切り抜きツール を選択します。
Photoshop Elements の切り抜きツールを使用する方法を説明します。
切り抜きツールは、画像内の選択範囲以外の部分を削除します。不要な背景要素を削除して、画像内の目的の被写体を強調します。初期設定では、画像を切り抜く場合、解像度は元の写真と同一になります。
切り抜きツール を選択します。
切り抜きの比率を元の写真から変更する場合は、ツールオプションパネルの左側にあるドロップダウンリストからオプションのいずれか 1 つを選択するか、オプションバーの幅フィールドと高さフィールドで新しいカスタム値を指定します。
自由な形に
画像を任意の寸法へサイズ変更することができます。
写真の縦横比を使用
切り抜く写真の元の縦横比を表示します。幅フィールドと高さフィールドには、切り抜き後の画像の値が表示されます。解像度フィールドで、画像の解像度を変更できます。
切り抜きツールに幅と高さの値を指定した場合、ドロップダウンリストには、カスタムが選択済みオプションとして表示されます。
画像内で、残す部分をドラッグします。マウスボタンを放すと、コーナーハンドルとサイドハンドルを備えたバウンディングボックス(画像の境界線を囲む四角形)として、切り抜き範囲が表示されます。
注意:切り抜きシールド(画像の周囲の切り抜かれる領域)のカラーおよび不透明度を変更するには、切り抜きツールの環境設定を変更します。編集/環境設定/画面表示・カーソルを選択します。次に、環境設定ダイアログボックスの「切り抜きツール」領域で「カラー」と「不透明度」に新しい値を指定します。切り抜きを実行するときにカラーシールドを表示しない場合は、「シールドを使用」の選択を解除します。
選択範囲の右下にある緑の確定ボタン をクリックするか、バウンディングボックスをダブルクリックして、切り抜きを終了します。切り抜き操作をキャンセルするには、赤のキャンセルボタン
をクリックするか、Esc キーを押します。
切り抜きツールは、現在の選択範囲の外側の領域を削除します。選択範囲のサイズに切り抜く場合、Photoshop Elements では画像は選択範囲の境界線を含むバウンディングボックスで切り抜かれます(なげなわツールを使用した選択範囲のように形状が不規則である場合は、選択範囲を含む四角形のバウンディングボックスで切り抜かれます)。選択範囲を指定せずに「切り抜き」コマンドを使用すると、Photoshop Elements では画像が表示されている各辺から 50 ピクセルの位置で切り抜かれます。
長方形選択ツール などの選択ツールを使用して、残しておく画像の領域を選択します。
イメージ/切り抜きを選択します。
切り抜きツールと手法は、どの写真編集ワークフローでも基本的な部分です。Photoshop Elements 13 から、切り抜きツールですぐに使用できる 4 つの候補が自動的に表示されるようになったため、ニーズに最も適合する切り抜きを選択できます。4 つの候補のいずれかを選択するか、4 つの候補をすべて却下した後、好きなだけ切り抜きを続けることもできます。
自動切り抜き候補を使用するには:
ツールオプションパネルの切り抜き候補にマウスポインターを合わせると、切り抜き候補をプレビューできます。
グリッドオーバーレイ
画像にグリッドガイドが表示されます。このグリッドを使用して被写体の位置を決めてから画像を切り取ります。
Photoshop Elements 15 の新機能
遠近法の切り抜きツールでは、切り抜き時に画像の遠近法を変更することができます。これは画像がある程度歪んでいる場合に便利です。オブジェクトを平角以外の角度で撮影するか、広角レンズを使用してオブジェクトの広い範囲を撮影すると、ゆがみが生じます。例えば、高層ビルの写真を地上から撮ると、上階になるほどビルの角の間隔が狭く見えます。
Photoshop Elements で写真を開きます。
エキスパートモードに入り、ツールバーの「選択範囲を変更」セクションで、遠近法の切り抜きツールを選択します。
遠近法の補正をおこなうオブジェクトの周囲に選択範囲または境界線を描画し、画像のその範囲を切り抜きます。
領域の四隅を使用して、選択範囲のシェイプを変更します。四隅のどれかにマウスポインターを合わせ、ポインターが白に変わったら、その隅をクリックしてドラッグします。
最適な結果を得るには、選択範囲の垂直方向のエッジを、写真に写っている垂直に見えるパターンや被写体に揃えます。
また、ツールオプションパネルの幅(W)、高さ(H)、解像度のフィールドに値を指定することもできます。指定した高さ、幅、解像度に最終画像が変換されます。
をクリックして、遠近法を変換し、画像を選択範囲で切り抜きます。
