Lightroom ではグラフィックプロセッサーをどのように活用しますか?

Lightroom CC および Lightroom Classic CC/Lightroom 6 では、Develop モジュール(Lightroom Classic)/詳細ビュー(Lightroom CC)で画像を調整する作業を高速化するために互換グラフィックプロセッサー(別名、グラフィックカード、ビデオカード、または GPU)を使用できます。また、互換グラフィックプロセッサーを使用すると、4K や 5K モニターなど、高解像度ディスプレイにおける大幅な速度の向上を実現できます。

最小システム要件は?

  • 64 ビット Windows および mcOS バージョンのみ
  • GPU 関連機能向けの OpenGL 3.3 (またはそれ以降)対応のビデオアダプター
    • (Win) GPU ドライバーは DirectX 12 または OpenGL 3.3 をサポートする必要があります。また、Intel ドライバーは 2015 年以降にリリースされている必要があります。上記以外の場合は、Lightroom のパフォーマンス環境設定でグラフィックプロセッサーを無効にします
    • (Mac) GPU ドライバーは Metal サポートまたは OpenGL 3.3 サポートが必要です。上記以外の場合は、Lightroom のパフォーマンス環境設定でグラフィックプロセッサーを無効にします

警告:

  • Lightroom CC/Lightroom 6 では、現在、グラフィックプロセッサーは 1 つのみ使用してください。ビデオアダプターを複数使用しても、パフォーマンスは改善されません。グラフィックドライバーの競合が原因で発生する問題を解決するには、「解決策 3: GPU およびグラフィックドライバーのトラブルシューティング手順」の手順 5手順 6 を実行します。
  • 現時点で GPU アクセラレーションを使用しているモジュールは現像モジュールのみです。現像モジュール外のコマンドやプロセスは影響されません。例えば、HDR ファイルやパノラマを作成する際の複数画像の統合処理に GPU は用いられません。
  • 「メイン」の Lightroom ウィンドウのみが加速されます。「セカンダリ」のウィンドウはグラフィックプロセッサーによって加速されません。
  • 仮想マシンで実行するグラフィックプロセッサーのテストは実施していません。また、サポートの対象外です。
  • Lightroom を起動すると、グラフィックカードのテストを実行します。テストが失敗すると、グラフィックカードは最小要件を満たしている場合であっても無効になります。トラブルシューティングの手順を 1 つずつ試してエラーを解決してください。一部のグラフィックカードは、最小要件を満たしているにもかかわらず、グラフィックアクセラレーションに関して Lightroom と互換性がない可能性があります。

詳細については、以下を参照してください。

推奨される必要システム構成とグラフィックカードは何ですか?

奨励される必要システム構成

  • 1 GB の VRAM(ビデオ RAM、またはビデオアダプターに搭載された RAM)。2 GB の専用 VRAM が大型で高解像度(4K および 5K など)のようなのモニター向けに推奨されます。
  • OpenGL 3.3。ご使用のカードが OpenGL 3.3 を完全にサポートしているかどうかわからない場合は、カードの製造元にお問い合わせください。

詳細については、以下を参照してください。

注意:

1 枚のグラフィックカードのみ使用してください。複数のカードを使用してもパフォーマンスは強化されません。

推奨されるグラフィックカード

最小システム要件(上記)を満たす、2014 年以降にリリースされたグラフィックカードであれば動作するはずです。

  • AMD: AMD カードの場合、R9 270 から 290 などの Radeon R9 シリーズの使用を検討してください。
  • NVIDIA: NVIDIA カードの場合、GeForce GTX 760+ ライン(760、770、780、またはそれ以降)または GeForce GTX 900 シリーズのカードの使用を検討してください。
  • Intel: Intel カードの場合、Intel HD Graphics 4400+、5000+、510+、P530、P630、Iris Pro Graphics 5200, 6100+、P6300、P580 以降が必要です。

注意:

特定のグラフィックカードをご使用の場合は、必ず最新ドライバーをインストールしてください。グラフィックプロセッサーのノート PC 版とデスクトップ PC 版の名称は多少異なっています。

ご使用のカード一覧に記載されていませんか?

