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書き出しのワークフローと概要

書き出しモード

Premiere Pro の書き出しモードを使用すれば、YouTube、Vimeo、Facebook、Twitter などの一般的なソーシャルプラットフォーム用に最適化されたレンダリング設定で、コンテンツの宛先に的を絞って、完成したビデオをすばやく簡単に書き出すことができます。

Adobe Media Encoder への書き出しジョブ

Premiere Pro から直接書き出すだけでなく、スタンドアロンのエンコーディングアプリケーションである Adobe Media Encoder に書き出しジョブを送信することもできます。Premiere Pro の書き出しモードのすべての設定とプリセットは、バッチ書き出し用に Adobe Media Encoder キューに転送されます。

Media Encoder を使用して書き出す場合、レンダリングはバックグラウンドで実行されるので、Premiere Pro での作業を続けることができます。Media Encoder は、キュー内にある各シーケンスの、最後に保存されたバージョンをエンコードします。

次の方法で、Media Encoder に書き出しジョブを送信できます。

  • 書き出しモードでクリップまたはシーケンスを Media Encoder に送信するには、「Media Encoder に送信」ボタンを選択します。
  • クリップまたはシーケンスを Media Encoder に直接送信するには、ファイル書き出しAdobe Media Encoder に送信を選択するか、デフォルトのキーボードショートカット Opt + Shift + M(macOS)または Alt + Shift + M(Windows)を使用します。デフォルトでは、タイムラインで現在開いているシーケンスが使用されますが、同じ方法を使用すれば、プロジェクトパネルで選択したシーケンスとクリップを送信することもできます。
注意:

デフォルトでは、ジョブを Media Encoder キューに送信する時に、H.264 Match Source - Adaptive High Bitrate の書き出しプリセットが適用されます。ただし、シーケンスまたはクリップが以前に書き出しモードかクイック書き出しで開かれたことがある場合は、最後に使用した書き出しの設定が代わりに適用されます。

Media Encoder で別のプリセットを選択するか、書き出し設定ダイアログで書き出し設定を編集してから、「キューを開始」ボタンをクリックして書き出しを開始することもできます。

クイック書き出し

クイック書き出しを使用すると、Premiere Pro から簡単にシーケンスを書き出すことができます。様々な用途やターゲットデバイス向けに、素早く効果的にファイルを書き出すことができます。

その他の書き出しオプション

また、他のアプリケーションでさらに編集するためにファイルを書き出したり、静止画像を書き出したりすることもできます。

ファイルの書き出しと追加編集

編集可能なムービーファイルまたはオーディオファイルを書き出して、エフェクトやトランジションが完全にレンダリングされた状態でプレビューできます。また、Premiere Pro 以外のアプリケーションでファイルの編集を続けることもできます。同様に、静止画シーケンスも書き出すことができます。ビデオの単一フレームから書き出した静止画は、タイトルやグラフィックとして使用することもできます。

Premiere Pro は、直接書き出しと Adobe Media Encoder の書き出しの両方をサポートしています。直接書き出しでは、Premiere Pro から新しいファイルが直接生成されます。Adobe Media Encoder の書き出しでは、Adobe Media Encoder にファイルが送信され、レンダリングされます。Adobe Media Encoder で、アセットを直ちにレンダリングするか、レンダリングキューに追加するかを選択できます。

他のシステム用のプロジェクトファイルの書き出し

クリップだけでなくプロジェクトファイルを AAF ファイルに書き出すことができます。AAF ファイルは、様々なサードパーティ製の編集システムに読み込んで、仕上げ作業をすることができます。Premiere Pro プロジェクトの不要な部分を削除し、バックアップ用として保存できます。ソースメディアは使用してもしなくてもかまいません。

各種デバイスおよび web サイト用の書き出し形式

最後に、Adobe Media Encoder を使用すると、様々なデバイスや出力形式に適した形式でビデオを書き出すことができます。

ビデオファイルおよびオーディオファイルを書き出すための一般的なワークフロー

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • タイムラインパネルまたはプログラムモニターで、シーケンスを選択します。
    • プロジェクトパネル、ソースモニターまたはビンで、クリップを選択します。
  2. ヘッダーバーの「書き出し」をクリックするか、ファイル書き出しメディアを選択して、書き出しモードに切り替えます。

  3. (オプション)書き出しモードで、書き出すシーケンスやクリップのソース範囲を指定します。タイムラインのハンドルをドラッグします。次に、「インポイントを設定」ボタンと「アウトポイントを設定」ボタンをクリックします。

  4. 画像をクロップするには、ソースタブを選択し「出力ビデオをクロップ」オプションを指定します。

    書き出し時の切り抜きは、現在 Adobe Media Encoder のみで利用できます。

  5. 書き出すファイルのファイル形式を選択します。
  6. (オプション)対象とする再生方法、配布方法および視聴者に最適なプリセットを選択します。Premiere Pro には、Twitter、Facebook、Vimeo および YouTube 用のプリセットが用意されています。

    注意:

    Premiere Pro シーケンスからそのシーケンスと同じ設定で自動的にファイルを書き出すには、書き出し設定モードで「シーケンス設定を一致」を選択します。

  7. 書き出しオプションをカスタマイズするには、見出し(例えば、ビデオオーディオ)をクリックし、適切なオプションを指定します。

    注意:

    以前は、カスタム宛先はシーケンスごとに保存され、他のシーケンスやプロジェクトと簡単に共有する方法はありませんでした。書き出しモードでは、単一のカスタム宛先設定を追加、編集、保持できます。書き出しモードでシーケンスまたはクリップを開き、複数のカスタマイズされた宛先を設定します。これは、グローバルに使用可能になりました。

  8. 次のいずれかの操作を行います。
    • Media Encoder に送信」をクリックします。Adobe Media Encoder が開き、エンコードジョブがキューに追加されます。
    • 書き出し」をクリックします。Premiere Pro は、項目をすぐにレンダリングして、書き出します。

初期設定で、Adobe Media Encoder はソースファイルが保存されているフォルダーに書き出したファイルを保存します。 Adobe Media Encoder は、指定した形式の拡張子をファイル名の最後に追加します。 書き出した各種ファイル用の監視対象フォルダーを指定できます。

書き出し設定ダイアログボックスの各種設定の使用について詳しくは、書き出し設定リファレンスを参照してください。

書き出されたビデオの場所

Premiere Pro で PC 上の書き出し場所を選択する方法

視聴時間:1:14

Premiere Pro で Mac 上の書き出し場所を選択する方法

視聴時間:1:28


お問い合わせ

ビデオの書き出しに関するご質問については、Premiere Pro コミュニティまでお問い合わせください。お客様からのご連絡をお待ちしています。

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