マニュアル キャンセル

寸法を測定して入力

アートワークの長さ寸法、角度寸法、径寸法を簡単に測定して入力します。

寸法ツールを使用すると、アートワーク内の距離、角度、半径などの寸法を簡単に測定して入力できます。さらに、寸法の外観、単位、尺度などを柔軟にカスタマイズできます。

Adobe Illustrator ディープリンク

アプリで試す
いくつかの簡単な手順で寸法を測定して入力します。

寸法ツール、寸法オブジェクト、ツール設定について理解を深める

寸法ツール

ツールバーから寸法  ツールに簡単にアクセスできます。見つからない場合は、ツールバーの下にある「ツールバーを編集」を選択し、ツールバーの「アドオン」セクションからツールをドラッグします。寸法ツールにアクセスすると、タスクバーが開きます。タスクバーを使用すると、ツールの種類 (長さ寸法  角度寸法  径寸法  ) を簡単に切り替えることができます。これらの種類のツールを使用して、それぞれ長さ寸法、角度寸法、径寸法を入力できます。特定の寸法の種類を作成する前に、正しいツールの種類を選択していることを確認してください。タスクバーにはツール設定も含まれています。

寸法オブジェクト

寸法を入力すると、寸法オブジェクトが得られます。寸法オブジェクトには、寸法線、寸法補助線、および寸法テキストが含まれます。

寸法オブジェクトのパーツ
寸法オブジェクトの各部分を理解してから、設定を調整します。

A. 寸法補助線 B. 寸法テキストのオフセット C. 寸法テキスト D. 寸法線 E. 寸法補助線の延長 F. 寸法補助線のオフセット 

ツール設定

カンバス上に入力された寸法と「寸法ツールオプション」ダイアログボックス
寸法ツールオプションを使用して、入力する寸法オブジェクトの設定を構成

ツール設定または寸法ツールオプションを使用すると、寸法オブジェクトの測定単位、尺度、精度、外観などの設定を行うことができます。設定を開くには 2 つの方法があります。ツールバーのツールアイコンをダブルクリックするか、  寸法ツールタスクバーで選択します。

ツール設定を変更すると、既に入力した寸法オブジェクトではなく、今後入力するすべての寸法オブジェクトの基本設定を設定することになります。寸法の入力を開始する前に指定できる項目は次のとおりです。

  • 単位と尺度:様々な測定単位を選択し、小数点以下 3 桁までの精度を設定します。プリセットスケールの 1 つを選択するか、比率を指定してカスタムスケールを作成することができます。最大 10 個のカスタムスケールを作成できます。寸法テキストに単位を含めないようにする場合は、それを非表示にすることを選択できます。
  • 寸法線:線幅と種類、矢印のスタイルと拡大・縮小、カラーを指定します。
  • 寸法補助線:線幅と種類、オフセット、延長、カラーを指定します。
  • 寸法テキスト:フォントファミリー、スタイル、サイズ、オフセット、位置、カラーを指定します。

元の設定を復元するには、リセットを選択します。

Adobe Illustrator logo

まずは試してみる
新機能を活用して、アイデアを形にしてみましょう

長さ寸法を入力

長さ寸法   ツールタイプを使用すると、線の長さと任意の 2 点間の距離を入力できます。

入力する長さ寸法は、平行寸法、垂直寸法、または水平寸法のいずれかです。

平行寸法

これは、2 点間の直線距離になります。

垂直寸法

これは、2 点間の垂直の距離になります。

水平寸法

これは、2 点間の水平の距離になります。

基本シェイプの長さ寸法を入力

長方形、多角形、線分、星などの基本的なシェイプの長さ寸法を簡単に入力できます。例として六角形を見てみましょう。

六角形などの基本シェイプの平行寸法、垂直寸法、および水平寸法を入力します。

  1. ツールバーから寸法ツールを選択します。

  2. 表示されるタスクバーから長さ寸法  を選択します。

  3. ピンクの線ガイドが表示されるまで六角形の側面にマウスを置き、寸法を入力します。

    • 平行寸法:線のガイドを側面と平行に保ちながらドラッグし、放します。
    • 垂直寸法:線のガイドを側面と平行に保ちながらドラッグし、線のガイドが垂直になるよう方向を変えてから放します。
    • 水平寸法:線のガイドを側面と平行に保ちながらドラッグし、線のガイドが水平になるよう方向を変えてから放します。
注意:

