ここでは、Git を使用して RoboHelp で共同作業を行う方法について説明します。

Git に接続するための前提条件

  1. システムに Git をダウンロードしてインストールします。ここをクリックして、Windows 用の Git をダウンロードします。 詳しくは、Git ヘルプを参照してください。

  2. Windows コマンドプロンプトから Git およびオプションの UNIX ツールを使用できるように、Path 環境変数を調整します。これを行うには、Git インストーラーで次のオプションを選択します。

    Git インストール画面

    Path 環境変数には、次の値を含める必要があります。

    C:¥Program Files¥Git¥usr¥bin

    Git パス変数

    注意:

    Windows 10 バージョン 1803 以降、Microsoft はネイティブ SSH サポートを追加しました。これは、Git 接続との競合を引き起こします。Windows のバージョンが 1803 以降の場合は、Git インストール場所の SSH バイナリへのパス(C:¥Program Files¥Git¥usr¥bin)が、Microsoft が提供する SSH バイナリへのパス(%SystemRoot%¥system32)よりも優先されるようにします。システムの Path 環境変数は、「システムのプロパティダイアログボックス/詳細タブ/環境変数」からアクセスすることができます。

  3. 外部差異/マージアプリケーションを RoboHelp に登録します。これを行うには、以下の手順を実行します。

    1. 編集/環境設定」を選択します。

    2. アプリケーション設定ダイアログボックスで、「バージョンコントロール」タブをクリックします。 

    3. 外部差異 / マージアプリケーション」フィールドで、 をクリックして、p4merge のような外部差異/マージアプリケーションを選択します。

      コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行して、Git でそのアプリケーションがサポートされていることを確認します。

      git mergetool --tool-help

    4. 終了」をクリックします。

Git 接続プロファイルの作成

RoboHelp と Git を接続するには、Git 接続プロファイルを作成します。

  1. Git サーバー上には、RoboHelp から接続できるリポジトリーが存在している必要があります。リポジトリーを作成するには、GitHubBitbucket、またはお使いの Git をホストするプロバイダーの手順に従ってください。

    注意:

    接続プロファイルを使用して、現在開いている RoboHelp プロジェクトを Git サーバーにアップロードする場合は、新しいリポジトリーの URL は空である必要があります。リポジトリーを作成する場合は、readme ファイルを作成して初期化しないようにしてください。  

  2. RoboHelp で、「共同作業/新規接続」を選択します。

  3. 接続プロファイルダイアログボックスで、接続プロファイルの名前を指定します。

  4. バージョンコントロール」ドロップダウンリストで「Git」を選択します。

  5. リポジトリ SSH URL」フィールドで、リポジトリー SSH URL を以下のいずれかの形式で指定します。

    • git@<servername>:<orgName/repoName>.git 
    • ssh://git@<servername>/<orgName/repoName>.git

    例えば、git@github.com:adobe/brackets.git または ssh://git@github.com/adobe/brackets.gitのように入力します。

  6. ユーザー ID」フィールドで、指定された Git リポジトリーへの読み取りおよび書き込みアクセス権限を持つユーザーアカウント名を指定します。

  7. ブランチ」フィールドで、サーバー上のブランチ名を指定します。デフォルトのブランチ名は「master」です。

  8. SSH 秘密鍵」フィールドで、Git サーバー上のリポジトリーへの接続に使用する SSH 秘密鍵のパスを指定するか、そのパスに移動します。Git サーバーへの新しい SSH 接続を設定するには、「SSH 接続の設定」参照してください。 

    注意:

    指定した SSH キーにパスフレーズが含まれている場合は、パスフレーズの入力を要求するプロンプトが表示され、継続して使用するためにシステムの Credential Manager(資格情報マネージャー)に保存されます。レコードは、次の形式で保存されます。
    git@<servername>:<orgName/repoName>/<user>
    パスフレーズの異なる新しい SSH キーを使用して同じリポジトリーに接続する場合は、システムの Credential Manager で一致するレコードを削除または更新します。 システムの Credential Manager に一致するレコードが見つからない場合は、パスフレーズの再入力を要求するプロンプトが表示されます。システムの Credential Manager(Windows)について詳しくは、Microsoft ヘルプを参照してください。

