間隔クラスと約物タイプ

最終更新日 : 2026年8月7日

Adobe InDesign の文字組みで使用される日本語文字クラスの定義とあき間隔値を確認できます。

日本語テキストを組版する際は、これらの間隔分類を参考にして、Adobe InDesign では異なる文字タイプ間にどのようにあき(間隔)が適用されるかを理解し、プロジェクトの文字組み設定をカスタマイズしてください。

文字組みでは、JIS X 4051:1995 に基づいて文字間隔をコントロールし、文字を間隔クラスにグループ化して、組版中の文字の前後、つまり文字間のスペースを決定します。

約物カテゴリ

約物とは、間隔調整が必要な句読点や特殊文字のことです。InDesign では、約物が次の 3 つのカテゴリに分類されています。

  • 起こし約物(開き約物)
  • 受け約物(閉じ約物)
  • 中付き約物(中間約物)

起こし約物(開き約物)

引用テキストや括弧内コンテンツの先頭に現れる文字です。

文字タイプ

デフォルトあき値

開きかっこ

( 「 『

始め:50%、中:0~50%、終わり:50%

開きブラケット

[ [ 【

始め:50%、中:0~50%、終わり:50%

開き丸括弧

始め:50%、中:0~50%、終わり:50%

その他の開き約物

〔 〈 《

始め:50%、中:0~50%、終わり:50%

受け約物(閉じ約物)

引用テキストや括弧内コンテンツの末尾に現れる文字です。

文字タイプ

デフォルトのアキ値

右括弧

) 」 』

開始:50%、中間:50~0%、終了:0%

閉じブラケット

] ] 】

開始:50%、中間:50~0%、終了:0%

閉じ丸括弧

開始:50%、中間:50~0%、終了:0%

その他の終端記号

〕 〉 》

開始:50%、中央:50~0%、終了:0%

中付き約物(中間約物)

文中に現れて要素を区切ったり、間を示したりする文字。

文字タイプ

デフォルトのアキ値

句点(日本語のコンマ)

,

開始:0%、中間:50~0%、終了:0%

句点(日本語のピリオド)

開始:0%、中間:0~50%、終了:50%

欧文ピリオド

.

開始:0%、中間:0~50%、終了:50%

中黒

開始:25%、中央:25%、終了:25%

コロン

: :

開始:25%、中央:25%、終了:25%

文字間隔クラス

InDesign では約物以外に、追加の間隔クラスが組版用に定義されています。

  • 和欧文間
  • 連続約物
  • 段落文字組みインデント

和欧文間

日本語文字がラテン文字、数字、または記号に隣接して表示される場合の間隔をコントロールします。

状況

デフォルトアキ

欧文前の CJK 文字

0~25%

CJK 前の欧文文字

0~25%

連続約物

約物が連続して表示される場合の間隔の動作を決定します。

組み合わせ

動作

始め + 終わり

圧縮して余分な間隔を除去

終わり + 始め

最小限の分離を許可

同種の隣接

個別文字ルールに従う

段落文字組みインデント

段落の先頭のインデントと行末のぶら下がり(欧文)をコントロールします。

設定

効果

1 em インデント

標準段落インデント(全角文字)

½ em インデント

コンパクトなレイアウト用の縮小インデント

インデントなし

フラッシュ左段落アラインメント

アキ値の解釈

アキ値は全角文字スペースの割合として間隔を表します:

  • 最適:InDesign が適用を試みる最適な間隔値。
  • 最小:禁則や行の均等配置で圧縮する際に許容される最小間隔。
  • 最大:完全な均等配置で展開する際に許容される最大間隔。

:値が 50%(希望)、0%(最小)、50%(最大)の開き括弧の場合:

  • 前に½文字分のスペースを持って表示されます。
  • 改行違反を防ぐ際にスペースなしに圧縮されます。
  • 行を均等配置する際に½文字分のスペースまで展開されます。
メモ

段落を組版する際、Adobe 日本語段落コンポーザーは段落全体の間隔を調べて、後で不自然な改行を避けるために前の行を調整することがあります。一方、Adobe 日本語単数行コンポーザーは 1 行ずつ処理します。

間隔設定にアクセス

書式文字組みアキ量設定で間隔値をカスタマイズし、プリセットに基づくカスタム文字組みセットを作成したり、個別の文字クラス間隔を調整したりできます。