すべてのトランジションにはプロパティがあり、トランジションコントロールで調整できます。共通するプロパティは、中心点の位置、開始値および終了値、境界およびアンチエイリアスの適用度の設定です(一部のトランジションでは方向も変更できます)。トランジションプロパティの調整に使用する一般的なコントロールとオプションは、次のとおりです。
トランジションコントロールを開くには、クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインでトランジションをダブルクリックします。
クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインでトランジションコントロールを使用して、2 つのクリップ間に適用したトランジションの配置を変更できます。トランジションは、カットを中心に配置する必要はありません。また、厳密にカットに揃えて配置する必要もありません。必要に応じて、カット上でトランジションをドラッグして配置を調整できます。トランジションコントロールには、配置を指定するためのオプションもあります。
クリップにトリミングされたフレームがあるかどうかで、クリップ間に配置したトランジションの配置方法が異なります。
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カット位置にある両方のクリップにトリミングされたフレームが含まれている場合は、トランジションをカットの中央に配置したり、どちらかのクリップの端に揃えて、その位置でトランジションを開始または終了するように設定できます。トリミングされたクリップは、クリップの右上隅の角が丸くなっています。
どちらのクリップにもトリミングされたフレームが含まれていない場合、トランジションは自動的にカットを中心に均等に配置され、最初のクリップの最後のフレームと 2 番目のクリップの最初のフレームがトランジションのデュレーションに合わせて繰り返し使用されます(フレームを繰り返して使用するトランジションには、斜線が表示されます)。
最初のクリップにだけトリミングされたフレームが含まれている場合、トランジションは自動的に 2 番目のクリップのインポイントにスナップします。この場合は、最初のクリップのトリミングされたフレームがトランジションに使用され、フレームは 2 番目のクリップで繰り返されません。
2 番目のクリップにだけトリミングされたフレームが含まれている場合、トランジションは最初のクリップのアウトポイントにスナップします。この場合は、2 番目のクリップのトリミングされたフレームがトランジションに使用され、フレームは最初のクリップで繰り返されません。
クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインで、トランジションの端をドラッグして、トランジションのデュレーションを編集できます。また、トランジションコントロールを使用して、トランジションのデュレーションを編集することもできます。
トランジションの初期設定のデュレーションは、ビデオでは 30 フレーム、オーディオでは 1 秒に設定されています。初期設定のデュレーションの値は、ムービーに合わせて変更できます。新たに設定したデュレーション値は、ムービーに既に配置されているトランジションのデュレーションには影響を与えませんが、設定の変更後に配置するすべてのトランジションの初期設定値はこの値になります。
注意:
ビデオトランジションはビデオトラックにペーストされ、オーディオトランジションはオーディオトラックにペーストされます。