    システム上で実行している SSH エージェントにキーが正常に追加され、このキーを使用して指定した Git サーバーへの接続に成功すると、確認プロンプトが表示されます。「保存」ボタンは、この手順が成功した場合にのみ有効になります。失敗した場合は、「SSH 接続の設定」を参照して、接続設定を確認してください。

  9. ローカルパス」フィールドで、サーバー上のリポジトリーにマッピングするコンピューター上のパスを指定します。

    接続プロファイルを使用して、現在開いている RoboHelp プロジェクトを Git サーバーにアップロードする場合は、プロジェクトを含むフォルダーまたはその親フォルダーを指定してください。 ローカルの Git リポジトリーはこのフォルダーで初期化されて、Git サーバーに公開されます。 

    また、接続プロファイルを使用して Git サーバーからリポジトリーのクローンを作成する場合は、リポジトリーのクローン先となる空のローカルフォルダーのパスを指定します。 指定されたパスが存在しない場合は、クローンを作成する前にパスが作成されます。

  10. 保存」をクリックします。

SSH 接続の設定

  1. GitBash を使用して、SSH キーのペア(公開鍵および秘密鍵)を作成します。詳しくは、Git ヘルプを参照してください。

  2. GitHubBitbucket、またはお使いの Git をホストするプロバイダーの手順に従って、Git サーバー上のアカウントに新しい SSH 公開鍵を追加してください。

  3. GitHubBitbucket、またはお使いの Git をホストするプロバイダーの手順に従って、SSH キーのペアを使用して Git サーバーへの接続をテストしてください。ターミナルで以下のコマンドを入力して、指定した Git サーバーに SSH 経由で接続します。
    $ ssh -T git@<servername>

    注意:

    Git サーバーで、デフォルト(ポート 22)と異なる SSH 接続用のポートを使用している場合は、追加の引数の指定が必要な場合があります。例えば、-p <portnumber> オプションを追加して、別の SSH ポート番号を指定します。

    SSH 接続がお使いのファイアウォールによってブロックされていないことを確認してください。RoboHelp 経由の Git 接続が成功するのは、この手順が成功した場合のみです。

 

 

Git サーバーからプロジェクトのクローンを作成する

  1. RoboHelp で「共同作業/接続を開く」を選択して、Git 接続プロファイルを選択します。 接続プロファイルで指定したローカルパスに、リポジトリーのクローンが作成されます。

    注意:

    接続プロファイルで指定したローカルパスに既に Git リポジトリーが含まれている場合、クローンの作成はスキップされます。

  2. 開くダイアログボックスで、RoboHelp プロジェクトファイル(.rhpj)を選択して、「開く」をクリックします。

    プロジェクトファイルが表示されます。  

    注意:

    これらの手順を使用して RoboHelp プロジェクトを最初に起動するとき、接続情報は継続して使用するためにプロジェクトに保存されます。「プロジェクトを開く」に記載されたいずれかの方法でプロジェクトを直接開きます。 

バージョン管理されたファイルの操作

トピックにコンテンツを追加するか、トピックを編集します。ネットワーク接続なしでもファイルをすばやく編集できるようになります。

また、以下の操作も実行できます。

変更内容のコミット

  1. ローカルリポジトリーに変更内容をコミットするには、「共同作業/コミット」を選択します。 

    コミットダイアログボックスが表示されます。

  2. コミットダイアログボックスで、変更したファイル、新しく追加したファイル、削除したファイルのリストからコミットするファイルを選択します。

  3. 変更内容をコミットできるようにするには、コミットの説明を指定します。 

  4. コミット」をクリックします。

    コミットが正常に完了すると、成功メッセージが表示されます。

サーバーに変更をプッシュする

Git サーバーに保留中のコミットをプッシュするには、「共同作業/プッシュ」を選択します。 

別のユーザーが Git サーバー上のリポジトリーを更新していた場合、プッシュ操作は失敗します。この場合、サーバー上のリポジトリーから最新バージョンをプルして、プッシュ操作を再試行してください。