上記のグラフィックプロセッサーカードの一覧は、新規リリースカードのテスト実施後に更新されます。カードのリリースから弊社でのテストが実施されるまでには一定の期間が必要になることがあります。 ご使用のカードが上記の一覧になくても、以下の要件を満たしている場合は、Lightroom CC および Lightroom Classic CC/Lightroom 6 の最新バージョンで動作するはずです。

  • カードは 2014 年以降にリリースされました。
  • Lightroom (1 GB)に必要な最小量のグラフィックプロセッサー VRAM が搭載されています。ただし、2 GB 以上の VRAM をお勧めします。

サポート対象外のグラフィックカード

macOS:

  • AMD Radeon HD 6000M シリーズ
  • Intel HD 3000/4000
  • NVIDIA GeForce 9400/9400M
  • NVIDIA GeForce 320M 
  • NVIDIA GeForce GT 330M
  • NVIDIA GeForce GT 120/GT 130
  • NVIDIA GeForce 210
  • NVIDIA GeForce GTX 260
  • NVIDIA GeForce 8600M GT
  • NVIDIA GeForce 8800 GT/GS  
  • NVIDIA GeForce 9600M GT
  • NVIDIA GeForce 9800 GT
  • NVIDIA Quadro FX 4800
  • NVIDIA GeForce NVS 3100M

Lightroom がグラフィックカードにアクセスしているかどうかを確認するにはどうすればよいですか?

Lightroom が GPU を使用できる場合、環境設定で、「グラフィックプロセッサーを使用」チェックボックスがオンになっているはずです。

Lightroom Classic CC/Lightroom 6

(macOS)Lightroom Classic CC/Lightroom/環境設定/パフォーマンス

(Windows)編集/環境設定/パフォーマンス

Lightroom CC

(macOS)Lightroom CC/環境設定/一般

(Windows)編集/環境設定/一般

グラフィックカードの製造元とモデルを確認するにはどうすればよいですか?

使用中のグラフィックカードの製造元およびモデルを確認するには、Lightroom を起動し、「ヘルプ/システム情報」を選択してグラフィックプロセッサー情報を参照します。

Lightroom GPU のトラブルシューティング
グラフィックプロセッサー情報

Lightroom では複数のグラフィックプロセッサーまたはグラフィックカードを利用できますか?

Lightroom CC および Lightroom Classic CC/Lightroom 6 では、現在、グラフィックプロセッサーは 1 つのみ使用してください。2 つのグラフィックカードを使用しても、Lightroom のパフォーマンスは改善されません。

競合するドライバーで複数のグラフィックカードを使用すると、グラフィックプロセッサーにより高速化される Lightroom の機能で問題が起こる場合があります。

最良の結果を得るには、1 つのグラフィックカードに複数のモニターを接続することをお勧めします。

警告:

複数のグラフィックカードを使用する必要がある場合、必ず、同一メーカーの同一モデルにしてください。 異なるメーカーやモデルが混在すると、Lightroom でクラッシュをはじめ、その他の競合問題が発生する場合があります。グラフィックドライバーの競合が原因で発生する問題を解決するには、「解決策 3: GPU およびグラフィックドライバーのトラブルシューティング手順」の手順 5手順 6 を実行します。

グラフィックプロセッサー(GPU)とグラフィックドライバーの問題に関するトラブルシューティング

欠陥、未対応、または互換性のないグラフィックプロセッサーまたはグラフィックドライバーが原因の問題の概要

以下のいずれかの問題が発生している場合は、グラフィックプロセッサー(グラフィックカード、ビデオカード、あるいは GPU とも呼ばれる)またはグラフィックドライバーについて、欠陥がある、サポート対象外、または互換性がないなどが原因である可能性があります。このセクションに記載の解決策は、以下の問題の解決に役立ちます。

  • 現像モジュールの画像領域の全体が青または白です。
  • Lightroom が起動時に強制終了、一般的に強制終了やフリーズ、原因不明の動作遅延
  • 現像スライダーを動かすと、画像の明るさが予期せずにちらついたり、カラーシフトが生じたりします
  • Photoshop Lightroom の環境設定ダイアログボックスの「パフォーマンス」タブで、「グラフィックプロセッサーを使用」の下に「エラーが発生したため、グラフィックプロセッサーのアクセラレーションが無効になっています。」と表示されます。
  • Windows 上で画像プレビューおよびサムネイルがタイル張りまたは破損しているように見える
Lightroom GPU のトラブルシューティング
エラーメッセージ

