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モーショングラフィックステンプレートでのメディアの置き換え

モーショングラフィックステンプレートを使用すると、カスタマイズ可能なグラフィック、アニメーション、視覚的な処理をビデオに追加できます。テンプレート内の指定されたメディアを入れ替える方法について説明します。

注意:

Premiere Pro バージョン 25.0 以降では、エッセンシャルグラフィックスパネルは含まれなくなりました。 グラフィックテンプレートパネルを使用して、モーショングラフィックスと Adobe Stock アセットを参照できるようになりました。

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最新の機能強化と特徴を見てみましょう。

メディアの置き換えがモーショングラフィックステンプレート内で有効になっている場合は、グラフィックやビデオクリップなど、指定したメディアを入れ替えることができます。

モーショングラフィックステンプレートでのメディアの置き換え

モーショングラフィックステンプレート(MOGRT)は、カスタマイズされたグラフィックやアニメーションを最初から作成することなく、ビデオに追加する最も簡単な方法です。MOGRT は、既存のデザインの構造と、独自の内容に合わせてデザインをカスタマイズするための創造的自由を提供します。

以下の画像のスライダーを使用して、MOGRT のメディア置換の例を参照してください。 この場合、MOGRT を使用して 2 つのメディア(背景ビデオと前景グラフィック)を入れ替えることができます。

After Effects で作成され、Premiere Pro に取り込んだメディア置き換えモーショングラフィックステンプレート
Premiere Pro でカスタマイズされたモーショングラフィックステンプレート

モーショングラフィックステンプレートをどこで入手できますか?

MOGRT を作成または入手するには、3 つの方法があります。

1. After Effects のユーザーは MOGRT を作成して Premiere Pro で使用することができます。 このような機能はかなり高度です。

2. Premiere Pro ユーザーは、独自のアニメーションおよびグラフィックを作成して、カスタマイズ可能な MOGRT として保存することができます。

3. Premiere Pro 内の Adobe Stock でプロがデザインした MOGRT を入手できます。通常、MOGRT を初めて使用するときには、これが最も簡単な方法です。

詳細情報については、次を参照してください。

メディアの置き換えの使用

  1. メディアの置き換え MOGRT の検索
    メディアの置き換え MOGRT の検索

    Premiere Pro で、エッセンシャルグラフィックスパネル(ウィンドウ/エッセンシャルグラフィックス)を開き、メディアの置き換えをオンにした MOGRT をタイムラインにドラッグします。

    「メディアの置き換え」を検索すると、メディアの置き換えがある MOGRT を見つけることができます。「プレースホルダー」または「設定可能」などの他の検索語も使用できます。

  2. 2 つのメディア置き換えオプションを含むモーショングラフィックステンプレート
    2 つのメディア置き換えオプションを含むモーショングラフィックステンプレート

    A. 置き換え可能なロゴグラフィック B. 置き換え可能な背景 

    タイムライン内のテンプレートを選択します。置き換え可能なメディアのサムネールなど、エッセンシャルグラフィックパネルで開く MOGRT の編集可能なパラメーター。

    メディアの置き換えオプションは、MOGRT がどのように設計されたかによって多少異なります。

  3. 以下の 2 つの方法で、MOGRT のメディアを置き換えます。

    • プロジェクトパネルまたはメディアブラウザーでメディアアセット(グラフィック、静止画、ビデオ)をドラッグしてサムネール上にドロップします。Mac OS Finder または Windows エクスプローラーからサムネールにメディアアセットをドラッグすることもできます。 アセットは、Premiere Pro によって自動的にプロジェクトに追加されます。
    • 置き換え可能なメディアの横にあるハンバーガーメニューをクリックし、「Finder から置換」をクリックします。 保存されているメディアの場所に移動し、その場所を選択します。MOGRT が新しいメディアに更新され、そのアセットが Premiere Pro プロジェクトに追加されます。
  4. 複数のメディア置き換え制御を備えた MOGRT の場合、一度に複数のクリップをドラッグすることもできます。

    また、複数のメディア置き換え制御がある場合は、1 つのサムネールを別のサムネールにドラッグすることによって、メディアの順序を入れ替えすることもできます。

メディアの編集

MOGRT でメディアを置き換えた後は、エッセンシャルグラフィックスパネルで、サムネールの下にある追加のコントロールを使用して、位置、拡大/縮小、回転を調整したり、時間のオフセット(例えば、MOGRT のビデオの開始時間を調整するなど)を追加したりできます。

出力サイズに合わせてスケール

このオプションを選択すると、メディアの置き換えコントロールのフレーム内に収まるように、必要に応じて、上下または側面でメディアをトリミングして、メディアをゆがめずにスケールします。  

出力サイズに合わせてスケール

このオプションを選択すると、メディアの置き換えコントロール
のフレーム内に収まるように、 ゆがめたり切り抜いたりすることなくメディアをスケール処理します。 必要に応じて、ビデオの上部と下部(レターボックス)または両サイド(ピラーボックス)に黒いバーが追加されることがあります。

出力サイズに合わせてストレッチ

このオプションを選択すると、メディアが引き伸ばされて、切り抜かれることなく出力フレームを完全に塗りつぶします。フレームサイズに大きな違いがある場合は、歪みが見てわかる場合があります。

スケールなし

メディアの元の解像度が維持されます。

メディアのプロパティの編集
メディアのプロパティの編集

この画像に表示されるパラメーターを微調整することによって、高さ、幅、位置、角度、時間オフセットを調整することもできます。

置き換えられたメディアに複雑な編集を適用

また、置き換えられたメディアに複雑なカスタム編集を適用することもできます(エフェクトの適用など)。

  1. サムネールをダブルクリックして、埋め込まれたシーケンスを開きます。

    メディア置換コントロールのハンバーガーメニューで、「タイムラインで開く」をクリックして、埋め込まれたシーケンスを開くこともできます。

    置き換えたメディアをさらに編集するには、タイムラインで開きます。
    置き換えたメディアをさらに編集するには、タイムラインで開きます。

  2. その他のシーケンスを編集する場合と同じように、ビデオを編集します。また、タイムライン上にエフェクトを適用したり、オーディオを追加したり、さらに画像を追加したりすることもできます。

    使用しているシーケンスによっては、タイムライン上に斜線が表示される場合があります。 このような斜線は、元のメディアの入出力範囲外のフレームがあることを示しています。

    タイムライン上の対角ストライプ
    タイムライン上の対角ストライプ

    これらの線はエラーの兆候ではありません。 これは、シーケンスが MOGRT より長いことを示しています。 時刻のオフセットを適用した場合は、これらの対角ストライプは、オフセット期間を示す開始位置にも表示されます。

  3. トラックアイテムが選択されていない場合、プログラムモニターには、位置、スケールおよび回転を直接操作できる Widget が表示されます。 この Widget を使用してシーケンスにおこなった変更は、シーケンス全体に適用されます。

  4. 埋め込みシーケンスの終了
    埋め込みシーケンスの終了

    変更が完了したら、タイムライン上のシーケンスをダブルクリックし、エッセンシャルグラフィックスパネルで「閉じる」をクリックして、埋め込まれたシーケンスを編集できます。

試してみてください。

このサンプル MOGRT をダウンロードして、ロゴと背景を置き換えます。

ダウンロード

この他に、MOGRT はどのようなことができますか?

MOGRT では、棒グラフや折れ線グラフなどをすばやく正確にカスタマイズすることもできます。 データ駆動型 MOGRT の操作方法について説明します。

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