レイアウトで約物文字種を適用する

最終更新日 : 2026年8月7日

Adobe InDesign で起こし、受け、および中付き設定を使用して CJK テキストの句読点の周りの間隔をコントロールする方法について説明します。

約物文字種は、InDesign が日本語の句読点、括弧、および特殊文字の周りの間隔を処理する方法を定義します。3 つのカテゴリ(起こし受け中付き)により、行の先頭と末尾、および行内での間隔がコントロールされます。

文字組み構成のこれらの設定は、句読点の前後のスペース(アキ)をコントロールします。句読点の間隔を精密にコントロールする必要がある場合、特に間隔を詰めることで可読性が向上する印刷レイアウトでは、約物調整を使用してください。この機能には、日本語サポートが有効になっている InDesign の CJK 版が必要です。

次のように、約物カテゴリを使用して、適切なタイポグラフィック間隔を適用します。

  • 起こし約物:行末に表示できない文字(開き記号)。
  • 受け約物:行頭に配置できない文字(閉じ括弧、句点、読点、コンマ、ピリオド)。
  • 中付き約物:特殊な行中間隔ルールを持つ文字(中黒、コロン)。小さなかな文字は禁則文字として扱われます。

文字組みセットで約物間隔を設定

書式文字組みアキ量設定詳細設定を選択します。

文字組みドロップダウンメニューから既存の文字組みセットを選択するか、新規を選択してカスタムセットを作成します。

約物」セクションで、調整する文字種(開き括弧閉じ括弧など)を選択します。

カテゴリ名の横にある矢印アイコンを選択して、開き括弧閉じ括弧、または中点類などの具体的な文字タイプを表示します。

各文字種で、「最小」、「最適」、および「最大」の間隔値を文字幅のパーセンテージとして設定します。

保存」を選択します。

特定の句読点の間隔を調整する

書式文字組みアキ量設定詳細設定を選択します。

調整したい文字を含む約物カテゴリを展開します。

リストから特定の句読点マーク(例:開き丸括弧)を選択します。

前後のポップアップメニューから前の文字クラスまたは後の文字クラスを選択して、間隔が選択した文字の前または後のいずれに適用されるかを指定します。

標準間隔には最適、最もタイトな間隔には最小、最も緩い間隔には最大を設定して間隔値を入力します。

優先度値(1~9)を設定して、InDesign でジャスティフィケーションの行間隔を調整するときの圧縮順序をコントロールします。低い数値が最初に圧縮されます。

保存」を選択します。


例えば、括弧の周りの間隔をデフォルトの 50%アキからゼロに縮小するには、「開き括弧」の「起こし約物」設定を「0 固定」または「0/0/50」に変更します。「0 固定」オプションは、間隔を常に削除し、「0/0/50」は、InDesign がジャスティフィケーション中に最大 50%のアキを追加できるようにします。

ヒント

文字組みアキ量設定ダイアログボックスの「詳細設定」セクションで、相違点の表示メニューを使用して、カスタムセットを InDesign のデフォルトの文字組みプリセットと比較します。変更された値がハイライト表示されます。

段落パネルの文字組みセットドロップダウンメニューを通じて、カスタムの文字組みセットを段落に適用します。約物間隔ルールは即座に効果を発揮し、適切な改行と禁則ルールを維持しながら、設定に基づいて句読点の間隔を調整します。