マスターテープを作成する場合など、編集したシーケンスをコンピューターから直接ビデオテープに書き出すことができます。新しいシーケンスを開始する際に、新規シーケンスダイアログボックスの「編集モード」エリアで、ビデオテープの形式と品質を指定します。

シーケンスは、次に示したデバイス(ビデオカメラやデッキ)に直接録画することができます。

DV デバイス

デバイスとコンピューターが FireWire で接続されている Windows または Mac OS

HDV デバイス

デバイスとコンピューターが FireWire で接続されている Windows のみ

HD デバイス

Windows または Mac OS で、サポートされている HD キャプチャカードがコンピューターに搭載されていて、SDI または HD コンポーネントが接続されている場合。HD ビデオのキャプチャおよび書き出しには、シリアルデバイスコントロールも必要です。詳しくは、使用するサードパーティ製品のマニュアルを参照してください。

アナログデバイス

Windows または Mac OS で、シーケンスをデバイスで録画可能なアナログ形式に変換できるキャプチャカード、コンバーター、ビデオカメラ、ビデオデッキが搭載または接続されている場合。ほとんどの DV、HDV、HD カメラと、すべての DV、HDV、HD ビデオレコーダー、さらに一部のキャプチャカードやコンバーターには、このような変換機能が用意されています。一部のデジタルビデオカメラでは、まずシーケンスをデジタルテープに録画し、そのテープを再生してアナログビデオカメラにダビングする必要があります。

アナログデバイスへの書き出し中にデバイスコントロールを使用する場合は、デバイスコントローラもインストールされている必要があります。

多くのビデオキャプチャカードには、ビデオテープに録画するためのメニューコマンドを提供する互換プラグインソフトウェアが付属しています。本書に記載されているのと異なるオプションが表示される場合は、キャプチャカードやプラグインの取扱説明書を参照して、最も適したテープへの書き出し方法を確認してください。

注意:

シーケンスを書き出す前に、シーケンスに含まれているクリップがすべてオンラインになっていることを確認してください。

DV ビデオテープへの書き出しの準備

録画デバイス(ビデオカメラまたはビデオデッキ)が FireWire 接続を使用してコンピューターに接続されていることを事前に確認しておきます。

注意:

ビデオシーケンスの開始前と終了後に録画デッキ用の準備時間を設定するには、タイムラインウィンドウ上でシーケンスの前後にブラックビデオを追加します。ビデオ生成後にポストプロダクションへビデオテープの複製を依頼する場合は、ビデオとオーディオを調整できるように、プログラムの先頭に最低 30 秒間のカラーバー&トーンを追加します(カラーバーと 1 kHz トーンの作成を参照)。

  1. デバイスをコンピューターに接続して電源を入れ、VTR、VCR または再生にします。
  2. Premiere Pro を起動し、プロジェクトを開きます。
  3. シーケンス/シーケンス設定を選択し、「再生設定」をクリックします。
  4. 再生設定ダイアログボックスの「書き出し」セクションにある外部デバイスメニューで、適切な形式を指定します。次の設定のいずれかを選択し、「OK」をクリックして環境設定ダイアログボックスを閉じます。

    DV 29.97i (720 x 480)

    29.97 fps のフレームレートおよびインターレースフィールドを使用する NTSC DV を指定します。

    DV 25i (720 x 576)

    25 fps のフレームレートおよびインターレースフィールドを使用する PAL DV を指定します。

    DV 23.976i

    23.976 のフレームレートおよびインターレースフィールド(プルダウン方式を使用してプログレッシブスキャンフレームに変換)を使用する DV 24P(24 progressive)または 24PA(24 progressive advanced)を指定します。

  5. 24p 変換方法を選択します。
  6. コンピューターで実行されているほかのプログラムを閉じます。

これで、シーケンスをテープに直接書き出す準備が整います。

デバイスコントロールを使用したテープへの書き出し

デバイスコントロールを使用してビデオテープへ書き出す場合は、デバイスコントロールでビデオをキャプチャするときと同様に、コンピューターとカメラまたはデッキの両方が正しく設定されていることを事前に確認します(デバイスコントロールの設定を参照)。

Premiere Pro 互換のプラグインソフトウェアを利用して機器と接続する場合は、本書で記載されている説明とは異なるデバイスコントロールオプションが表示されることがあります(詳しくは、デバイスの取扱説明書を参照してください)。

シーケンスを HDV デバイスに書き出すには、まず HDV 形式に変換する必要があります。Premiere Pro では、シーケンスを HDV に書き出す直前に、自動的にトランスコード処理が実行されます。

