波形エディターでのオーディオ録音

マイクをはじめ、サウンドカードのライン入力ポートに接続可能なあらゆるデバイスからオーディオを録音できます。録音の前に、S/N レベルを最適化するために入力信号を調整する必要があります(標準サウンドカードの録音レベルの調整またはプロ向けカードのドキュメントを参照してください)。

  1. オーディオ入力を設定します。(オーディオ入力および出力の設定を参照してください)。
  2. 次のいずれかを実行します。
    • 新しいファイルを作成します。

    • 既存のファイルを開き、新しいオーディオの上書き録音や追加録音を開始する位置に時間インジケーター を合わせます。

  3. エディターパネルの下部で、録音ボタン をクリックして録音を開始および停止します。

正しい DC オフセット

サウンドカードによっては、録音の信号に直流電圧が加わることにより、「DC オフセット」が生じ、波形の中心がゼロクロスラインからずれます。 DC オフセットにより、ファイルの先頭と最後でクリックノイズまたはポップノイズが発生する場合があります。

  1. 波形エディターで、テンプレート/DC オフセットを修復の順に選択します。

注意:

DC オフセットを測定するには、振幅の分析を参照してください。

マルチトラックエディターでのファイルへの直接録音

マルチトラックエディターでは、録音した個々のクリップが自動的に個別の WAV ファイルとして保存されます。ファイルへの直接録音は、多数のクリップを簡単に録音して保存できる非常に便利な機能です。

セッションフォルダー内の [セッション名]_Recorded フォルダーに、各録音済みクリップが保存されます。クリップのファイル名は、トラック名の後にテイク番号を付加した名前になります(例:Track 1_003.wav)。

録音後には、最終ミックスの完成度を上げるためにテイクを編集できます。例えば、ギターソロの複数テイクを作成した後で、個々のソロから良い部分を抽出して組み合わせることができます。(クリップのトリミングおよび拡張を参照してください)。また、ビデオのサウンドトラックとオーディオ CD とで別バージョンのソロを使用することもできます。

マルチトラックエディターでのオーディオクリップの録音

マルチトラックエディターでは、オーバーダビングによって複数のトラックにオーディオを録音できます。オーバーダビングする際は、既に録音済みのトラックを再生しながら、それに合わせて録音することで、高度なレイヤー構成を作成できます。録音したオーディオは毎回、トラック上の新しいオーディオクリップとなります。

  1. エディターパネルの「入力/出力」領域で、トラックの入力メニューからソースを選択します。

    注意:

    使用可能な入力を変更するには、「オーディオハードウェア」を選択して「設定」をクリックします。

  2. 目的のトラックで録音用に準備ボタン をクリックします。

    トラックメーターに入力が表示され、これを使用してレベルを最適化できます(このデフォルトおよび表示のレベルを録音中のみ無効にするには、マルチトラック環境設定で、「トラックが録音用に準備されている場合に入力の計測を有効にする」の選択を解除します)。

  3. トラックエフェクトや SENDS を使用してルーティングされたハードウェア入力を聴くには、「入力をモニター」ボタン をクリックします。

    注意:

    エフェクトや SENDS を使用して入力をルーティングするには、大量の処理が必要です。演奏者のタイミングの邪魔になるレイテンシー(知覚できる遅延)を短縮するには、オーディオ入力および出力の設定を参照してください。

  4. 複数のトラックで同時に録音するには、手順 1 ~ 3 を繰り返します。
  5. エディターパネルで、録音を開始する位置に時間インジケーター を移動するか、新しいクリップ用の範囲を指定します。
  6. パネルの下部で、録音ボタン をクリックして録音を開始および停止します。

マルチトラックエディターでの選択範囲へのパンチイン

録音したクリップ内に満足できない部分があれば、そのタイム範囲のみを選択して新しい録音をパンチインすることで、元のクリップを変更せずに、指定した範囲のみを録音し直すことができます。指定範囲への録音はパンチインを使用しなくても実行できますが、パンチインでは指定範囲の直前と直後の部分を試聴できるので、トランジションを自然なものにするために欠かせない前後のつながりを確認しながら作業できます。

