Lightroom Classic の環境設定/パフォーマンスでグラフィックプロセッサー(グラフィックカード、ビデオカード、GPU ともいいます)の使用を有効にすると、現像モジュール、ライブラリモジュールのグリッド表示、ルーペ表示、フィルムストリップで画像の表示や調整をおこなう際に、互換性のあるグラフィックプロセッサーを使用して処理が高速化されます。被写体を選択、空を選択、およびディテールの強化などの機能も、GPU によって高速化されます。互換性のある GPU を使用すると、4K や 5K モニターなど、高解像度ディスプレイでの処理速度を大幅に向上できます。
グラフィックプロセッサーは、Lightroom Classic の最小必要システム構成(以下を参照)を満たしている必要があります。また、GPU コンピューティングベンチマークでスコアが 2,000 以上のグラフィックカードの使用をおすすめします。
ディスプレイ用 GPU の必要システム構成がすべて満たされていることを確認してください。
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最小 |
推奨 |
VRAM |
2 GB 以上の GPU RAM |
4 K 以上のディスプレイの場合は 4 GB 以上の GPU RAM |
画像処理のための必要システム構成がすべて満たされていることを確認してください。
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最小 |
推奨 |
VRAM |
2 GB 以上の GPU RAM |
8 GB 以上の専用 GPU RAM、または 16 GB 以上の共有メモリ |
詳細については、「必要システム構成 | Lightroom Classic」を参照してください。
最高のパフォーマンスを得るには、GPU コンピューティングベンチマークでスコアが 2,000 以上のグラフィックカードを使用してください。
Lightroom Classic が GPU を使用できる場合、環境設定で、「グラフィックプロセッサーを使用」チェックボックスがオンになっているはずです。
環境設定に、Lightroom Classic で使用可能な GPU の名前とビデオメモリが表示されます。情報が表示されない場合、GPU またはハードウェアのドライバーの更新が必要か、オペレーティングシステムが必要システム構成を満たしていない可能性があります。
Lightroom Classic 8.4(2019 年 8 月リリース)で導入
Lightroom Classic で、GPU アクセラレーションの現在の状態が GPU 名の下に表示されます。制限付きまたは完全アクセラレーションが自動的にサポートされます。制限付きアクセラレーションが自動的に選択された場合、「カスタム」を使用すると完全アクセラレーションを有効にできます。
システムが対応していない場合やエラーが発生した場合は、アクセラレーションが自動的に無効になります。アクセラレーションが無効になっているときにエラーメッセージが表示された場合は、GPU ハードウェア、ドライバーのバージョンまたはオペレーティングシステムがシステム要件を満たしていない可能性があります。
「グラフィックプロセッサーを使用」ドロップダウンから次のいずれかを選択して、GPU アクセラレーションがのオン/オフを切り換えます。
自動
システムのハードウェアとオペレーティングシステムの構成からサポートされる正しい GPU レベルを自動的に判定する場合は、このオプションを選択します。初期設定ではこれが選択されます。
カスタム
GPU サポートのレベルを手動で選択する場合は、このオプションを選択します。
オフ
GPU アクセラレーションをオフにする場合に、このオプションを選択します。
使用中のグラフィックカードの製造元およびモデルを確認するには、Lightroom Classic を起動し、ヘルプ/システム情報を選択して、グラフィックプロセッサー情報を参照します。
複数のグラフィックカードを使用する必要がある場合、必ず、同一メーカーの同一モデルにしてください。異なるメーカーやモデルが混在すると、Lightroom Classic でクラッシュをはじめ、その他の競合問題が発生する場合があります。グラフィックドライバーの競合が原因で発生する問題を解決するには、「解決策 4: GPU およびグラフィックドライバーのトラブルシューティング手順」の手順 5 と手順 6 を実行します。
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