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オーディオクリップミキサーを使用したモニタークリップのボリュームおよびパン

Premiere Pro でオーディオミキシングのテクニックをマスターします。オーディオクリップミキサーを使用して、ムービークリップのボリュームおよびパンを効率的に調整する方法を学習します。

オーディオクリップミキサーでは、オーディオクリップミキサーがフォーカスされる前に、ソースモニターパネルよりも後にオーディオトラックミキサーまたはプログラムモニターがフォーカスされた場合、タイムラインパネルの再生ヘッドの下のクリップのボリュームやパンを調整できます。

また、オーディオクリップミキサーがフォーカスされる前に、タイムライン、オーディオトラックミキサーまたはプログラムモニターパネルより後にソースモニターのクリップがフォーカスされた場合、そのクリップのボリュームおよびパンを監視してい調整することもできます。

オーディオクリップミキサーにアクセスするには、メインメニューからウィンドウオーディオクリップミキサーを選択します。

オーディオクリップミキサーセクションが開き、クリップのボリュームとパンを調整するオプションが表示されます。
クリップミキサーを使用してオーディオを簡単にブレンドします。

ビデオチュートリアル:クリップミキサーを使用してボリュームとパンを調整

Premiere Pro でオーディオをミキシングする新しい方法について説明します。トラックのミキシングに加えて、ミキサーのインターフェイス内で個々のクリップを制御し、より滑らかなオーディオフェードを作成できるようになりました。

オーディオクリップミキサーの概要

オーディオクリップミキサーはインスペクタと同様に動作します。フェーダーはクリップのボリュームレベルにマップされ、パン/バランス制御はクリップのパンナーにマップされます。

タイムラインパネルプログラムモニターパネル/オーディオトラックミキサーにフォーカスがある場合、タイムラインで再生ヘッドの現在の場所にある各クリップがオーディオクリップミキサー内のチャンネルにマッピングされます。

クリップミキサーには、再生ヘッドにクリップがある場合にのみクリップオーディオを表示します。トラックにギャップが含まれている場合、ギャップが再生ヘッドの下にあると、クリップミキサー内の対応するチャンネルが空白になります。

例えば、下のタイムラインで、トラック A2 は空白です。

オーディオトラックミキサーセクションが開き、オーディオトラックと、空のトラックを示すギャップが表示されます。
オーディオチャンネルは再生ヘッドの位置を反映し、ギャップは空のトラックを示します。

再生ヘッドの下にギャップがある(トラック A2 が空白である)ため、クリップミキサーに空白のチャンネル A2 が表示されます。

 クリップミキサーが開いており、空のチャンネル A2 が再生ヘッドのギャップを反映しています。
再生ヘッドの場所でトラック A2 が空白のクリップミキサー。

クリップミキサーでは、クリップボリューム、チャンネルボリューム、およびクリップのパンを調整できます。クリップミキサー内のトラックは拡張可能です。トラックの高さと幅およびそのメーターは、シーケンス内のトラック数およびパネルの高さと幅に応じて異なります。

チャンネルボリュームを表示するには、クリップミキサーを右クリック/Ctrl を押しながらクリップミキサーをクリック(Mac OS)し、コンテキストメニューから「チャンネルボリュームを表示」を選択します。デフォルトでは、このオプションが無効になっています。

キーフレームを書き込みボタンの状態によって、ボリュームまたはパンナーに対して行える変更内容が決まります。

キーフレームを書き込みボタンが押されている場合、ボリュームまたはパンの調整中に、現在の再生ヘッドの位置にキーフレームを追加します。また、再生ヘッドの下にキーフレームがある場合、現在のキーフレームを更新します。

キーフレームを書き込みボタンが押されていない場合、現在のセグメントを移動します。

オーディオクリップミキサーのオートメーションモード

クリップミキサーの右上にあるポップアップメニューから、トラックのオートメーションモードを設定できます。例えば、再生中にトラックのボリュームフェーダーまたはパン制御をドラッグすると、次回のオーディオ再生時に、オートメーションモードを、「タッチ」または「ラッチ」に設定したトラックが、指定した調整で再生されます。クリップミキサーのチャンネルを調整すると、タイムラインパネルにキーフレームが作成され、それぞれのトラックに対して変更内容が適用されます。逆に、タイムラインパネルで追加または変更したオーディオトラックキーフレームは、クリップミキサーの(フェーダー位置などの)値に反映されます。

オーディオトラックごとに、これらのオプションのいずれかを選択できます。これによって、ミキシング処理中のトラックのオートメーション状態が決まります。

  • キーフレームモードラッチ:プロパティの調整を開始するまでオートメーションは開始されません。初期のプロパティ設定は前の調整内容が反映されています。
  • キーフレームモードタッチ:プロパティの調整を開始するまでオートメーションは開始されません。プロパティの調整を中断すると、オプション設定は、現在のオートメーションに変更を加える前の状態に戻ります。戻る速度は環境設定のオーディオ設定内にある「自動一致時間」オプションで指定します。

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