移動ツール または 時間選択ツール を使用して、 Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押したまま複数のクリップをクリックして 選択します。
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- テキストからスピーチを生成
- 複数のオーディオファイル間でのラウドネスの一致
- 波形エディターでのオーディオ表示
- オーディオの選択
- Audition でのオーディオのコピー、カット、ペースト、削除の方法
- 視覚的なフェードおよび振幅の変更
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個々のオーディオファイルをフェードするには、 視覚的なフェードおよび振幅の変更を参照してください。(以下のトピックでは マルチトラックについて説明します。)
マルチトラッククリップのボリュームを一致させる
マルチトラッククリップのボリュームが大きく異なり、 ミキシングが困難な場合は、ボリュームを一致させることができます。マルチトラックエディターは 非破壊的なので、この調整は完全に元に戻すことができます。 ソースファイルのボリュームを恒久的に変更するには、複数のファイルでのボリュームの一致を参照してください。
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クリップ/クリップのボリュームを一致を選択します。
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ポップアップメニューから次のいずれかのオプションを選択します。
ラウドネス
指定した振幅の平均値と一致させます。
知覚ラウドネス
耳が最も敏感に感じ取る中域周波数に合わせて、 指定した知覚的な振幅のレベルを一致させます。周波数に大きな差 (例えば、中域周波数は短い帯域に示されているが、 低域は違う場所に示されている場合など)がなければ、 このオプションは適切に機能します。
ピークボリューム
指定した最大振幅を一致させて、クリップをノーマライズします。 このオプションでは、ダイナミックレンジが保持されるので、 さらにクリップに処理を行う場合やクラシック音楽のような高度なダイナミックオーディオの処理に 適しています。
合計 RMS 振幅
指定した全体的な二乗平均平方根の振幅を一致させます。 例えば、2 つのファイルの大部分が -50 dBFS の場合、 1 方のファイルにそれよりも大きな音の帯域が含まれていたとしても、合計 RMS には -50 dBFS と 表示されます。
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対象のボリュームを入力します。
マルチトラッククリップのフェードまたはクロスフェード
オンクリップフェードおよびクロスフェード コントロールでは、フェード曲線とデュレーションを視覚的に調整できます。フェードイン とフェードアウトのコントロールは、常にクリップの左上と右上の隅に 表示されます。クロスフェードのコントロールは、クリップを重ね合わせたときにだけ 表示されます。
A. クリップの隅をドラッグして、フェードインおよびフェードアウト B. クリップを重ね合わせてクロスフェード
クリップのフェードインまたはフェードアウト
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クリップの左上または右上の隅で、フェードアイコン を内側に向かってドラッグしてフェードの長さを指定し、上下にドラッグしてフェード曲線を調整します。
重ね合わせたクリップのクロスフェード
同じトラックにあるクリップ同士をクロスフェードするには、 それらを重ね合わせてトランジション区間の長さを指定します (重なった部分が大きいほどトランジションが長くなります)。
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2 つのクリップを同じトラックに配置して、 重なるように移動します。(クリップの選択と移動を参照してください。)
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重なった部分の上辺で、フェードアイコン (左 または右 ) をドラッグしてフェード曲線を調整します。
フェードのオプション
次のフェードオプションにアクセスするには、 クリップを選択し、エディターパネルでフェードアイコンを右クリックするか、 クリップ/フェードインまたはフェードアウトを選択します。
フェードなし
フェードまたはクロスフェードを削除します。
フェードイン、フェードアウトまたはクロスフェード
クリップがオーバーラップする場合、フェードタイプを選択できます。
対称または非対称(クロスフェードのみ)
フェード曲線を上下にドラッグしたときに左右のフェード曲線に生じる 相互作用を指定します。対称の場合は両方のフェードを同じように調整し、 非対称の場合はフェードを個々に調整できます。
リニア、コサイン
一定速度のリニアフェードか、S 字形のフェード (緩やかなフェードから始まって、急速なフェードへと変化し、最後にまた緩やかなフェードで終わる) を適用します。
ヒント:フェードアイコンをドラッグしているときにリニアモードとコサイン モードを切り替えるには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら 操作します。
自動クロスフェードを有効化
重ね合わせたクリップをクロスフェード処理します。自動クロスフェードが望ましくない場合や、 クリップのトリミングなど別の作業との干渉が発生する場合は、このオプションを 選択解除します。
複数クリップから 1 つの オーディオクリップの作成
同じ時間範囲内の 複数のクリップの内容を組み合わせて 1 つのクリップを作成すると、 マルチトラックエディターまたは波形エディターで すばやく編集できます。
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エディターパネルで、次のいずれかの操作を行います。
特定の時間範囲を選択します(マルチトラックエディターでの 範囲選択を参照してください。)
新規のトラックにバウンスする場合は、特定のクリップを選択します。
セッション全体をミックスダウンするには、範囲選択を解除します。
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元のクリップの内容を組み合わせるには、 次のいずれかの操作を行います。
マルチトラックエディターにトラックとクリップを作成するには、 マルチトラック/新規トラックにバウンスを選択します。
波形エディターにファイルを作成するには、 マルチトラック/新規ファイルにミックスダウンを選択します。
セッション全体をミックスダウンするには、マルチトラックミックスダウンファイルの書き出しを参照してください。
バスまたはミックストラックからのオーディオクリップの作成
バスまたはミックストラックのオーディオを編集する場合は、トラックからクリップを作成します。
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エディターパネルで、新しいクリップの時間範囲を 選択します。(マルチトラックエディターでの 範囲選択を参照してください。)
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タイムラインで、バスまたはミックストラックを右クリックして、「トラックタイプ」を「新規トラックにバウンス」を選択します。
バスまたはミックストラックを反映したクリップを含む、新しいトラックが作成されます。