Acrobat で PDF 文書を開き、ツール/PDF を編集を選択します。
新しい自動調整レイアウト機能により強化された編集機能
Acrobat には、ワードプロセッサーと同様に、ページ間のコンテンツを折り返して自動的に調整し、対象となる文書のシームレスな複数ページ編集エクスペリエンスを提供する、強化された編集機能が導入されています。編集する PDF 文書を開くと、Acrobat で、文書の構造的要素、レイアウトおよび情報の順序が特定されます。分析結果に基づいて、Acrobat が、強化された編集エクスペリエンスにその文書が適しているかどうかを決定します。
主な機能
これにより、PDF 文書の編集時に、コンテンツの重複を手動で修正する必要がなくなりました。Acrobat の新しい自動調整レイアウトモードにより、コンテンツが自動的に調整され折り返されます。
主な機能:
- テキストと画像は、編集中のページで自動的に調整されます。
- 文書のレイアウトと余白は編集中に保持されます。
- カーソルを使用して、テキストを複数の段落間で自由に移動したり選択したりできます。
- テキストや画像をインラインまたは文書のコンテンツの前面に作成できます。
- ページにあるボックスからコンテンツを簡単に選択できます。
自動調整レイアウトモードを使用した PDF の編集
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Acrobat で、バックグラウンド処理のために PDF がクラウドにアップロードされ、レイアウト、余白、見出し、テキスト、図、アーティファクト、スタイル情報などの詳細なメタデータが収集されます。分析結果に基づいて、文書が適している場合は、Acrobat に「自動調整レイアウトがオンになっています」というメッセージが表示されます。
注意:分析結果に基づいて、PDF 文書が新しい編集エクスペリエンスに適していない場合は、分析中に収集された情報は破棄されます。
PDF のテーブルの自動調整レイアウト強化機能
テーブルの移動またはサイズ変更、テーブル内のテキストの編集、画像の追加、テーブルのカットまたはコピーができるようになりました。
注意:サイズ変更時の、ページの 80% 以上を対象としたテーブルの編集はサポートしていません。
テーブルの移動またはコピー
テーブルは、行単位ではなく、ページの余白内の全体として、サイズ変更または移動することができます。
テーブル内のテキストの編集
テーブル内のテキストボックスのテキストを編集できるようになりました。入力テキストに応じてテーブルのサイズが調整されます。
テーブル内のテキストボックスのカット、コピーまたは移動
アクティブまたは非アクティブなカーソルを使って、テーブル内のテーブル全体またはテキストボックスをカットまたはコピーすることができます。
PDF のテーブル内または外にあるテキストボックスを移動することもできます。
テーブル内のテキストボックスの選択 テーブル内のテキストボックスの選択 テーブル外へのテキストボックスの移動 テーブル外へのテキストボックスの移動 テーブル内のテキストまたは画像の追加
テーブル内でテキストや画像を追加できるようになりました。
テーブル内の画像およびテキストの追加 テーブル内の画像およびテキストの追加 PDF 文書で新しいエクスペリエンスが使用できない場合
Acrobat で、PDF に新しい自動調整レイアウトモードが適していないことが検出されると、「自動調整レイアウトがオフになっています」というメッセージが表示されます。従来のように、自動調整機能を使用せずに「PDF を編集」ツールを使用し、引き続き PDF を編集することができます。
サポートされていないファイルについて詳しくは、「詳細情報」をクリックしてください。