- Audition ユーザーガイド
- はじめに
- ワークスペースと設定
- デジタルオーディオの基本
- 読み込み、録音および再生
- オーディオファイルの編集
- エッセンシャルサウンドパネルを使用したオーディオの編集、修復および向上
- マルチトラックのセッションマーカーとクリップマーカー
- テキストからスピーチを生成
- 複数のオーディオファイル間でのラウドネスの一致
- 波形エディターでのオーディオ表示
- オーディオの選択
- Audition でのオーディオのコピー、カット、ペースト、削除の方法
- 視覚的なフェードおよび振幅の変更
- マーカーの操作
- オーディオの位相反転、リバースおよび無音部分の作成
- 一般的な操作の自動化
- フェーズ、周波数および振幅の分析
- 周波数バンドスプリッター
- 取り消し、やり直し、ヒストリー
- サンプルタイプの変換
- Audition を使用したポッドキャストの作成
- エフェクトの適用
- エフェクトリファレンス
- マルチトラックセッションのミキシング
- ビデオとサラウンドサウンド
- キーボードショートカット
- 保存と書き出し
多くの音楽ジャンルで、基本的なリズムトラックから音楽作品全体まで、あらゆるところでループが使用されています。Adobe Audition では、独自のループを作成することも、Resource Central パネルで無償で提供されている数千のループから選択して利用することもできます。
ループを使用すると、非常に柔軟なマルチトラックセッションを作成できます。ループには通常、1 小節または 2 小節のフレーズ(4 ~ 8 拍)が含まれているだけですが、マウスでドラッグするだけでループを延長したり繰り返したりできます。
A. ループなし B. シングルループ C. 拡張された(繰り返された)ループ
ループの拍へのスナップ
ループを使用したセッションをさらに同調させるには、「小節と拍」タイム形式を使用してスナップを有効にします。次に、ループを追加してリズムのベースを作成します。このベースは新しいオーディオクリップを録音して作成できます(既存のオーディオクリップを追加することもできますが、ループの拍に揃うのは開始点または終了点だけです)。
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ビュー/時間表示/小節と拍を選択します(このルーラー形式を使用すると、視覚的にループを楽曲の拍に揃えやすくなります)。
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編集/スナップサブメニューで、次のいずれかを選択します。
ルーラーにスナップ(粗調整)
小節内の拍にスナップします。このオプションはループファイルが 1/4 小節または 1/2 小節の場合に使用します。
クリップにスナップ
オーディオクリップの先頭または末尾にスナップします。
ループにスナップ
クリップ内のループの先頭または末尾にスナップします。
ループクリップの有効化と長さの変更
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マルチトラックエディターで、オーディオクリップを右クリックしてコンテキストメニューからループを選択します。
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クリップの左右いずれかのエッジにポインターを置きます。ループ編集アイコン が表示されます。
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ループをドラッグして伸縮します。
ドラッグする距離によって、ループを完全に繰り返すことも部分的に繰り返すこともできます。例えば、1 小節の長さのループをドラッグして、3-1/2 小節に拡張し、ループ内の拍で終わることができます。小節をまたがるたびに、白い垂直線がクリップに表示されます。これはスナップ線で、他のトラックの拍と完全に揃っていることを示しています。