カスタムフィルターを使用すると、独自のフィルター効果をデザインできます。カスタムフィルターでは、畳み込みと呼ばれる事前に定義した数学演算に従って、画像内の各ピクセルの明るさの値を変更できます。各ピクセルには、周囲のピクセルの値に基づく値が割り当てられます。作成したカスタムフィルターは保存し、他の Photoshop 画像に使用できます。
カスタムフィルターを保存し、再利用するには、「保存」ボタンと「読み込み」ボタンを使用します。
ハイパスフィルターは、色の変化が大きい部分で指定の半径内のエッジのディテールを保ちながら、それ以外の部分ではエッジのディテールを抑えます。半径を 0.1 ピクセルにすると、エッジのピクセルだけが維持されます。このフィルターでは、線数の少ないディテールを画像から取り除き、ぼかし(ガウス)フィルターとは逆の効果を得ることができます。
注意:
ハイパスフィルターを使用して、スキャンした画像から線画や広範囲のモノクロ部分を抽出できます。抽出するには、フィルターを適用してから、フィルター/色調補正/2 階調化コマンドを選択するか、画像をモノクロ 2 階調モードに変換します。
明るさの最大値フィルターと明るさの最小値フィルターは、中間値フィルターのように、選択範囲内の個々のピクセルに作用します。明るさの最大値フィルターと明るさの最小値フィルターは、指定した半径で、現在のピクセルの明るさの値を、その周囲のピクセルの明るさの最大値または最小値に置き換えます。明るさの最大値フィルターは、チョークを適用するのと同じ効果があります。白い部分を広げ、黒い部分を縮小します。明るさの最小値フィルターは、スプレッドを適用するのと同じ効果があります。黒い部分を広げ、白い部分を縮小します。
スクロールフィルターは、選択範囲を指定した量だけ右または下に移動し、選択範囲の元の位置に空のスペースを残します。選択範囲の大きさによって、空のスペースは透明の背景、エッジのピクセルまたは画像の右または下のエッジのピクセルで埋めることができます。
サードパーティによって開発されたプラグインフィルターをインストールできます。インストールしたプラグインフィルターは、通常はフィルターメニューの一番下に表示されます。ただし、開発者が別の場所を指定している場合はその場所に表示されます。
プラグインモジュールの作成に興味をお持ちの方は、Adobe Systems のデベロッパーサポートにお問い合わせください。
注意:
Windows アプリ版の Photoshop Elements では、プラグインは自動で利用可能にはならず、手動で追加する必要があります。
注意:
サードパーティ製プラグインの不具合や質問については、プラグインの製造元にお問い合わせください。