既に入力した寸法オブジェクトの設定を変更する場合は、該当のオブジェクトを選択し、プロパティパネルで変更します。

任意の 2 点間の長さ寸法を入力

2 つの六角形上の点の間に入力された水平寸法。
任意の 2 点間の平行寸法、垂直寸法、および水平寸法を入力

  1. ツールバーで寸法ツールを選択します。

  2. 表示されるタスクバーから長さ寸法  を選択します。

  3. 測定開始点をクリックして、測定終了点をクリックします。その後、次の寸法を入力できます。

    • 平行寸法:もう一度クリックします。
    • 垂直寸法:マウスを水平方向に移動してクリックします。
    • 水平寸法 マウスを垂直方向に移動してクリックします。

線幅を設定したオブジェクトの長さ寸法を入力

パスセグメントに線幅が適用されている場合は、プレビュー境界にスナップすることで長さを正確に測定できます。プレビュー境界を有効にするには、Illustrator環境設定一般プレビュー境界を使用(macOS)または 編集設定一般プレビュー境界を使用(Windows)に移動します。

角度寸法を入力

角度寸法   ツールタイプを使用すると、シェイプの角度や、交差する 2 つの線の間の角度を簡単に入力できます。

基本シェイプの角度を入力

三角形などの基本シェイプの内角と外角を入力します。

  1. ツールバーで寸法ツールを選択します。

  2. 表示されるタスクバーから角度寸法  を選択します。

  3. ピンクの角度ガイドが表示されるまで、入力する角度の頂点の上にマウスを置きます。次に、内角と外角を入力します。

    • 内角:頂点から内側にドラッグして放します。
    • 外角:頂点から外側にドラッグして放します。

交差する線の角度を入力

入力された角度を持つ 2 本の交差する線。
任意の 2 つの交差する線の内角と外角を入力

  1. ツールバーで寸法ツールを選択します。

  2. 表示されるタスクバーから角度寸法  を選択します。

  3. 最初の線をクリックし、次に 2 番目の線をクリックします。

  4. マウスをいずれかの方向に移動し、カンバスをクリックして内角と外角を入力します。

径寸法を入力

径寸法ツールタイプを使用すると、円および正円の一部である円弧の半径と直径を簡単に入力できます。

円および完全な円弧の半径と直径を入力します。

  1. ツールバーで寸法ツールを選択します。

  2. 表示されるタスクバーから径寸法  を選択します。

  3. ピンクの半径ガイドが表示されるまで、円または円弧の円周上にマウスを置きます。次に、径寸法を入力します。

    • 半径:外側にドラッグして放します。
    • 直径:内側にドラッグして放します。

既存の寸法のプロパティを変更

ツール設定を使用して、これからプロットする寸法のプロパティを定義できますが、既存の寸法のプロパティはプロパティパネルからのみ変更できます。このためには、寸法オブジェクトを選択して、プロパティパネルに移動します。これらの新しいプロパティは、選択した寸法オブジェクトに適用することも、すべてに適用を選択して既存のすべての寸法オブジェクトに適用することもできます。また、既定値に設定を選択して、既存および今後のすべての寸法の設定を変更できます。

さらに、オブジェクトを変換すると、関連付けられた寸法が自動的に更新されます。例えば、長方形の幅を広げると、幅を測る寸法オブジェクトが自動的に更新され、新しい測定値が反映されます。

寸法オブジェクトを非表示

すべての寸法オブジェクトは、レイヤーパネルの独立した Dimensions レイヤーに追加されます。 Dimensions レイヤーの表示をオフに切り替えて、アートワークから寸法オブジェクトを非表示にすることができます。アイテムを Dimensions レイヤーから他のレイヤーに移動したり、その逆に移動したりすることはできません。

注意事項

  • 寸法オブジェクトの位置を変更するには、寸法ツールを使用します。選択ツールを選択して寸法オブジェクトの位置を変更すると、寸法オブジェクトは通常のオブジェクトとして拡張されます。
  • オブジェクトを変形しても、それに関連付けられた寸法は自動的には調整されません。
  • 曲線パスの全長を入力することはまだできません。

アドビコミュニティで質問してみよう

アドビコミュニティへようこそ!

ここはアドビ製品について、ユーザー同士で助け合ったり、学ぶことができる場所です。
アドビ認定の Community Expert や他の詳しいユーザーから、アドバイスしてもらえます。

acrobat-community

その他の関連ヘルプ

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合