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Premiere Pro の Lumetri スコープ機能を使用してイメージのカラーを監視する方法を説明します。
Lumetri スコープパネル(ウィンドウ/Lumetri スコープ)には、ベクトルスコープ、ヒストグラム、パレード、波形など、サイズを変更できる組み込みのビデオスコープが表示されます。これらのスコープは、クリップのカラー補正を評価するために役立ちます。スコープを表示するには、Lumetri スコープパネルを右クリックして、ドロップダウンリストからスコープを選択します。
また、Lumetri スコープパネルの右下隅にあるドロップダウンリストでは、分析するスコープの性質に応じて、8 ビット、10 ビット、浮動小数または HDR も選択できます。例えば、「HDR」を選択した場合、スコープは高ダイナミックレンジのデータに変更されます。スコープは、0-10000 Nits の範囲を示します。
スコープに表示される 100 IRE を超える信号または 0 IRE 未満の信号をクリップする場合は、「クランプ信号」を選択します。クランプ信号は、Lumetri スコープウィンドウの出力にのみ影響します。スコープをクランプしても、タイムラインまたは書き出し出力にレンダリングされるフレームには影響しません。
任意のポイントにおいて、Lumetri スコープパネルでスコープのすべてを表示できます。 Lumetri スコープパネルを右クリックし、プリセット/すべてのスコープ RGB またはすべてのスコープ YUV/YC を選択します。
ベクトルスコープ
ベクトルスコープは、円形のグラフです。これは、イメージのカラー情報を監視するためのものです。これにより、中心からの彩度が計測され、円形のパターンにより色相が計測されます。
Premiere には、YUV と HLS(色相、明度、彩度)という 2 種類の異なるベクトルスコープが用意されています。
ベクトルスコープ HLS
色相、彩度、明るさおよび信号情報を一目で識別できます。
ベクトルスコープ YUV
YUV モードにはいくつかのカラーボックスがあります。このオプションを使用すると、色相と彩度のレベルが正しいかどうかを確認することができます。
ヒストグラム
ヒストグラムはシャドウ、ミッドストーンおよびハイライトを正確に評価し、画像全体の階調スケールを調整するために役立ちます。各色の強さレベルでのピクセル密度の統計分析が表示されます。
ヒストグラムは RGB 値を使用します。チャンネルごとの最小の輝度値は、下部に数値フィードバックとして表示されます。最大値は先頭に表示されます。2 本の水平線は出力範囲を示します。デフォルトの範囲は、CIN コード値(96~685)に設定されています。
パレード
パレードスコープには、画像の各コンポーネントについて個別の波形が表示されます。波形が並べて表示されるので、画像のカラーの相対的なレベルを簡単に比較して、必要に応じて調整することができます。また、パレードスコープを使用すると、画像内の色かぶりを簡単に見つけることができます。
ルミナンスのレベルとデジタルビデオ信号内の色成分の差異チャンネルを表す波形が表示されます。RGB、YUV、RGB-白および YUV-白のパレードタイプから選択できます。
波形
次の波形スコープから選択できます。
RGB 波形
すべてのカラーチャンネルの信号レベルのスナップショットを表示するために、オーバーレイされた RGB 信号が表示されます。
輝度波形
IRE 値(–20~120)が表示され、ショットの明るさを効率的に分析し、コントラスト比率を測定できます。
YC 波形
クリップ内のルミナンス(波形では緑で表示)とクロミナンス(青で表示)の値が表示されます。
YC クロマ波形なし
クリップのルミナンス値のみが表示されます。