型抜きツールを使用すると、選択したシェイプで写真を切り抜くことができます。シェイプを選択して写真上にドラッグすると、写真がそのシェイプに切り抜かれます。また、バウンディングボックスを移動し、サイズを変更して、切り抜き範囲にすることもできます。
エキスパートモードで切り抜きツールを選択します。
ツールオプションパネルの型抜きアイコンを選択して、シェイプを選択します。他のライブラリを表示するには、シェイプドロップダウンから別のライブラリを選択します。
確定ボタン をクリックするか、Enter キーを押して、切り抜きを終了します。切り抜き操作をキャンセルする場合は、キャンセルボタン
をクリックするか、Esc キーを押します。
カンバスは、画像ウィンドウ内にある、既存の画像の周りのワークスペースです。あらゆる編集がおこなえる画像の領域です。カンバスのサイズは、画像のどのサイドでも、拡大・縮小できます。追加したカンバスは、背景レイヤーに現在選択されている背景色で表示されるか(デフォルト)、カンバスサイズウィンドウで選択したカンバス拡張カラーで表示されます。他のレイヤーでは、追加されたカンバスは透明です。
画像/サイズ変更/カンバスサイズを選択します。
アンカーアイコンの矢印をクリックして、カンバス上の位置を指定します。
拡大したカンバスのカラーを変更するには、カンバス拡張カラーメニューからオプションを選択し、「OK」をクリックします。
手振れによって画像の角度が正しくなくなっている場合があります。例えば、夕日の写真の水平線が完全な水平ではないなどです。Photoshop Elements では、写真の位置を揃え、水平線が完全な水平になるようにすることができます。角度補正ツールを使用すると、画像を垂直または水平方向に整列し直すことができます。また、角度補正を適用した画像に合わせて、カンバスの切り抜きやサイズ変更を自動的におこなうこともできます。
角度補正ツールを選択します。
使用可能なオプションボタンから選択します。
サイズに合わせて拡張/伸縮
回転した画像に合わせてカンバスのサイズを変更します。角度補正によって、画像の隅が現在のカンバスの外側になります。角度補正した画像に空白の背景領域が現れますが、ピクセルはクリップされません。
背景を削除するように切り抜く
画像を切り抜いて、角度補正後に表示される空白の背景領域を削除します。一部のピクセルがクリップされます。
オリジナルサイズに切り抜く
カンバスを元の画像と同じサイズに保ちます。角度補正した画像に空白の背景領域が現れ、ピクセルはクリップされません。
「すべてのレイヤーを回転」オプションが有効になっていると、3 種類の角度補正オプションも有効です。
角度補正ツールは、エッジを背景色または透明なピクセルで塗りつぶす代わりに、関連する画像データを使用して、インテリジェントに自動塗りする強化オプションです。
「エッジを自動的に塗りつぶし」オプションは、「拡張または縮小」モードと「オリジナルサイズ」モードでのみ使用できます。線を描画して画像の角度補正を有効にする前に、エッジを自動的に塗りつぶしを選択します。線を描画すると、写真のエッジに沿って作成されたすべての隙間は、自動的にインテリジェントに塗りつぶされます。
角度補正ツールを選択します。
使用可能なオプションボタンから選択します。
カンバスサイズの維持
回転した画像に合わせてカンバスのサイズを変更します。角度補正によって、画像の隅が現在のカンバスの外側になります。角度補正した画像に空白の背景領域が現れますが、ピクセルはクリップされません。
画像サイズの維持
画像のサイズを変更し、角度補正後に表示される空白の背景領域を削除します。一部のピクセルがクリップされます。
角度補正ツールは、エッジを背景色または透明なピクセルで塗りつぶす代わりに、関連する画像データを使用して、インテリジェントに自動塗りする強化オプションです。
線を描画して画像の角度補正を有効にする前に、エッジを自動的に塗りつぶしを選択します。線を描画すると、写真のエッジに沿って作成されたすべての隙間は、自動的にインテリジェントに塗りつぶされます。
1 つのファイル内に複数の画像があって、これらをスキャンする場合は、自動的に写真ごとにスキャン画像を分割して、角度を補正することができます。これをおこなうには、各写真が明確に分かれていることが必要です。
画像/スキャンした写真を分割を選択します。Photoshop Elements は、画像を自動的に写真ごとに分割して各写真を個別のファイルに保存します。
周囲が白い写真(明るい空、雪など)の場合、スキャナーに写真を置き、その上に暗い色の紙を載せてスキャンすると、写真が正確に識別されます。
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