注意:

HDV デバイスのテープへの書き出しができるのは、Windows で FireWire を使ったデバイスコントロールを使用している場合だけです。

  1. ビデオ録画デバイスの電源が入っていて、正しいテープがデバイスにセットされていることを確認します。必要に応じて、録画を開始する位置のタイムコードを確認し記録しておきます(このためには、タイムコードが記録されているテープを使用する必要があります。詳しくは、テープのストライピングまたはタイムコードの置き換えを参照してください。
  2. 書き出すシーケンスをアクティブにし、書き出すシーケンスのセクションにワークエリアバーを配置します。

    注意:

    タイムラインパネルに表示されるシーケンスの領域全体にワークエリアバーを配置するには、タイムラインルーラーのすぐ下のスペース部分をダブルクリックします。最初にシーケンス全体を表示するには、バックスラッシュキー(¥)を押します。

  3. ファイル/書き出し/テープへ書き出しを選択します。
  4. Premiere Pro でデッキをコントロールするには、「レコーダーをアクティブ」を選択して、次のいずれかの操作を行います。
    • テープの特定のフレームから記録を開始するように指定するには、「タイムコード指定」を選択し、インポイントを入力します。このオプションを選択しない場合は、現在のテープ位置から録画が開始されます。

    • デバイスのタイムコードを記録開始時間と同期させるには、「ムービー開始オフセット」を選択して、ムービーの再生をどの程度遅らせるかをフレーム単位で入力します。一部のデバイスでは、ムービーの再生からデッキが記録を開始するまでの間に若干の遅延が発生するため、この設定が必要です。

    • デッキで一定の速度に安定させるために指定された開始時間の前に Premiere Pro でテープを送るには、「プリロール」を選択して、録画を開始する前に再生するフレーム数を入力します。多くのビデオ録画デバイスは、150 フレームで安定速度に達します。

  5. 「オプション」セクションで、次のいずれかのオプションを選択します。

    ドロップフレームが n フレーム発生したら中止

    正常に書き出されないフレーム数が指定した数に達すると、自動的に書き出しを終了します。ボックスに値を指定します。

    ドロップフレームの発生を報告

    ドロップフレームの発生を警告する報告テキストを生成します。

    書き出し前にオーディオをレンダリング

    複雑なオーディオを含むシーケンスで書き出し中のドロップフレームの発生を防止します。

  6. 「書き出し」をクリックします。HDV デバイスの場合は、「レンダリングして書き出し」をクリックします。

    HDV デバイスに書き出す場合は、レンダリング中であることを示すダイアログボックスが開き、HDV への変換の進捗が進行状況バーで表示されます。通常は、変換処理が 50%ほど完了した時点で、テープへの書き出しが開始されます。

  7. 書き込みが終了すると、「書き出しステータス」の「ステータス」に「書き出しの正常終了」というメッセージが表示されます。それ以上書き込みを行わない場合は、「キャンセル」をクリックして、テープへ書き出しダイアログボックスを閉じます。

    注意:

    デバイスコントロールが使用できないと表示された場合は、「キャンセル」をクリックします。編集/環境設定を選択し、デバイスコントロールをクリックします。「デバイスコントロール」のDVデバイスコントロールオプションでデバイスが正しく設定されていることを確認し、「OK」をクリックします。その後、もう一度テープへの書き込みをやり直してみます。

デバイスコントロールを使用しないテープへの書き出し

Premiere Pro の再生制御とデバイスの録画制御を操作することで、デバイスコントロールを使用せずにビデオテープに書き出すことができます。

注意:

HDV デバイスのテープへの書き出しが行えるのは、Windows でデバイスコントロールを使用している場合だけです。

  1. 書き出すシーケンスをアクティブにします。
  2. シーケンスを再生した時にビデオデッキやカメラに同じ映像が再生されていることを確認します。再生されていない場合は、テープへの書き出しの準備手順を確認するか(DV ビデオテープへの書き出しの準備を参照)、使用しているアナログデバイスの取扱説明書を参照してください。

  3. 録画するビデオデッキが録画 - 一時停止モードかどうかの確認と、録画を開始したい場所にテープがセットされていることを確認します。
  4. 時間インジケーターをシーケンスの先頭(または必要に応じてワークエリア)に配置します。
  5. 必要に応じて、デバイスの録画ボタンまたは一時停止ボタンを押して、デバイスを録画モードにします。
  6. プログラムモニターにある再生ボタンをクリックします。
  7. プログラムが終了したら、プログラムモニターの停止ボタンをクリックして、デバイスの停止ボタンを押します。

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