Illustrator の機能の概要 | （2024 年 10 月リリース）

パス上でオブジェクトを整列、配置、移動

パス上オブジェクトを使用すると、曲線パスや直線パスにオブジェクトをアタッチして整列させることができます。アタッチした後は、整列状態を保ったまま回転したり、アタッチメントポイントの変更、間隔の調整、シャッフルを行ったり、パスに沿って移動したりすることができます。パスを編集したり、オブジェクトを追加または削除したりすると、アタッチされたオブジェクトが自動的に再配置されます。

より正確で詳細に制御できる画像トレース

改良された画像トレース機能では、さらに正確な曲線で、元の画像に近い正確なトレースを作成できます。

「カラー」モードでトレースする際に「透明」オプションを選択すると、透明な背景が白としてトレースされるのを防ぐことができます。「カラー」モードまたは「グレースケール」モードで「グラデーション」オプションを選択すると、設定した強度に基づいて線形グラデーションが検出されてトレースされます。トレースが完了したら、グラデーション  ツールを使用してグラデーションを簡単に調整できます。

アンカーポイントが少なくなり、パスを論理グループに整理する「自動グループ化」オプションが追加されたことで、トレース結果を編集しやすくなりました。さらに、「シェイプ」オプションを使用すると、円、正方形、長方形をライブシェイプとしてトレースできるため、編集プロセスがさらに簡素化されます。

平面サーフェス上でのモックアップ品質が向上

モックアップを作成すると、ベクターアートが平面上サーフェスに正確にフィットします。

作成するパターンの密度レベルの調整

「生成パターン」を使用すると、作成するパターンの密度レベルを選択できます。またスウォッチパネルから「生成パターン」にアクセスできるようになりました。また「カラーとトーン」をリセットすることもできます。

より詳細に制御して図形の塗りつぶしを追加

「生成塗りつぶし (シェイプ)」プロンプトの候補をオンまたはオフにできるようになり、クリエイティブな操作をさらに詳細に制御できるようになりました。また「スタイル参照」、「効果」、「カラーとトーン」を別々にリセットすることも、一度にすべてリセットして最初からやり直すこともできます。

より詳細に制御できるベクターグラフィックの作成

「生成ベクター」でプロンプトの候補をオンまたはオフにできるようになり、クリエイティブな操作をさらに詳細に制御できるようになりました。被写体やアイコンを作成する際に、背景レイヤーが生成されず、バウンディングボックスがアートに正確にフィットするようになりました。また「スタイル参照」、「効果」、「カラーとトーン」を別々にリセットすることも、一度にすべてリセットして最初からやり直すこともできます。「生成ベクター」へのリセットと「生成塗りつぶし (シェイプ)」へのリセットは独立して動作します。

カンバス上で直接ツールやタスクをアクセスおよび探索

コンテキストタスクバーでは、選択したオブジェクトやツールでよく使用される動作に簡単にアクセスできます。

ダイレクト選択  ツールでパスを選択する際に、コンテキストタスクバーに「単純化」や「スムーズ」などの様々な編集オプションが表示されます。パス上オブジェクトで作業する際、コンテキストタスクバーを使用することで、アタッチしたオブジェクトの配置を維持したまま簡単に再配置できます。さらに、スムーズ  ツール、自由変形  ツール、寸法  ツールのある従来のタスクバーは、コンテキストタスクバーと視覚的な一貫性を備えています。

画像やベクターオブジェクトを操作する場合、コンテキストタスクバーを使用すると、簡単にモックアップを作成できます。モックアップを作成すると、関連するタスクにすばやくアクセスできるようになります。

東アジア言語のテキストレイアウトの管理

文字組み更新は、東アジア言語のテキストレイアウトの表示、分析、更新のプロセスを簡素化します。以前のバージョンの Illustrator で作成されたドキュメントを開くと、テキストレイアウトが変更される可能性があるという警告が表示されます。ここでレイアウトを更新するか、元のレイアウトを保持するかを選択できます。

ユーザーフィードバックによる機能強化の取り組み

アドビはお客様の変化するニーズを満たすために継続的に改善することに取り組んでいます。皆様のフィードバックに基づいて、10 月リリースの Illustrator に追加された機能強化を以下に示します。

オブジェクトと一緒に拡大・縮小

看板、雑誌、ポスターなど、複数の媒体用にデザインする場合、アートボードとアートワークを一緒に拡大・縮小することで、媒体間でレイアウトの整合性と比率を維持しなければならない場合があります。

スウォッチパネルからの魅力的なグラデーションの作成

スウォッチパネルから個々のカラーまたはカラーグループを直接使用して、独自のグラデーションを作成できます。このようなグラデーションを使用することで、カラーブレンドを作成してベクターオブジェクトに立体感を追加したり、アートワークに光と影の効果を追加したりすることができます。

ナイフツールとスマートガイドを使用したオブジェクトの均等なカット

ナイフツールをスマートガイドと併せて使用し、それらをオブジェクトにスナップすることで、オブジェクトを均等に切り分けることができます。

より高速なパフォーマンス体験

リンクされた画像のレンダリングにより、最大 5 倍高速なパフォーマンスを体験できます。

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