Lightroom Classic では、ソフトウェアを終了したときにカタログを定期的にバックアップするようにスケジュールを設定できます。Lightroom Classic から実行するバックアップは、カタログファイルのみを含みます。編集した写真や Lightroom Classic から書き出したデータは自分でバックアップする必要があります。
カタログを頻繁かつ定期的にバックアップすることは、包括的なバックアップ戦略の一部に過ぎません。バックアップ戦略の策定にあたっては、以下の点に注意してください。
- カタログや写真をバックアップする頻度が上がれば、クラッシュや障害が発生したときに失われるデータが少なくなります。
- 可能であれば、写真やカタログのバックアップコピーを作業ファイルとは別のハードディスクに保存してください。
- バックアッププロセスを自動化し、作業ファイルとバックアップファイルの間の変更を同期化するための専用のバックアップソフトウェアを用意することをお勧めします。
- 手違いによるバックアップファイルの消去を懸念する場合は、追加のディスク上または DVD などの読み取り専用メディアに冗長バックアップを作成することもできます。
- さらにセキュリティを強化するには、作業ディスクとは別の場所にバックアップディスクを保管します。できれば、現場から離れた場所または防火金庫の中が理想的です。
- 写真を読み込むときは、写真のコピーを作成することを検討します。この場合、編集した写真のコピーではなく、元の写真のコピーのみができることに注意してください。詳しくは、読み込み中の写真のバックアップを参照してください。
- Windows:\Users\[ユーザー名]\Pictures\Lightroom\[カタログ名]\Backups\
- Mac OS:/Users/[ユーザー名]/Pictures/Lightroom/[カタログ名]/Backups\
注意:
Lightroom Classic の使用中に Mac OS X Time Machine™ のバックアップ操作や復元操作をおこなうことはお勧めできません。
注意:
Mac の場合、Lightroom Classic /Lightroom 6.1 は 4 GB より大きなカタログを圧縮できません。Mac OS の解凍ユーティリティの初期設定では、4GB より大きなアーカイブを扱えないためです。そのような大きなサイズで圧縮されたカタログは、「破損しました」として報告されます。
-
カタログのバックアップダイアログボックスで、「バックアップ」をクリックして、初期設定の場所にカタログをバックアップし、Lightroom Classic を終了します。
オプションとして、「バックアップ」をクリックする前に次のいずれかを選択します。
バックアップ前に整合性をテスト
Lightroom Classic がバックアップを完了する前にカタログに破損がないかどうかをチェックします。整合性をチェックすると、バックアップするときに時間がかかりますが、データ損失のリスクが軽減されます。
注意:
カタログを開くときにも、カタログの整合性をテストできます。環境設定ダイアログボックスの一般パネルで、起動時にこのカタログを使用/Lightroom の起動時にダイアログを表示を選択します。次に、Lightroom Classic を起動します。カタログを選択ダイアログボックスで、このカタログの整合性をテストを選択し、開くをクリックします。