Microsoft は、2022 年 6 月 15 日をもって Internet Explorer(IE)11 デスクトップアプリケーションのサポートを終了しました。詳しくは、発表を参照してください。この文書では、IE11 の提供の終了が Acrobat および Acrobat Reader デスクトップアプリケーションに与える影響と、今後のロードマップについて説明します。
Internet Explorer の Adobe PDF プラグイン
Adobe PDF プラグインを使用すると、Internet Explorer で PDF を表示できます。Internet Explorer ベースのプラグイン、サイト、およびアプリとの後方互換性については、Internet Explorer モードを備えた Microsoft Edge が Internet Explorer 11 デスクトップアプリの代わりとなります。詳しくは、「Internet Explorer(IE)モード」を参照してください。
Acrobat および Acrobat Reader(v21.007.20091)の 2021 年 9 月リリースに伴い、Internet Explorer 用 Adobe PDF プラグインは、Microsoft Edge 上の IE モードで動作することが確認されています。
Acrobat および Acrobat Reader のインストーラーは、2022 年 6 月 15 日以降も引き続き Internet Explorer ベースの PDF プラグインをインストールします。2022 年 6 月 15 日まで、このプラグインは、Internet Explorer および Microsoft Edge 上の IE モードのいずれにおいてもサポートされます。2022 年 6 月 15 日以降、このプラグインは、Microsoft Edge 上の IE モードでのみサポートされます。アドビは、Internet Explorer のプラグインのサポートを終了し、Internet Explorer 11 で報告または発見されたバグのテストおよび修正を能動的には実施しません。ただし、Microsoft Edge 上の IE モードは引き続きサポートされます。
Adobe Acrobat Create PDF プラグイン
Microsoft Edge では現在、Acrobat PDFMaker アドインをインストールできません。Web ページの印刷、web ページの PDF への変換/追加などの「PDF を作成」アクションは、2022 年 6 月 15 日以降、Internet Explorer および Microsoft Edge 上の IE モードではサポートされなくなります。
Acrobat および Acrobat Reader ユーザーのログインワークフロー
Internet Explorer のログイン用埋め込みコントロールの使用
Acrobat および Acrobat Reader は、Internet Explorer のログイン用埋め込みコントロールを使用しています。Internet Explorer の提供の終了に伴い、Acrobat および Acrobat Reader のログインワークフローについては、Internet Explorer から Chromium Embedded Framework(CEF)に移行します。
- Acrobat および Acrobat Reader の 2022 年 1 月リリース(v 21.011.20039)以降の Continuous トラックで利用可能です。
- Acrobat 2020 および Acrobat 2017 の 2022 年 3 月リリース(v20.005.30314 および v 17.012.30205)以降の Classic トラックで利用可能です。
Internet Explorer の SharePoint、共有レビュー、フォームベースの認証ワークフロー用埋め込みコントロールの使用
Acrobat および Acrobat Reader は、Internet Explorer の SharePoint、共有レビュー、フォームベースの認証において、ログインワークフロー用埋め込みコントロールを使用しています。このワークフローの Internet Explorer からの移行は、今後のリリースで予定されています。