マニュアル キャンセル

マーカーの操作

マーカー(「キュー」と呼ばれる場合もあります)は、波形内で定義する場所です。マーカーを使用して、波形内を簡単に移動し、範囲を選択したり、編集を実行したり、オーディオを再生したりできます。

Adobe Audition では、マーカーはポイントまたは範囲のいずれかで指定できます。ポイントとは、波形内の一点の時間位置(ファイルの先頭から 1:08.566 の位置など)を指します。範囲には開始タイムと終了タイムの両方があります(1:08.566 から 3:07.379 までのすべての波形など)。範囲の開始マーカーと終了マーカーをドラッグしてタイムを変更できます。

エディターパネルの上部にあるタイムラインで、マーカーの白いハンドルを選択、ドラッグまたは右クリックすると、追加のコマンドにアクセスできます。

マーカーの例

A. マーカーポイント B. マーカー範囲 

注意:

ファイルを保存するときにマーカーを保存するには、「マーカーと他のメタデータを含める」を選択します。

マーカーの追加、選択および名前変更

マーカーの追加はエディターパネルから直接実行できますが、マーカーを定義および選択する場合は、マーカーパネル(ウィンドウ/マーカー)を使用します。

注意:

長さやタイプなどの情報を表示または非表示にするには、パネルメニュー から「マーカーの表示設定」を選択します。

マーカーの追加

  1. 次のいずれかを実行します。

    • オーディオを再生します。

    • マーカーポイントを配置する位置に時間インジケーター を置きます。

    • マーカー範囲として定義するオーディオデータを選択します。

  2. M キーを押すか、マーカーパネルで、マーカーを追加ボタン をクリックします。

注意:

無音部分に自動的にマーカーを作成するには、「無音を削除」オプションと「オーディオをマーク」オプションを参照してください。

マーカーの選択

  • エディターまたはマーカーパネルでマーカーをクリックします。または、時間インジケーター をダブルクリックして目的の場所に移動し、範囲マーカーの領域を選択します。

  • 隣接するマーカーを複数選択するには、マーカーパネル内で選択する最初のマーカーをクリックし、Shift キーを押しながら最後のマーカーをクリックします。

  • 隣接していないマーカーを複数選択するには、マーカーパネル内で Ctrl キーを押しながらマーカーをクリック(Windows)または Command キーを押しながらマーカーをクリック(Mac OS)します。

  • 時間インジケーターを最も近いマーカーまで移動するには、編集/マーカー/CTI を次に移動、または編集/マーカー/CTI を前に移動を選択します。

マーカー名の変更

  1. マーカーパネルで、マーカーを選択します。

  2. マーカー名をクリックして、新しい名前を入力します。

マーカーの調整、結合、変換または削除

作成したマーカーは、オーディオプロジェクトのニーズに合わせて後から微調整できます。

マーカーの再配置

  • エディターパネルで、マーカーハンドルを新しい位置にドラッグします。

  • マーカーパネルでマーカーを選択し、ポイントマーカーの場合は「開始」に、範囲マーカーの場合は「開始」、「終了」および「デュレーション」に新しい値を入力します。

個別のマーカーの結合

  1. マーカーパネルで、結合するマーカーを選択して、結合ボタン をクリックします。

    結合された新しいマーカーは最初のマーカーの名前を継承します。結合されたポイントマーカーは範囲マーカーになります。

ポイントマーカーから範囲マーカーへの変換

  1. マーカーハンドルを右クリックし、「範囲に変換」をクリックします。

    マーカーハンドルが 2 つのハンドルに分割されます。

範囲マーカーからポイントマーカーへの変換

  1. マーカーハンドルを右クリックし、「ポイントに変換」をクリックします。

    範囲マーカーハンドルの 2 つの部分が単一のハンドルに結合され、範囲の開始タイムがポイントマーカーのタイムになります。

マーカーの削除

  • マーカーを選択して、マーカーパネルの削除ボタン をクリックします。

  • エディターパネルでマーカーハンドルを右クリックし、「マーカーを削除」を選択します。

マーカー間にあるオーディオの新しいファイルへの保存

  1. 波形エディターで、ウィンドウ/マーカーを選択します。

  2. マーカー範囲を 1 つ以上選択します(マーカーの操作を参照してください)。

  3. マーカーパネルのオーディオ書き出しボタン をクリックします。

  4. 次のオプションを設定します。

    ファイル名にマーカー名を使用

    マーカー名をファイル名の先頭文字として使用します。

    先頭文字

    新規ファイルのファイル名の先頭文字を指定します。

    末尾開始番号

    ファイル名の先頭文字に追加する数字の開始番号を指定します。Adobe Audition では、保存したファイルを区別するために、先頭文字の後に番号が自動的に追加されます(prefix02、prefix03 など)。

    場所

    ファイルの保存先フォルダーを指定します。別のフォルダを指定する場合は、「参照」をクリックします。

    形式

    ファイル形式を指定します。形式の設定領域に、データの圧縮および保存のモードが示されます。このモードを調整するには、「変更」をクリックします(オーディオ形式の設定を参照してください)。

    サンプルタイプ

    サンプルレートとビットデプスを表します。これらのオプションを調整するには、「変更」をクリックします(ファイルのサンプルレートの変換を参照してください)。

    マーカーと他のメタデータを含める

    処理対象のファイルに、オーディオのマーカーとメタデータパネルの情報を含めます(XMP メタデータの表示と編集を参照してください)。

再生リストの作成

再生リストは、任意の順序で再生したり、指定した回数だけループ再生したりできるマーカー範囲の配列です。再生リストを使用すると、編集内容を確定する前に、複数バージョンの配列を再生して違いを確認できます。再生リストは、再生リストパネル(ウィンドウ/再生リスト)で作成します。

注意:

再生リストをファイルと共に保存するには、WAV 形式で保存する必要があります(オーディオファイルの保存を参照してください)。

再生リストの作成

  1. 再生リストパネルで、マーカーパネルを開くボタン をクリックします。

  2. マーカーパネルで、再生リストに追加するマーカー範囲を選択します。次に、選択した範囲マーカーを再生リストに挿入ボタン をクリックするか、範囲マーカーを再生リストパネルにドラッグします。

再生リスト項目の順序の変更

  1. 項目を上下にドラッグします。

再生リスト内の項目の再生

  • リストの全部または一部を再生するには、最初に再生する項目を選択して、パネルの上部にある再生ボタン をクリックします。

  • 特定の項目を再生するには、項目名の左側にある再生ボタンをクリックします。

再生リスト内の項目のループ再生

  1. 項目を選択し、「ループ」列に数値を入力します。各項目ごとに異なる回数のループ再生ができます。

再生リスト内の項目の削除

  1. 項目を選択して、削除ボタン をクリックします。

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