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JPEG 形式
JPEG 形式は 24 ビットカラーをサポートしているので、写真の明るさや色相のわずかな違いが保持されます。プログレッシブ JPEG ファイルは、フル解像度の画像をダウンロードしながら、低解像度の画像を Web ブラウザーに表示します。
JPEG 画像圧縮は一部の画像データを破棄するので、非可逆圧縮方式と呼ばれます。画質設定を高くすると破棄されるデータが少なくなりますが、JPEG 圧縮形式では、特に活字やベクトルデータを含む画像の場合は、画像のシャープなディテールが必ず劣化します。
画像を JPEG 形式で保存するたびに、斑点、波形のようなパターン、ブロック状の縞模様が生成されます。このため、JPEG ファイルとして保存する場合は、JPEG 形式で既に保存したファイルからではなく、常に元の画像から保存することをお勧めします。
JPEG 形式は透明ピクセルをサポートしていません。画像を JPEG ファイルとして保存すると、Web 用に保存ダイアログボックスで指定したマットカラーで透明ピクセルが塗りつぶされます。透明な背景の効果をシミュレートするには、マットカラーを Web ページの背景色と一致させます。画像に透明ピクセルがあり、Web ページの背景色がわからない場合、または背景がパターンの場合は、透明ピクセルをサポートする形式を使用します(GIF、PNG‑8 または PNG‑24)。
JPEG 形式として最適化
JPEG は標準的な写真圧縮形式です。
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画像を開いて、ファイル/Web 用に保存を選択します。
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最適化ファイル形式メニューで、「JPEG」を選択します。
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特定のファイルサイズに最適化するには、プリセットメニューの右にある矢印をクリックし、「ファイルサイズの最適化」をクリックします。「目標のファイルサイズ」テキストボックスにファイルサイズを入力し、「現在の設定」(現在の設定で最適化)または「GIF/JPEG を自動選択」(JPEG または GIF から最適な形式を自動的に選択)のいずれかを選択します。
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次のいずれかの操作を行って、圧縮のレベルを指定します。
最適化ファイル形式メニューの下にあるポップアップメニューから画質オプション(低画質、中画質、高画質など)を選択します。
画質メニューにある矢印をクリックし、画質ポップアップスライダーをドラッグします。
「画質」ボックスに 0 ~ 100 の値を入力します。
画質設定を高くすると、最適化した画像でディテールがより多く保持されますが、ファイルサイズは大きくなります。様々な画質設定で最適化した画像を表示して、画質とファイルサイズの最適なバランスを判断してください。
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「プログレッシブ」を選択すると、Web ブラウザーで画像がプログレッシブに表示されます。つまり、最初は低解像度で表示され、ダウンロードが進むにつれて徐々に高解像度で表示されるようになります。注意:
プログレッシブ JPEG をサポートしていないブラウザーもあります。
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最適化した画像で元の画像の ICC プロファイルを保持するには、「ICC プロファイル」を選択します。
ICC プロファイルをカラー補正に使用しているブラウザーもあります。画像の ICC プロファイルは、現在のカラー設定に依存します。
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元の画像に透明部分が含まれる場合は、Web ページの背景と一致するマットカラーを選択します。元の画像の透明部分は、マットカラーで塗りつぶされます。
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最適化した画像を保存するには、「OK」をクリックします。最適化ファイルを別名で保存ダイアログボックスで、ファイル名を入力して「保存」をクリックします。