解決策 1: グラフィックプロセッサーを無効にして問題を素早く絞り込む

以下の手順を実行して、問題がグラフィックプロセッサーまたドライバーに関連しているかどうかをすぐに判別できます。

  1. Lightroom を起動します。
  2. 次の操作を実行します:
    1. Lightroom Classic CC/Lightroom 6
      (macOS) Lightroom Classic CC/Lightroom/環境設定/パフォーマンス
      (Windows)編集/環境設定/パフォーマンス
    2. Lightroom CC
      (macOS) Lightroom Classic CC/環境設定/一般
      (Windows)編集/環境設定/一般
  3. グラフィックプロセッサーを使用」の選択を解除します。
  4. Lightroom を終了して再起動します。

問題が解消された場合は、お使いのグラフィックプロセッサーまたはドライバーが問題の原因であると考えられます。 トラブルシューティング手順の詳細については、「解決策 3:GPU およびグラフィックドライバーのトラブルシューティング手順」を参照してください。

問題が引き続き発生する場合、グラフィックプロセッサーは問題の原因ではありません。 さらにトラブルシューティングを進める場合は、以下の文書を参照してください。

  4. (Mac OSの場合)システム環境設定の「省エネルギー」タブにある「グラフィックスの自動切り替え」の チェックを外します。

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  5.  互換性のある新しいビデオカードに取り替えます。

  6. 「環境設定/パフォーマンス」の「グラフィックプロセッサーを使用」のチェックボックスを外します。

解決策 2: 手動でグラフィックプロセッサーを無効にする

Lightroom を起動できない、または、「グラフィックプロセッサーを使用」チェックボックスを外す前に Lightroom が強制終了する場合は、以下の方法で設定を手動で無効にすることができます。

  1. Windows) C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Lightroom\Preferences\Lightroom 6 Preferences.agprefs に移動します

    macOS) /Users/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.adobe.Lightroom6.plist に移動します

    注意:

    (Windows) 注意: 探しているフォルダーの一部は非表示である場合もあります。これらの非表示のフォルダーを表示するには、スタート/コントロールパネル/デスクトップのカスタマイズ/フォルダーオプションを選択します。「表示」タブの「詳細設定」セクションで、「すべてのファイルとフォルダを表示する」が選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。

    (macOS) Mac OS X 10.7 以降では、ユーザーライブラリファイルはデフォルトで非表示になっています。ユーザーライブラリファイルに一時的にアクセスするには、Option キーを押しながら Finder で、移動/ライブラリを選択します。

  2. Lightroom 6 Preferences.agprefs (Windows)/com.adobe.Lightroom6.plist (macOS)というファイルをテキストエディターで開きます。

  3. useAutoBahn = true を useAutoBahn = false に変更します。

  4. Lightroom 6 Preferences.agprefs ファイル(Windows) / com.adobe.Lightroom6.plist ファイル(macOS)を保存して閉じます。

  5. Lightroom を再起動します。

解決策 3: GPU およびグラフィックドライバーのトラブルシューティング手順

上記のいずれかの問題に直面した場合、次の解決策を順番に試してみてください。

  1. Lightroom の最新バージョンを使用していることを確認します。

    ヘルプ/アップデートを選択します。詳細については、「Creative Cloud アプリのアップデート」の記事を参照してください。

     

  2. ご使用のグラフィックカードが Lightroom と互換性のあることを確認します。グラフィックカードの製造元とモデルを確認するには、「グラフィックカードの製造元とモデルを確認するにはどうすればよいですか」のセクションを参照してください。

  3. Lightroom をアップデートします。「ヘルプ/アップデート」を選択します。

  4. グラフィックカードドライバーを更新します。

    上記のいずれかの問題が発生している、またはご使用のグラフィックカードが最小システム要件を満たしているのに Lightroom がグラフィックプロセッサーにアクセスしない場合は、グラフィックドライバーを更新してください。

    macOS:

    グラフィックドライバーはオペレーティングシステムのアップデートを経由して更新されます。 最新の macOS アップデートを入手しているかを確認するには、メニューまたは App Store アプリケーションの「アップデート」タブから「ソフトウェアアップデート」を選択します。

    Windows:

    ご使用のグラフィックカード製造元のサイトから最新のドライバーを直接ダウンロードします :

    グラフィックカードドライバーのクリーンインストールの実行

    グラフィックカードドライバーをアップグレードする際に、グラフィックカードドライバーの以前のバージョンをすべて削除してから新しいグラフィックカードドライバーをインストールすることをお勧めします。 これはクリーンインストールと呼ばれます。

