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現像モジュールのオプション

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    5. スライドショーの再生と書き出し
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    2. プリントモジュールのレイアウトとテンプレート
    3. プリントジョブのオプションと設定
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    1. フォトブックの作成
  18. Web ギャラリー
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    3. Web ギャラリーのレイアウト
    4. Web ギャラリーのテンプレートと設定
    5. Web フォトギャラリーのプレビュー、書き出し、アップロード
  19. キーボードショートカット
    1. キーボードショートカット
  20. トラブルシューティング 
    1. 解決済みの問題
    2. 既知の問題

Lightroom Classic 12.4(2023年6月リリース)で更新された機能

処理バージョン

処理バージョンとは、Lightroom Classic の現像モジュールで写真の調整とレンダリングに使用される Camera Raw 技術です。使用する処理バージョンによって、現像モジュールで利用できるオプションや設定が異なります。

注意:

画像が使用している処理バージョンがわからない場合は、次のいずれかの操作を行います。

  • 設定/処理をクリックします。使用されている処理バージョンの横にチェック記号が表示されます。
  • カメラキャリブレーションパネルを開き、プロセスメニューを確認します。

処理バージョン 6

処理バージョン 6 では、カラーミキサーおよび白黒ミキサーの調整を使用する際の色ムラが軽減されています。

処理バージョン 5

処理バージョン 5 では、マイナスのかすみの除去と、高品質な ISO Raw ファイルの画質が改善されています。かすみの除去スライダーを 0 の左側に移動すると、ノイズが低減され(マイナスのかすみの除去)、シャドウ部のディテールの向上により、低照度で撮影された写真のパープル/マゼンタの色かぶりが低減されます。

処理バージョン 2012

Lightroom 4 以降で初めて編集される画像には、処理バージョン 2012(PV2012)が使用されます。PV2012 は、コントラストの大きな画像のための新しい階調コントロールと新しいトーンマッピングアルゴリズムを備えています。PV2012 では、基本補正パネルでハイライト、シャドウ、白レベル、黒レベル、露光量およびコントラストを調整することができます。またホワイトバランス(色温度および色かぶり補正)、ハイライト、シャドウ、ノイズおよびモアレについて、部分補正を適用することもできます。

処理バージョン 2010

Lightroom 3 で編集した画像には、初期設定で PV2010 が使用されていました。PV2010 は、前の処理バージョンである PV2003 と比較して、シャープおよびノイズ軽減が向上しています。

処理バージョン 2003

Lightroom 1 および 2 で使用されていた初期の処理エンジンです。

  1. 写真を PV2012 に更新するには、現像モジュールで次のいずれかの操作を行います。

    • ヒストグラムの右下にある「現在の処理(2012)に更新」ボタンをクリックします(Ctrl/Cmd + 0)。
    • 写真の右下にある最新の処理(2012)に更新ボタン をクリックします。
    • 設定/処理/2012(現在)を選択します。

    • カメラキャリブレーションパネルで処理/2012(現在)を選択します。

  2. 処理バージョンの更新ダイアログボックスで、次のいずれかを選択します。

    補正前と補正後の確認

    修正前と修正後のビューで更新後の写真が表示され、変更内容を確認できます。詳しくは、補正前の写真と補正後の写真の表示を参照してください。

    更新

    選択した 1 枚の写真を更新します。

    選択したすべての写真を更新

    アクティブな写真だけでなく、フィルムストリップで現在選択しているすべての写真を更新します。

    フィルムストリップの全ての写真を更新

    選択している写真だけでなく、フィルムストリップにあるすべての写真を更新 します。

    注意:

    処理バージョン 2012 に更新すると、写真の外観が大きく変更されることがあります。新しい処理バージョンに慣れるまで、画像を 1 つずつ更新することをおすすめします。

画像のソフト校正

ソフト校正は、画面上の写真を出力した場合の見栄えをプレビューし、特定の出力デバイスに最適化する機能です。Lightroom Classic のソフト校正を使用すると、出力時の画像表示を評価して、大幅な階調やカラーの違いがないように調整できます。

