Adobe Log Collector Tool について、およびアドビがログファイルを保存、保護、転送する方法について説明します。
Adobe Log Collector Tool は、デバイスからログを収集してアドビに送信します。Adobe Log Collector Tool は、バグの検出、アプリのパフォーマンスの向上、お客様からの質問への対応に役立ちます。
ログ作成
Log Collector Tool を実行すると、コンピュータから関連するファイルと以下の情報が収集されます。
- 暗号化された Adobe User ID
- 製品シリアル番号
- デバグおよびインストーラーログ情報
このツールは、情報を署名付きの ZXP ログファイルにコンパイルします。このツールは、この ZXP ファイルをアドビのサーバーに安全にアップロードするためのオプションを提供します。
ファイルのローカルコピーは、暗号化されていないプレーンテキストでデバイスに保存されます。これらのログに簡単にアクセスして表示できます。
ログデータのセキュリティと転送
収集されたデータのセキュリティを確保するため、ログは次の方法で安全に転送されます。
- Transport Layer Security(TLS)1.2
- HTTPS プロトコル
- SHA-256 暗号化
アドビの内部ネットワークにアップロードすると、ログはアドビのファイアウォールの背後にある安全なネットワークファイルシステムに保存されます。アドビは、このデータの保護のために厳格なセキュリティプロトコルに従います。
- 安全なデータ削除標準
- ネットワークセキュリティ標準
- データ分類および取り扱い標準
データの保存と保持
アドビはすべてのログデータを自社のデータセンターに保存しており、クラウドサービスを介して外部に保存したりアクセスしたりすることはありません。ログは、GDPR およびその他の規制ガイドラインに従って、アップロード日から 30 日間保持されます。
30 日経過後、アドビはすべてのシステムからデータを安全に削除します。これらのログにアクセスできるのは、承認されたアドビのサポートおよびエンジニアリングチームだけです。内部ツールにアクセスするには、マルチファクター認証を使用します。