重要な部分や難易度の高い部分に対しては、複数のテイクをパンチインしておき、その中から最良の演奏のテイクを選択したり、編集して各テイクの良い部分を組み合わせたりできます。

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パンチインで作成したテイク

  1. エディターパネルで、目的のトラック内で時間選択ツール をドラッグし、目的のクリップについて時間範囲を選択します。
  2. 正しいトラック入力を選択します。(トラックに対するオーディオ入力および出力の割り当てを参照してください)。
  3. 目的のトラックで録音用に準備ボタン をクリックします。
  4. 選択範囲より数秒ほど前の位置に時間インジケーター を合わせます。
  5. エディターパネルの下部で、録音ボタン をクリックします。

選択範囲より前のオーディオが再生され、選択範囲が録音されて、再生が再開されます。

マルチトラックエディターでの再生中のパンチイン

特定の範囲を指定してパンチインする必要がない場合は、再生中に任意のエリアに対してパンチインを実行できます。

  1. 録音用に 1 つ以上のトラックを準備します(マルチトラックエディターでのオーディオクリップの録音を参照してください)。

  2. エディターパネルの下部で、再生ボタン をクリックします。
  3. 録音を開始する領域に到達したら、録音ボタン をクリックします。録音が完了したら、録音ボタンをもう一度クリックします。

パンチインテイクの選択

複数のテイクをパンチインする場合は、テイクは互いにエディターパネルでレイヤー表示されます。テイク間を選択するには、次の手順を実行します。

  1. 時間選択ツール  で、パンチインテイクの先頭と末尾にスナップする範囲を選択します(クリップの終了点へのスナップを参照してください)。
  2. トラック内でクリップヘッダー上にマウスポインターを置きます(トラック名に続いてテイク番号がヘッダーに表示されます)。
  3. 最上部のテイクを別の場所(不要な再生を防ぐため通常はセッションの終わり)にドラッグします。
  4. セッションを再生します。前に移動したテイクのほうが良い場合は、そのテイクを選択された範囲にドラッグして戻します。

注意:

パンチイン範囲の時間中に元のクリップをミュートするには、ボリュームエンベロープを調整します(クリップ設定のオートメーション化を参照してください)。

入力モニタリング

入力モニタリングにより、録音デバイスからの入力を、実際の録音を開始する前に、レベルメーターを確認したり、入力音声を聴くことによってプレビューできます。
入力モニタリングを有効にするには、トラックヘッダーコントロールまたはミキサーの「I」ボタンをクリックします。「R」ボタンは、トラックを録音用に準備します。これは、環境設定に応じて、オーディオルーティングに影響します。

トラックを録音用に準備
トラックを録音用に準備

トラックレベルメーターは、トラック出力にルーティングされる入力デバイスからのオーディオを反映します。
Audition には、トラックを録音用に準備するとアクティブになる入力モニタリングモードが 2 つあります。

入力計測
入力計測

入力計測:入力計測のチェックボックスをオンにすると、トランスポートの停止中または録音中にトラックレベルメーターに入力レベルが表示されます。
入力計測を有効にするには、次の手順に従います。

1. Adobe Audition/環境設定/マルチトラックを選択します。

2. 「入力の測定を有効化」チェックボックスをオンにします。
 

レベルメーターについて詳しくは、レベルメーターの概要を参照してください。

スマートモニタリング:スマートモニタリングは、録音中およびプレイヤーの停止中に自動的に入力モニタリングを有効にします。これにより、オーバーダビングをより的確におこなうことができます。トランスポートの停止中、例えば話し手とコミュニケーションを取るために、オーディオ入力を聞くことができます。再生の開始後、入力は無視され、再生中のトラックのコンテンツのみが聞こえます。これは最適なパンチインポイントを見つけるために役立ちます。パンチイン後、録音を確認できるように、録音したコンテンツが再び聞こえるようになります。
入力モニタリングを有効にするには、次の手順に従います。


1. Adobe Audition/環境設定/マルチトラックを選択します。


2. 「スマートモニタリングを有効化」チェックボックスをオンにします。

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