PDF 構造内のプリフライトの問題の表示

PDF 構造について詳しくは、Adobe PDF Technology Center(www.adobe.com/go/learn_acr_pdftechnology_jp)で関連文書(英語のみ)を参照してください。PDF ファイル形式を熟知している場合は、PDF とそのフォントの内部構造を調べることによって、プリフライトの問題の技術的な原因を探ることができます。プリフライトには、PDF を詳しく検査するための 3 つのオプションが用意されています。技術的なスキルを持ったユーザーは、これらのツールを使用して、問題の原因になっているオブジェクトやフォントを分析することができます。

フォントの内部構造と Type 1、TrueType、OpenType のフォント仕様に関する深い知識が重要です。フォントの仕様は、本ガイドの参考文献一覧に示されています。

注意:

表示されたウィンドウで PDF やフォントを確認することはできますが、PDF 構造やフォントを編集することはできません。

PDF の内部構造の参照

コンテンツストリームおよび Cos オブジェクトによって定義されている PDF の構造をツリー形式で表示します(コンテンツストリームは、ページ、フォーム XObject、Type 3 フォント文字および注釈やフォームフィールドの表示方法を表します。Cos オブジェクトには、カラースペース、画像および XObject などのアイテムが含まれます)。

PDF 構文を確認したり、フィックスアップの結果を表示したり、不一致の原因を特定したりします。様々な方法でコンテンツストリームを整理する 5 つの表示モードのいずれかを選択します。PDF の内部構造ウィンドウでは、PDF を編集することはできません。

注意:

内部構造とタグ付き PDF の論理構造とを混同しないでください。タグ付き PDF の論理構造は、視力に障害を持つユーザー向けのアクセシビリティを向上させるために使用されます。内部構造は、タグを含む文書内のすべてのオブジェクトのスーパーセットです。

PDF の内部構造を参照するには、プリフライトチェックを実行する必要があります。

  1. プリフライトウィンドウで、オプションメニューから「PDF の内部構造を参照」を選択します。

    PDF の内部構造ウィンドウが開き、文書情報と文書カタログ(文書のオブジェクト階層のルート)のツリービューが表示されます。

  2. 各ツリー項目を展開して、文書構造を表示します。
  3. 各ページの構造を表示するには、ページボタン をクリックします。

  4. ツリービューでのコンテンツストリームの表示方法を変更するには、ツールバーの表示モードを選択します。

    クラシック

     コンテンツストリームを一連のページコンテンツオペレータとして表示します。オペレータのサブツリーを展開すると、そのオペランドが表示されます。これは、デフォルトのビューです。

    Q

     q/Q オペレータのペアで同じグラフィック状態の入れ子レベルに属する、コンテンツストリーム内のすべてのオペレータをグループ化します。q/Q ペアのサブツリーを展開すると、内部のオペレータとパラメーターが表示されます。

    BMC

     Q に似ていますが、マークされたコンテンツ(BMC/EMC)の入れ子レベルごとにコンテンツストリームを整列します。

    BT/ET

     コンテンツストリームを、BT オペレータと ET オペレータで囲まれたテキストブロックごとに整列します。

    スニペット

     コンテンツストリームを一連のスニペットとして表示します。スニペットは、同じグラフィック状態を共有する隣接したオブジェクトのグループです。このビューでは、各スニペットは描画操作の種類(領域のペイントなど)およびそのグラフィック状態を表します。

フォントの内部構造の参照

各字形のアウトラインと座標を示すグラフィック表示によって、PDF に埋め込まれたフォントの内部構造をプリフライトの結果よりも詳しく表示します。一貫性のない字形の幅による不一致など、様々なプリフライトの問題の原因を特定することができます。

フォントの内部構造を参照するには、プリフライトチェックを実行する必要があります。

  1. プリフライトウィンドウで、オプションメニューから「文書内のすべてのフォントに関する内部構造を参照」を選択します。

    注意:

    単一のフォントの構造を表示するには、結果/概要の「フォント」エントリを展開します。次に、フォントを選択して、オプションメニューから「フォントの内部構造を参照」を選択します。

  2. 字形の詳細を表示するには、次のいずれかのボタンをクリックします。

    座標軸の表示

     直交する 2 本の緑の線で、字形の座標空間の原点を示します。

    境界線ボックスの表示

     上端および下端と一致する青い線を使用して、選択した字形で使用される領域と、すべての字形で使用される最大領域を示します。

    輪郭線内のグレイの表示

     塗りつぶされた字形の領域をグレーで表示します。

    輪郭ポイントの表示

     字形のアウトラインを定義するために使用されるすべてのポイントを示します。黒い点はアウトラインの外形を示します。赤い点はベジェ曲線を示し、アウトラインの外形からのオフセットです。

    ポイントのマーク状態を切り替え

     直交する 2 本のマゼンタの線で、現在選択している点の位置を示します。このボタンは、「輪郭ポイントの表示」が選択されている場合にのみ使用できます。

  3. 字形の表示領域のサイズを調整するには、ツリービューと字形の表示領域との間にあるハンドルを上または下にドラッグします。

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