注意:

プッシュ操作を実行するには、Git サーバー上のリポジトリーへの書き込みアクセス権限が必要です。

サーバーから最新バージョンをプルする

  1. サーバー上のリポジトリーと一致するようローカルリポジトリーを同期するには、「共同作業/プル」を選択します。

    ローカルファイルの一部にまだローカルリポジトリーにコミットされていない編集が含まれ、それらのファイルがサーバー上で更新されている場合は、プル操作は失敗します。この場合、まず変更内容のコミットを実行してください。 

  2. 変更内容のプルが正常に完了すると、ローカルのコミットとリモートのコミットの両方が含まれているファイルがマージされます。マージに失敗した場合は、マージの競合が発生するので、それを解決する必要があります。マージの競合を解決するには、「共同作業/コミット」を選択します。

    コミットダイアログボックスでは、マージの競合を含むファイルは  のようにアクション列に表示されます。

  3. ファイルの  アイコンをクリックして、「Git に接続するための前提条件」の手順 3 で登録した外部差異/マージアプリケーションを使用して、競合をマージします。

    特定のファイルに対して、登録した外部差異/マージアプリケーションが開きます。 

  4. 競合を解決して、外部差異/マージアプリケーションを終了します。

  5. コミットダイアログボックスで「コミット」をクリックして、解決したファイルをコミットします。

Git サーバーにプロジェクトを追加する

  1. プロジェクトを追加するには、「共同作業/プロジェクトを追加」を選択して、Git 接続プロファイルを選択します。

    プロファイルのローカルパスには、現在のプロジェクトが含まれている必要があります。詳しくは、「Git 接続プロファイルの作成」の手順 9 を参照してください。  

    注意:

    接続プロファイルに指定したリポジトリーにファイルが含まれている場合は、この操作は失敗します。RoboHelp プロジェクトをサーバー上の既存のリポジトリーに追加するには、最初にシステム上にリポジトリーのクローンを作成して、次にリポジトリーのクローン先のフォルダー内にプロジェクトをコピーまたは移動します。

    コミットダイアログボックスが表示されます。

  2. 変更内容のコミット」を参照して、必要なファイルをコミットしてください。 

  3. サーバーに変更をプッシュする」を参照して、コミットをプッシュしてください。

Git 接続の削除

  1. 現在の RoboHelp プロジェクトから Git 接続を削除するには、「共同作業/接続を削除」を選択します。

  2. また、ローカルリポジトリーも併せて削除する場合は、確認ダイアログボックスで「あらゆるソース管理情報をローカルフォルダーから削除します。」フィールドを選択します。 

    警告:

    リポジトリーを削除する前に、すべての変更内容をコミットしてプッシュします。

  3. OK」をクリックします。

    接続が削除されるとプロジェクトが再度開き、共同作業メニューで、「プロジェクトを追加」オプションが使用可能になります。 プロジェクトをもう一度追加するには、「Git サーバーにプロジェクトを追加する」を参照してください。

    注意:

    ローカルリポジトリーを削除していない場合は、以前と同じ接続プロファイルを使用してプロジェクトを追加すると、ローカルの変更内容が保持され、必要に応じて変更をコミットまたはプッシュすることができます。 

    ローカルリポジトリーを削除した場合は、同じ接続プロファイルが指すサーバー上のリポジトリーに変更をプッシュすることはできません。サーバー上のリポジトリーには既にファイルが含まれているからです。そのため、空のリポジトリーが含まれている接続プロファイルを使用してプロジェクトを追加する必要があります。

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