  1. 現像モジュールで画像を開き、ツールバーの「ソフト校正」ボックスをオンにします。

    プレビュー背景が白に変わり、プレビュー領域の右上隅に「校正のプレビュー」ラベルが表示され、ソフト校正パネルが開きます。

    Lightroom Classic CC の現像モジュールの「ソフト校正」オプション
    現像モジュールの「ソフト校正」オプション

  2. ソフト校正パネルのオプションを使用して、カラーが対象のディスプレイまたは出力デバイスの色域(色の範囲)内にあることを確認します。

    モニター色域外警告を表示/非表示 

    ディスプレイの表示能力外のカラーは、画像のプレビュー領域内に青で表示されます。

    校正の色域外警告を表示/非表示 

    プリンターのレンダリング能力外のカラーは、画像のプレビュー領域内に赤で表示されます。

    注意:

    モニターと出力先デバイスの両方の色域外のカラーは、画像のプレビュー領域内にピンクで表示されます。

    プロファイル

    プロファイルは、デバイスのカラースペースを数学的に記述したものです。初期設定では、使用しているモニターのプロファイルを使用して、Lightroom Classic の現像モジュールに画像が表示されます。異なる出力カラースペースをシミュレートする場合は、プロファイルメニューから出力カラースペースを選択します。

    マッチング方法

    マッチング方法は、カラースペース間でカラーを変換する方法を指定します。

    「知覚的」マッチングは、カラー間の視覚的な関係をできるだけ保持し、カラー値を変えてでも人間の目に自然に知覚されることを優先します。「知覚的」マッチングは、色域外の飽和色が多く含まれる画像に適しています。

    「相対的」マッチングは、変換元のカラースペースの最大ハイライトと、変換先のカラースペースの最大ハイライトを比較し、すべてのカラーをその差分だけシフトします。色域外の色は、変換先カラースペース内で再現可能な近似色に変換されます。「相対的」マッチングは、「知覚的」マッチングよりも画像の元の色を維持します。

    紙とインキをシミュレート

    実際の紙の色であるくすんだ白と、実際の黒インクの色であるダークグレーをシミュレートします。すべてのプロファイルで使用できるとは限りません。

  3. 写真を編集して対象のカラースペースに変換するには、「校正刷りを作成」をクリックします。これにより、自由にプリント設定を調整できる仮想コピーが Lightroom Classic によって作成されます。次に、調整を行います。

    注意:

    写真の調整を開始したが、「校正刷りを作成」をクリックしなかった場合、ソフト校正用の仮想コピーを作成するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。「校正刷りを作成」をクリックすると、元の画像を変更せずにコピー上で作業できます。元の画像を編集するには、「校正にする」をクリックします。Lightroom Classic で行われる編集はすべて、非破壊編集です。元の画像を編集することを選択した場合でも、後でその選択を変更したり、変更を取り消したりすることができます。

現像モジュールで調整した設定の他の写真への適用

ライブラリモジュールのクイック現像パネルまたは現像モジュールで写真を調整するたびに、調整後の設定内容が記録されます。これらの設定をコピーして、同じ写真の別のバージョンや、フィルムストリップで選択されている別の写真に適用できます。

現在の写真の現像設定のコピー&ペースト

ライブラリモジュールと現像モジュールでは、現在の写真の個々の現像設定を、別の写真にコピー&ペーストできます。 

  1. 現在の写真の現像設定をコピーするには、次のいずれかの操作を行います。
    • 現像モジュールでは、ツールバーの左側にある「コピー」ボタンをクリックするか、編集/コピー(Mac OS のみ)を選択するか、または設定/設定をコピーを選択します。目的の設定項目を選択して「コピー」をクリックします。

    • ライブラリモジュールでは、写真/現像設定/設定をコピーを選択します。目的の設定項目を選択して「コピー」をクリックします。

    注意:

    (Mac OS)ライブラリモジュールで編集/「コピー」コマンドを使用すると、テキストとメタデータがコピーされます。現像モジュールで編集/「コピー」コマンドを使用すると、パネルで選択したテキストまたは選択した写真の現像設定がコピーされます。

  2. コピーした現像設定を他の 1 つの写真にペーストするには、ライブラリモジュールまたは現像モジュールのフィルムストリップで目的の写真を選択し、次のいずれかの操作を行います。
    • 現像モジュールでは、「ペースト」ボタンをクリックするか、編集/ペースト(Mac OS のみ)を選択するか、または設定/設定をペーストを選択します。

    • ライブラリモジュールでは、写真/現像設定/設定をペーストを選択します。

    注意:

    (Mac OS)ライブラリモジュールで編集/「ペースト」コマンドを使用すると、コピーしたテキストとメタデータがペーストされます。

  3. 複数の写真に設定をペーストするには、次の操作を行います。

    • 現像モジュールで、フィルムストリップ内の写真を選択し、写真/現像設定/設定をペーストを選択します。
    • ライブラリモジュールで、グリッド表示またはフィルムストリップで写真を選択し、写真/現像設定/設定をペーストを選択します。
    注意:

    (Mac OS)ライブラリモジュールで編集/「ペースト」コマンドを使用すると、コピーしたテキストとメタデータがペーストされます。

複数の写真に編集をコピーしてペーストするには、設定を適用するフィルムストリップのすべての写真を選択し、同期スイッチを切り替えて、「自動同期」ボタンを有効にします。「ペースト」を選択して、編集設定を適用します。

HDR の設定をコピー&ペースト

注意:

同期」が有効になっている場合、編集設定は 1 つの画像にペーストされます。 自動同期 設定を複数の画像に一括して適用します。

スプレーツールを使用した現像プリセットの適用

  1. ライブラリモジュールのグリッド表示でツールバーのスプレーツールを選択して、ツールバーのスプレーメニューから「設定」を選択します。
    注意:

    スプレーツールがツールバーに表示されていない場合は、ツールバーメニューから「スプレーツール」を選択します。

  2. 「クリエイティブ - 古い写真」などの現像プリセットをツールバーのポップアップメニューから選択し、写真をクリックするかドラッグして設定を適用します。
  3. スプレーツールを無効にするには、ツールバーの円形のアイコンをクリックします。スプレーツールが無効になっている場合は、スプレーツールアイコンがツールバーに表示されます。

一連の写真において露光量の一貫性を保持

ライブラリモジュールおよび現像モジュール内の選択した写真の露出を一致コマンドを使用すると、露光量が異なる一連の写真において、露出を一致させるための補正が簡単に行えます。このコマンドは、絞り値、シャッタースピード、カメラの ISO 設定をもとに計算を行い、選択した写真における写真全体の露出を自動的に補正してアクティブな写真と一致させます。

  1. アクティブな写真に必要な補正が適用され、適切な露光量になっていることを確認してください。

  2. Cmd(Mac)/Ctrl(Win)キーを押しながら、グリッドまたはフィルムストリップから露出を一致させたい写真をすべて選択します。

  3. 次のいずれかの操作を行います。

    • 現像モジュールで、設定/選択した写真の露出を一致を選択します。
    • ライブラリモジュールで、写真/現像設定/選択した写真の露出を一致を選択します。

複数の写真の設定の同期

現像モジュールとライブラリモジュールのどちらで作業している場合でも、「同期」コマンドを使用すると、現在の写真の選択した現像設定を、フィルムストリップで選択されている他の写真に適用できます(フィルムストリップサムネールで現在の写真は明るい白の枠で示されます)。

注意:

フィルムストリップで選択されている写真が 1 枚だけの場合、「設定を同期」コマンドは使用できません。この場合、現像モジュールでは「同期」ボタンが「前の設定」ボタンになり、ライブラリモジュールでは「設定を同期」ボタンが使用できない状態になります。

  • フィルムストリップ内で、現在の写真と設定を同期する対象の写真を Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらクリック(Windows)、または Command キーを押しながらクリック(Mac OS)して選択し、次のいずれかの操作を行います。
    • 現像モジュールで、「同期」ボタンをクリックするか、設定/設定を同期を選択します。コピーする設定項目を選択し、「同期」をクリックします。

    • 現像モジュールで、「同期」ボタンの左にある「自動同期を有効にする」スイッチをクリックして、自動同期モードに切り替えます。その状態で、スライダーをドラッグするか、調整を行うと、選択されたすべての写真にその調整が適用されます。

    • ライブラリモジュールで、「設定を同期」ボタンをクリックするか、写真/現像設定/設定を同期を選択します。コピーする設定項目を選択し、「同期」をクリックします。

注意:

設定をコピーダイアログボックスで以前に選択または選択解除した設定項目は、設定を同期ダイアログボックスでも同様に選択または選択解除された状態で表示されます。

現像モジュールで調整した設定を参照ビューの複数の写真へ適用

現像モジュールの参照ビューで作業しているときに、現在アクティブな写真について選択した現像設定をフィルムストリップの他の写真に適用できます。

  1. 参照ビューで、参照写真を選択します。詳細については、参照ビューを参照してください。

  2. 現像モジュールで調整した設定を適用する、フィルムストリップ内のすべての写真を選択します。

    注意:

    自動的にフィルムストリップの選択内容からアクティブな写真として、最もよく選択されている写真が設定されます。

  3. 画面の右下隅で、「同期」ボタンの左にある「自動同期を有効にする」スイッチをクリックして、自動同期モードに切り替えます。詳細については、複数の写真の設定の同期を参照してください。

  4. アクティブな写真の調整を行って、その特性や外観を参照写真に合わせることができるようになりました。選択されたすべての写真にその調整が適用されます。

直前に選択した写真の設定の適用

フィルムストリップで直前に選択した写真の設定をすべてまとめてコピーし、現在選択している写真に(設定を一切変更していない場合でも)適用できます。次のいずれかの操作を行います。

  • 現像モジュールでは、ツールバーの右側にある「前の設定」ボタンをクリックするか、設定/前の設定をペーストを選択します。
  • ライブラリモジュールでは、写真/現像設定/前の設定をペーストを選択します。
注意:

フィルムストリップで複数の写真が選択されている場合、現像モジュールの「前の設定」ボタンは「同期」ボタンに変化します。

画像のヒストリーとスナップショットの管理

スナップショットの作成

編集処理中は、写真の様々な状態に名前を付けてスナップショットとして保存できます。作成した各スナップショットは、スナップショットパネルにアルファベット順に並べて表示されます。

注意:

スナップショットのリストの上にポインターを置くと、各スナップショットのプレビューがナビゲーターパネルに表示されます。

スナップショットの追加

  1. 現像モジュールのヒストリーパネルで、以前または現在の写真の状態を選択します。
  2. スナップショットパネルのヘッダーにあるスナップショットを作成(+)ボタンをクリックします(または、現像/新規スナップショットを選択します)。

    ヒストリーパネルで選択した状態のときの写真の設定がすべてスナップショットに記録されます。

  3. 新しい名前を入力し、Return キーを押します。

スナップショットの削除

  1. 現像モジュールのスナップショットパネルで、スナップショットを選択し、パネルのヘッダーにある選択したスナップショットを削除(-)ボタンをクリックします。
注意:

キーボード上の Delete キーは押さないでください。Delete キーを押すと、現在選択されている写真が削除されます。

ヒストリーパネルでの画像の補正の記録

ヒストリーパネルには、写真が Lightroom Classic に読み込まれた日時が、読み込み時にプリセットが適用された場合はそのプリセット情報と合わせて記録されます。写真の読み込み後は、写真を補正するたびに補正内容が 1 つの状態として記録され、他のすべての状態情報と共にヒストリーパネルに時系列順に表示されます。これらの状態情報の名前は変更できますが、リスト内での掲載順序を変更することはできません。

  • ヒストリーパネルのリストの上にポインターを置き、各状態の写真のプレビューをナビゲーターパネルで確認します。
  • ヒストリーパネルで状態を選択し、写真をその状態に戻すか、その状態のスナップショットを保存します。
  • 状態情報をダブルクリックしてその名前を選択し、新しい名前を入力して Enter キー(Windows)または Return キー(Mac OS)を押します。
  • 状態を右クリック(Windows)するか、Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、「ヒストリー設定を補正前にコピー」を選択して 1 つの補正をコピーします。
  • ヒストリーパネルのヘッダーにあるすべてクリアボタン(X)をクリックして、リストからすべての状態を削除します。
注意:

ヒストリーパネルの状態のリストが長くなり過ぎた場合は、保存したい状態のスナップショットを作成します。その後、すべてクリアボタンをクリックしてパネルの内容を消去します。この操作では、現在の画像設定に影響を与えることなく、状態のリストが削除されます。

元画像ではなくスマートプレビューを編集してパフォーマンスを向上

現像モジュールで写真を編集する際の Lightroom Classic のパフォーマンスを向上させるために、Lightroom には、元画像が利用可能な場合でも、写真のスマートプレビューの編集を行う環境設定オプションが用意されています。このオプションを使用すると、編集中の画質は低下しますが、最終出力のサイズおよび画質は元のままです。 

この環境設定を指定するには:

  1. 編集環境設定を選択します。

  2. 環境設定ダイアログで、パフォーマンスタブを選択します。

  3. 現像セクションで、画像編集には、元画像の代わりにスマートプレビューを使用を選択します。

  4. OK をクリックして、Lightroom Classic を再起動します。

注意:

現像モジュールで 100%(1:1 モード)までズームすると、画像編集には、元画像の代わりにスマートプレビューを使用環境設定が有効な場合でも、元画像に切り替わります。

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