InDesign のパフォーマンスの低下

問題

InDesign の実行速度が通常より遅い。

解決策

下記の解決策を試す前に、次のことを確認してください

  • 最新バージョンの InDesign に対応する最小必要システム構成を確認します
  • 最新バージョンの InDesign をインストールします。
  • 問題が特定のドキュメント、ツール、機能に関連しているかどうかを確認します。新しいドキュメントを作成して、問題が解決するかどうかを確認してください。
    - 解決する場合は、ドキュメントが破損している可能性があります。
    - 解決しない場合は、問題が特定のツールやワークフローで発生するかどうかを確認します。
  • ファイルは、ネットワークドライブ、システム HDD、システム上の共有フォルダー、外付け HDD に保存されていますか?
    ファイルは必ずローカルに保存することをお勧めします。 ネットワーク経由またはリムーバブルメディア上でファイルを保存および開くときは、多くの要素がアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼします。 内蔵ハードディスクは、ネットワークサーバー(ネットワーク経由でアクセスするハードディスク)やリムーバブルメディアよりも高速にアクセスできます。 ファイルをネットワークまたはリムーバブルメディアに保存している場合は、ファイルをデスクトップに保存してみて、問題が解決するかどうかを確認してください。
  • 問題が最近発生し始めた場合は、システムにどのような変更を加えたかを確認します。 例えば、ウイルス対策、システム、アプリケーションの更新、または最近インストールされた web 拡張機能などを確認してください。

解決策

説明

ページパネルのサムネールプレビューを無効にする

ページパネルのオプションを開き、デフォルトでオンになっている「サムネールを表示」を選択解除します。

「ドキュメントのプレビュー画像を常に保存」環境設定を無効にする

環境設定ファイル管理に移動し、「ドキュメントのプレビュー画像を常に保存」を選択解除します。

Patient User モードを再度有効化

環境設定インターフェイスに移動し、ライブスクリーン描画モードを「遅延」または「なし」に設定します。

アクティブなプリフライトプロファイルを無効にするか数を減らす

ウィンドウ出力プリフライトに移動し、「ライブプリフライト」を選択解除します。

 

または、最も重要なプリフライトルールのうち、必ず最小番号のみを選択します。

 

環境設定をリセットする

環境設定は、アプリケーションを終了するたびに保存されます。 環境設定が破損すると、速度低下や予期しない動作が発生する可能性があります。 詳しくは、「環境設定の指定」を参照してください。
 環境設定をリセットすると、すべてのカスタム設定が削除され、InDesign がデフォルト設定で起動します。フォルダーのバックアップを作成することをお勧めします。

GPU 関連の問題をトラブルシューティングする 

(macOS のみ) 

GPU プレビューモードと CPU プレビューモードを切り替えて、GPU のパフォーマンスがパフォーマンスの低下を引き起こしていないかを確認します。 

詳しくは、「InDesign の GPU パフォーマンス」を参照してください。

古いフォントまたは破損したフォントを削除する

フォントが破損したり損傷したりすると、アプリケーションのパフォーマンスが低下することがあります。 

詳しくは、「フォントの問題のトラブルシューティング」を参照してください。

アプリケーションを再インストールする

上記の手順を行っても問題が解決せず、アプリケーションが正常に動作しない場合は、アプリケーションを再インストールする必要があります。
 デフォルトの環境設定でアプリケーションを再インストールします(古い環境設定を消去します)。

  • Cleaner ツールを使用して、アプリケーションを完全に削除します。 次の場所にある InDesign 関連のすべてのフォルダーを手動で削除します。

Windows

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\InDesign\<バージョン>

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\Adobe\InDesign\<バージョン>

C:\Program Files\Adobe

macOS:

~/Library/Caches

~/Library/Preferences

Finder/アプリケーション

  • Creative Cloud からアプリケーションを再インストールします。

高度なトラブルシューティングの手順

セーフモードでアプリをテストし、デバイス上の隠し管理者アカウントや Root ユーザーアカウントで問題を解決するという一般的な手順です。 詳しくは、「起動の問題に対する高度なトラブルシューティング」を参照してください。

コミュニティで、パフォーマンスを最適化するためのベストプラクティスについての記事を参照してください。

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