特殊なクリップは、プロジェクトのアセットパネルのパネルオプションを使用して生成します。特殊なクリップは、追加したクリップと同様にプロジェクトのアセットパネルに表示されます。
カウントダウンマーク、カラーバー、1 kHz トーン、ブラックビデオ、単色の背景を作成してプロジェクトで使用できます。特殊なクリップを、ビデオを調整する際の基準として、または単純にフッテージとして使用します。
カラーバーと 1 kHz トーンクリップは、ビデオの先頭でセットで使用します。カラーバーは、放送用ビデオの先頭に配置される複数に色分けされた垂直のバーです。放送局は、このカラーバーを基準としてビデオのカラーを調整します。
1 kHz トーンは、1 kHz の周波数の短いトーンです。放送局は、このトーンを使用してオーディオのレベルを調整します。放送局は、このトーンを基準となる特定のレベルとして設定し、この周波数に合うようにオーディオレベルを増減させます。一部のオーディオ制作ワークフローは特定のトーンレベルで調整されるので、トーンレベルをそのオーディオワークフローに合わせてカスタマイズすることができます。
プロジェクトのアセットパネルで、パネルオプションから「新規項目」をクリックして、「カラーバー&トーン」を選択します。
カラーバー&トーンクリップが、プロジェクトのアセットパネルおよびエキスパートビュータイムラインに配置されます。
ブラックビデオクリップは、複数のムービーを分割したり、一時停止領域をムービーに作成する場合に追加します。ブラックビデオクリップをタイトルに使用することもできます。
単色のフルフレームマットで構成されたクリップを作成することができます。作成したマットは、タイトルまたはアニメーションクリップ用の単色の背景として使用することができます。
明るい色のマットを背景として一時的に使用すると、キーエフェクトを調整するときに透明度がより分かりやすくなります。
カラーマットクリップは、プロジェクトのアセットパネルおよびエキスパートビュータイムラインに配置されます。
新たに追加するすべてのクリップのレベルを設定する場合は、プロジェクトのアセットパネルのパネルオプションから「新規項目」をクリックします。次に、「カラーバー&トーン」オプションを選択します。
1 つのクリップにだけ適用するレベルを設定する場合には、エキスパートビュータイムラインで該当するクリップを選択します。
コントロールを左にドラッグしてボリュームを下げるか、右にドラッグしてボリュームを上げます。
コントロールをハイライトして数値を入力し、ボリュームを調整します。正の数値を入力すると、ボリュームが上がります。負の数値を入力すると、ボリュームが下がります。
ノーマライズオプションで、選択したクリップのピークの振幅を、指定した値に調整します。例えば、ピークの振幅が -6 dB のクリップのゲインを +6 dB に調整します。この場合、必ず「すべてのピークのノーマライズ」を 0.0 dB に設定します。
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