マニュアル キャンセル

操作の取り消し、やり直しおよびキャンセル

操作の取り消し、やり直しまたはキャンセル

Elements Organizer および Photoshop Elements で行う操作の多くは、取り消したり、やり直したりすることができます。例えば、画像の全部または一部を、最後に保存した状態に戻すことができます。使用可能なメモリ量が少ないと、これらのオプションを使用する際の能力が制限されます。

  1. 操作の取り消しまたはやり直しを行うには、編集/取り消し、または編集/やり直しを選択します。
  2. 操作をキャンセルするには、実行中の操作が中断されるまで Esc キーを押し続けます。

編集中のヒストリーパネルの使用

ヒストリーパネル(F10 キーまたはウィンドウ/ヒストリー)を使用すると、現在編集中の画像の任意の編集段階のヒストリー画像に移動できます。画像のピクセルに変更を加えるたびに、その画像の新規のヒストリー画像がヒストリーパネルに追加されます。

例えば、画像の一部を選択、塗りつぶし、回転した場合、それぞれの処理を行った後の状態が別々のヒストリー画像としてパネルに表示されます。パネルからいずれかのヒストリー画像を選択すると、選択内容に応じて画像が選択、塗りつぶし、回転のいずれかを適用した時点の状態に復帰するので、その状態から作業をやり直すことができます。

ズームやスクロールのように画像内のピクセルに影響を与えない操作は、ヒストリーパネルに表示されません。また、パネル、カラー設定、環境設定への変更などのプログラム全体に関する変更も表示されません。

A. 元の画像 B. ヒストリー画像 C. 選択されたヒストリー画像 

ヒストリーパネルの使用にあたっては、次の点を参考にしてください。

  • 初期設定では、ヒストリーパネルに最近の 50 個のヒストリー画像が一覧表示されます。Photoshop Elements の空きメモリ容量を増やすために、古いヒストリー画像は自動的に削除されます。アプリケーションの設定(環境設定/パフォーマンス/ヒストリー)で、様々なヒストリー画像を設定できます。保持できるヒストリー画像の最大数は 1000 です。

  • 写真の元の画像は、常にヒストリーパネルの一番上に表示されます。この一番上の画像をクリックすると、いつでも元の画像に復帰することができます。元の画像をクリックして編集前と編集後の画像を簡単に比較できます。

  • ドキュメントを閉じると、編集作業のヒストリー画像はすべてパネルから消去され、再びドキュメントを開いても表示されません。

  • ヒストリー画像は、リストの一番下に追加されます。つまり、最も古いヒストリー画像がリストの一番上に表示され、最新のヒストリー画像が一番下に表示されます。

  • 各ヒストリー画像には、使用したツールやコマンド名が表示されます。

  • ヒストリー画像を 1 つ選択すると、その後のヒストリー画像(選択したステップの後に実行されたステップ)は少なくなります。このため、選択したヒストリー画像から作業を続ける場合に破棄される編集内容が一目でわかります。

  • ある時点のヒストリー画像を選択し、その画像を変更すると、その時点以降のヒストリー画像がすべて削除されます。同様に、1 つのヒストリー画像を削除すると、そのヒストリー画像自体とそれ以降のヒストリー画像(編集)がすべて削除されます。

以前のヒストリー画像への復帰

クイックモードおよびエキスパートモードでは、次のいずれかの操作を行います。

  • ヒストリーパネルでヒストリー画像の名前をクリックします。
  • タスクバーの「取り消し」ボタンまたは「やり直し」ボタンをクリックします。
  • ヒストリーパネルメニューまたは編集メニューから「取り消し」または「やり直し」を選択します。

ショートカットキーを「1 段階進む」または「1 段階戻る」に設定するには、編集/環境設定/一般(Windows)または Photoshop Elements/環境設定/一般(Mac OS)を選択し、1 段階戻る/1 段階進むに使用するキーメニューから選択します。

ヒストリーパネルからのヒストリー画像の削除

次のいずれかの操作を行います。

  • ヒストリー画像を削除するには、ヒストリー画像の名前をクリックし、ヒストリーパネルメニューから「削除」を選択します。選択したヒストリー以降のヒストリー画像も削除されます。
  • 画像を変更せずにヒストリーパネルからヒストリー画像のリストを削除するには、ヒストリーパネルメニューの「ヒストリーを消去」を選択するか、編集/メモリをクリア/ヒストリーを消去を選択します。ヒストリーの消去によってメモリが解放されるので、特に Photoshop Elements のメモリが不足しているという警告が表示された場合は、この操作が役立ちます。

注意消去したヒストリーパネルを元に戻すことはできません。

クリップボードとヒストリーパネルで使用しているメモリの解放

クリップボードにコピーされたアイテムやヒストリーパネル内のヒストリー画像を削除して、メモリを解放することができます。

エキスパートモードで、次のいずれかの操作を行います。

  • クリップボードで使用しているメモリを解放するには、編集/メモリをクリア/クリップボードの内容を選択します。
  • ヒストリーパネルで使用しているメモリを解放するには、編集/メモリをクリア/ヒストリーを消去を選択するか、ヒストリーパネルメニューの「ヒストリーを消去」を選択します。
  • クリップボードとヒストリーパネルの両方で使用しているメモリを同時に解放するには、編集/メモリをクリア/すべてを選択します。

注意消去したヒストリーパネルまたはクリップボードを元に戻すことはできません。

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合