Content Credentials 生成 AI 学習および使用環境設定

最終更新日 : 2025年9月3日

生成 AI の学習と使用環境設定を行って、サポートされている生成 AI モデルがコンテンツを使用または学習しないようにする方法について説明します。

アドビは、クリエイターが自分のコンテンツの使い方を自在に制御できるようサポートしています。Adobe Content Authenticity(Beta)またはその他のサポートされているアプリでこの環境設定を行うことにより、生成 AI がコンテンツを学習したり、スタイル参照構成参照などの新しいコンテンツの作成に自分のコンテンツを使用したりしないように指定できます。 

この環境設定は、Content Credentials を介して各ファイルに埋め込まれます。現在、この環境設定は Adobe FireflySpawning でサポートされています。

Adobe Content Authenticity(Beta)の生成 AI の学習と使用環境設定のインターフェイスには、「生成 AI モデルが自分のコンテンツをトレーニングまたは使用しないようにリクエストします」というオプションが表示され、確認済みの名前または接続されたソーシャルメディアアカウントの要件に関する注意書きも表示されます。
Adobe Content Authenticity(Beta)で生成 AI の学習と使用環境設定を行うためのインターフェイス

注意:

この環境設定を選択するには、確認済みの名前または少なくとも 1 つの接続されたソーシャルメディアアカウントを Content Credentials に含める必要があります。 

Adobe Firefly と Adobe Stock のワークフローへの影響

この環境設定が有効になっている場合、Firefly は Adobe Stock アセットなどのライセンス取得済みのコンテンツでのみ学習されるため、作品を Adobe Stock にアップロードすることはできません。 

このように環境設定を行うと、スタイル参照構成参照類似を生成などの Adobe Firefly ツールで自分の作品が使用されなくなります。コンテンツを学習しない場合でも、これらのツールは生成推論テクノロジーを使用するので、出力に影響を与えます。 

アップロードされた画像には Content Credentials が含まれ、生成 AI の学習や作成に使用しないというメッセージを表示するダイアログボックス。オプションには「キャンセル」と「別の画像をアップロード」があります。
Content Credentials の生成 AI 制限により画像のアップロードがブロックされました