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クリップの選択、編集、グループ化、リンクおよび無効化

Premiere Elements で、複数のクリップを同時に選択して編集する方法や、クリップをグループ化、リンクおよび無効化する方法について説明します。

Premiere Elements では、複数のビデオクリップを同時に選択して編集を適用できます。また、クリップをグループ化、リンクおよび無効化することもできます。クリップを収集して、移動、無効化、コピー、削除などを一度に行うことができます。リンクされたクリップを他のクリップとグループ化すると、クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインのいずれかを使用しているかに関係なく、このクリップのオーディオコンポーネントとビデオコンポーネントの両方がグループ内に含まれます。

複数のクリップを同時に選択して編集

複数のビデオクリップを同時に選択し、編集を適用するには、次の簡単な手順に従います。

  1. Ctrl キー(Windows)と Command キー(macOS)を押して、選択する各クリップを選択します。また、クリックしてドラッグし、複数のクリップの周囲に選択ボックスを作成することもできます。

  2. 選択したクリップに、カット、トランジション、エフェクト、色調補正などの編集を適用できます。例:

    • カット:レーザーツール(ショートカット:C)を使用して、複数のクリップを同時にカットします。
    • トランジション:「トランジション」パネルからトランジションを適用するには、選択した 2 つのクリップ間、1 つのクリップ間、または選択されていないクリップ間にドラッグ&ドロップします。
    • エフェクト:「エフェクト」パネルから選択したクリップにエフェクトを適用します。「適用されたエフェクト」パネルでエフェクト設定を調整できます。
    • 色調補正:「色調補正」パネルを使用して、明るさ、コントラスト、彩度などのクリップのプロパティを調整できます。
    注意:

    Premiere Elements 2024 では、複数のビデオクリップを選択できません。

クリップのグループ化およびグループ化解除

クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュータイムラインで、クリップをグループ化して、移動、無効化、コピーまたは削除を一度に行うことができます。リンククリップをほかのクリップとグループ化すると、リンククリップのオーディオ部分とビデオ部分の両方がグループに含まれます。

  • クリップをグループ化するには、複数のクリップを選択して、 クリップ/グループ化を選択します。
  • クリップのグループ化を解除するには、グループ内の任意のクリップをクリックして、 グループを選択し、クリップ/グループ解除を選択します。
  • クリップのグループ内の 1 つまたは複数のクリップを選択するには、Alt キーを押しながら グループ内のクリップを 1 つクリックします。グループ内で追加のクリップを選択するには、 Shift + Alt キーを押しながらクリックします。

ほとんどのビデオにはサウンドトラックが入っています。 ビデオとオーディオの両方を含んだクリップは、プロジェクトのアセットパネルでは、 1 つの項目として表示されます。クリップをエキスパートビュータイムライン 内のムービーに追加すると、ビデオとオーディオは別々のトラックに表示されます (オーディオの真上にビデオが表示されます)。

ビデオとオーディオは リンクされたままです。エキスパートビュータイムラインでビデオ部分をドラッグすると、 リンクされているオーディオも一緒に動きます。その逆も同様です。このことから、 オーディオとビデオの組み合わせをリンクされたクリップと呼びます。エキスパート ビュータイムラインでは、リンクされたクリップの名前が下線付きで表示され、 ビデオには [V]、オーディオには [A] が付きます。

リンクされたクリップの場合は、同じ名前に [V] または [A] が付加され、 下線が付きます。

すべての編集操作(移動、 トリミング、クリップ速度の変更など)は、リンクされたクリップの両方の 部分に作用します。編集タスクを開始するときに Alt キーを押すと、 リンクを一時的に上書きできます。ビデオ部分または オーディオ部分だけを別々に配置することもできます。

ビデオクリップとオーディオクリップは、 1 つの単位として機能するようにリンクすることができます。選択、トリミング、分割、 削除、移動または速度の変更を一方のクリップに対して行うと、 他方のクリップも同じように影響を受けます。このリンクは、必要に応じて一時的に上書きできます。エキスパート ビュータイムラインでは、リンクされたクリップの名前が下線付きで表示され、 ビデオには [V]、オーディオには [A] が付きます。

  • ビデオクリップとオーディオクリップを リンクするには、Shift キーを押しながらビデオクリップとオーディオクリップをクリックして 両方とも選択し、クリップ/オーディオとビデオをリンクを選択します。
  • ビデオとオーディオのリンクを解除するには、リンクされているクリップを 選択して、クリップ/オーディオとビデオのリンク解除を選択します(この操作で オーディオとビデオのリンクは解除されますが、このままでは両方とも選択された状態になります。クリップを 個別に操作するには、クリップを選択し直す必要があります)。
  • リンクされているクリップを個別に選択するには、Alt キーを押しながら 目的のクリップをクリックします。個別に選択したら、リンククリップからは独立してクリップを 移動またはトリミングできます。
注意:

リンクを解除せずにオーディオクリップ またはビデオクリップを簡単に削除するには、クリップを右クリック (Mac OS では control キーを押しながらクリック)し、メニューから「オーディオを削除」または「ビデオを削除」を選択します。

リンククリップのオーディオ部分または ビデオ部分のみの削除

  1. エキスパートビュータイムラインで、 次のいずれかの操作を行います。
    • リンククリップを右クリック (Mac OS では control キーを押しながらクリック)して、「オーディオを削除」または「ビデオを削除」を選択します。

    • Alt キーを押しながらオーディオ部分または ビデオ部分をクリックして該当部分のみを選択し、Delete キーまたは Backspace キーを押します。

    • リンククリップをクリックして、クリップ/ オーディオとビデオのリンク解除を選択します。クリップを選択し直して、編集/消去、 または、編集/削除し間隔を詰めるを選択します。

    削除し間隔を詰めるを選択すると、クリップが 移動して、削除によって生じた間隔を自動で詰めることができます。

リンククリップの同期

Adobe Premiere Elements では、ビデオとそのオーディオがエキスパートビュータイムラインの 別々のトラックに自動的に配置されます。また、クリップのトリミングや移動を 行ったときに同期が維持されるように、クリップがリンクされています。

一方のクリップを Alt キーを押しながらドラッグして非同期の状態にすると、エキスパートビュータイム ラインのクリップ名の横に、オフセットフレームの数が表示されます。

この オフセットはクリップのリンクを解除した場合でも追跡され、 リンクし直すとオフセットフレームの数が再度表示されます。また、 クリップを自動的に同期し直すこともできます。クリップに応じて、 2 つの同期方法から選択できます。

  1. エキスパートビュータイムラインで、移動するクリップのオフセット値を右クリック(Mac OS では Control キーを押しながらクリック)します。

    右クリック(Mac OS では control キーを押しながらクリック)した クリップは移動または調整され、移動しないもう一方のクリップに揃えられます。

クリップの有効化および無効化

別の編集操作を試行するときや、処理時間を 短縮するときには、クリップを無効にすると便利な場合があります。 クリップを無効にしておくと、モニターパネルでムービーを 再生したり書き出すときに、そのクリップは含まれなくなります。ただし、クリップを 無効にしても、移動したり変更することはできます。

  1. クイックビュータイムラインまたはエキスパートビュー タイムラインで 1 つまたは複数のクリップを選択し、クリップ/有効を選択します。

    クリップを無効にすると、「有効」コマンドの横にあるチェックマークが消え、 クイックビュータイムラインおよびエキスパートビュータイムラインでクリップがグレー 表示になります。

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