項目の問題を特定するにはの操作を行います。

ログイン項目の問題を特定するには

  1. 上記手順 1. ~ 3. の操作を行い、Shift キーは押さずにログインします。
  2. [アップル] メニューから [システム環境設定] を選択します。
  3. [アカウント] をクリックします。
  4. [アカウント] ウインドウ左下にある鍵のアイコンの状態を確認します。鍵が閉じている場合は a. ~ b. の操作を行います。





     
    1. 「変更するにはカギをクリックします。」と表示されている左隣にある、鍵マークのアイコンをクリックします。





       
    2. 「"システム環境設定"を操作するには、パスワードを入力してください。」と表示されたら、ユーザ名とパスワードを入力し [OK] をクリックします。
  5. ユーザーリストから問題が発生するユーザーアカウントを選択します。
  6. [ログイン項目] タブを選択し、表示されている項目をメモなどに記録します。





     
  7. ログイン項目を 1 つ選択し、リスト下部のマイナス(-)ボタンをクリックして削除します。
  8. Adobe アプリケーションを起動し、問題を再現します。
    • 問題が再現する場合 :

      アプリケーションを終了し、手順 7. ~ 8. の操作を繰り返し行います。
    • 問題が再現しない場合 :

      直前に削除したログイン項目が問題の原因となっている可能性があります。原因となるログイン項目のアップデートについて、開発元にお問い合わせください。削除したログイン項目を復元するには、プラス(+)ボタンをクリックするか、リストにアプリケーションアイコンをドラッグ&ドロップして項目を追加します。

 

E. ユーザーの「ライブラリ」フォルダーのアクセス権を初期化

以下の操作は、問題が発生するユーザーアカウントが管理者アカウントでアカウントにパスワードが設定されている場合にのみ行うことができます。

Mac OS X ボリュームのすべてのファイルおよびフォルダーには、UNIX スタイルの所有者およびアクセス権設定が組み込まれています。これらの設定により、ユーザーアカウントごとにファイルまたはフォルダーへのアクセス許可が決定されます。

ユーザーの「ライブラリ」フォルダーおよびサブフォルダーのアクセス権が破損または誤って設定されている場合、Adobe アプリケーションで予期しない問題が発生する可能性があります。以下の手順では、UNIX コマンド「chmod」および「chown」を使用してアクセス権を修復します。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. Finder の [移動] メニューから [ホーム] を選択します。
  3. ウインドウタイトルに表示されている名前(ショートネーム)を確認し、メモなどに記録します。





     
  4. Finder の [移動] メニューから [ユーティリティ] を選択します。
  5. 「ターミナル」アイコンをダブルクリックします。
  6. 以下のコマンドを入力して Return キーを押します。



     重要 : 以下のコマンド例では、<ユーザーのショートネーム>を手順 3. で確認したショートネームに置き換えて入力します。ショートネームはすべて小文字で入力してください。Mac OS X 10.5 以降の場合、ショートネームの後にコロン(:)を入力し「staff」と入力します。Mac OS X 10.4 の場合、ショートネームはコロン(:)で区切って二回入力します。

    • Mac OS X  10.5 以降 :

      sudo chown -R <ユーザーのショートネーム>:staff ~/Library
    • Mac OS X 10.4.x :

      sudo chown -R <ユーザーのショートネーム>:<ユーザーのショートネーム> ~/Library
  7. 「Password:」と表示されたらパスワードを入力して Return キーを押します。

    ※ 入力したパスワードは表示されません。
  8. 以下のコマンドを入力して Return キーを押します。



    sudo chmod -R 700 ~/Library

     
  9. ターミナルを終了します。
  10. Adobe アプリケーションを起動し、問題を再現します。問題が再現する場合は次のセクションへ進みます。

 

F. 起動ディスクの修復

起動ディスクのアクセス権が破損していると、予期しない問題が発生する可能性があります。Mac OS X 付属の「ディスクユーティリティ」を使用してアクセス権の修復を行います。Mac OS X のインストールディスクが利用できない場合は、以下の Apple 社 Web サイトを参照して修復を実行します。

URL : http://support.apple.com/kb/TS1417?viewlocale=ja_JP

以下の操作を行います。

注意:

Mac OS X 10.11 El Capitan から、システムファイルのアクセス権は自動的に保護されるようになりました。ディスクユーティリティによるアクセス権の検証や修復は不要です。詳細については、以下の Apple 社 Web サイトを参照してください。

https://support.apple.com/ja-jp/HT201560

  1. Finder の [移動] メニューから [ユーティリティ] を選択します。
  2. 「ディスクユーティリティ」をダブルクリックします。





     
  3. [First Aid] タブをクリックして表示します。
  4. チェックするボリュームを選択して、[ディスクのアクセス権を検証] ボタンをクリックし、検証します。
  5. 不正なアクセス権が設定されていた場合には、[ディスクのアクセス権を修復] ボタンをクリックし、修復します。

 

G. 新規ユーザーアカウントの作成

上記手順で問題が解決しない場合、新規ユーザーアカウントを作成し、個人用のファイルをコピーまたは移動して使用することを推奨します。新規ユーザーアカウントの作成方法については、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 cpsid_83227 新規ユーザーアカウントの作成方法

作成した新規アカウントに個人用ファイルをコピーする方法については、Apple 社サポートにお問い合わせください。

 

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

リーガルノーティス   |   プライバシーポリシー