    ご使用のコンピューターで使用するグラフィックカードの製造元とモデルを決定したら、ご使用のカードの製造元のマニュアルとリソースに記載されている手順に従います。

    アップデートをインストールしたら、Lightroom を再起動します。環境設定で「グラフィックプロセッサーを使用」オプションをオンにし、問題の原因となった手順を再試行します。

    注意:

    • Windows Update を実行しても最新かつ最善のドライバーが入手できるとは限りません。ご使用のカードの製造元 Web サイトに直接移動し、ドライバーアップデートをチェックする必要があります。
    • ドライバーを選択する際は、機種名などに注意してください。 デスクトップとノート PC とでは、ドライバーの名称が異なることがあります。
    • 一部ビデオカードでは、ドライバーの他にもソフトウェアのアップデートが必要な場合があります。 アップデートの説明をよく読み、手順に不明な点がある場合は、直接ビデオアダプターメーカーにお問い合わせください。

  5. サードパーティ製のグラフィックアクセラレーターを無効にします。サードパーティ製 GPU オーバークロック用ユーティリティおよび haxies はサポートされていません。

  6. 競合するドライバーで複数のグラフィックカードを使用すると、GPU により高速化または有効化される Lightroom の機能で問題が起こる場合があります。最良の結果を得るには、1 つのグラフィックカードに複数のモニターを接続することをお勧めします。

    (macOS)

    システムの環境設定の「省エネルギー」タブにある「自動グラフィック切り替え」を無効にします。

    詳細については、次の Apple 文書を参照してください。https://support.apple.com/ja-jp/HT202043

    (Windows)

    複数のグラフィックカードを使用する必要がある場合は、性能が劣るカードを無効にするか、取り外します。 たとえば、2 つの異なるドライバーを使用している 2 つの異なる NVIDIA のグラフィックカードと AMD のグラフィックカードがあると仮定します。 この場合、Lightroom が、統合グラフィックカードまたは省電力グラフィックカードではなく、高性能グラフィックカードに割り当てられるようにしてください。

    NVIDIA:

    a. デスクトップ上の任意の場所を右クリックし、NVIDIA コントロールパネルを選択します。

    b. 「3D 設定の管理」をクリックします。

    c. 「プログラムの設定」をクリックし、Lightroom.exe を追加します。優先するグラフィックプロセッサーを「高性能 NVIDIA プロセッサー」に変更します。

    AMD:

    a. デスクトップ上の任意の場所を右クリックし、「AMD Catalyst Control Center」または「スイッチ可能なグラフィックの構成」を選択します。

    b. 「参照」をクリックし、「省電力」ではなく「高性能」を選択します。

    Windows で特定のカードをプライマリグラフィックカードとして設定する方法の手順の詳細については、そのグラフィックカードの製造元のドライバーマニュアルを参照してください。

  7. (Windows)直前の手順で問題が解決しない場合は、グラフィックカードを無効にすることを検討してください。

    Windows でグラフィックカードを 1 枚以上使用している場合、ご使用の高画質カードをプライマリカードとして設定できません。Windows で、この 2 枚のカードのうち品質の低い方を無効にするには、デバイスマネージャを使用します。デバイスマネージャで、カードの名前を右クリックして「無効」を選択します。

    Lightroom GPU のトラブルシューティング
    グラフィックカードの無効化

  8. 仮想マシン(VM)環境で Lightroom を使用しないでください。

    VM 環境でグラフィックプロセッサーに依存する機能に関して既知の問題が存在するため、仮想マシン(VM)環境における Lightroom の実行は、詳細なテストも行われておらず、また公式にサポートもされていません。

    上記のトラブルシューティング手順を実行すると、環境設定にある「グラフィックプロセッサーを使用」オプションを有効にして結果を確認できます。

  9. 上記のトラブルシューティング手順のいずれを行っても問題が解決しない場合、最後のオプションは、互換性のあるグラフィックカードを購入するか、または次の手順を使用してグラフィックプロセッサーを完全に無効にすることです。

    1. Lightroom を起動します。
    2. 次の操作を実行します:
      1. Lightroom Classic CC/Lightroom 6
        (macOS) Lightroom Classic CC/Lightroom/環境設定/パフォーマンス
        (Windows)編集/環境設定/パフォーマンス
      2. Lightroom CC
        (macOS) Lightroom Classic CC/環境設定/一般
        (Windows)編集/環境設定/一般
    3. グラフィックプロセッサーを使用」の選択を解除します。
    4. Lightroom を終了して再起動します。

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