- 新機能
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はじめに
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技術要件
- GPU および GPU ドライバーの要件
- ストレージに関する推奨事項
- プロセッサー、メモリ、および GPU の推奨事項
- ハードウェアアクセラレーションデコーディングとエンコーディング
- ハードウェアアクセラレーションデコーディングの有効化のサポート
- ハードウェアアクセラレーションによるデコードに対応したコーデックとドライバー
- Premiere Pro でハードウェアエンコーディングを有効にする
- Apple Metal GPU アクセラレーション用の macOS 更新をインストールする
- Adobe Premiere Pro 24.x の技術要件
- Mercury Playback Engine(GPU アクセラレーション)レンダラーを有効にする
- ダウンロードとインストール
- 環境設定と設定
- アクセシビリティ機能を設定する
- キーボードショートカット
- Windows 用の DirectX HDR をセットアップする
- タッチとジェスチャーの操作の使用
- ワークフロー、ワークスペース、パネル
- プロジェクトパネルのカスタマイズ
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ソースモニターとプログラムモニターの調整
- ソースモニターとプログラムモニターの概要
- ソースモニターおよびプログラムモニターの表示品質の設定
- ソースモニターとプログラムモニターのズームレベル設定
- 高品質再生を有効にする
- 表示モードの選択
- ソースモニターとプログラムモニターの連動
- インターレースフッテージの表示オプションを設定する
- プログラムモニターでのクリップへの編集の比較
- ソースモニターでのクリップの表示または消去
- ソースモニターのソースメニューでのクリップのナビゲート
- ソースモニターとプログラムモニターの表示コントロール
- ソースモニターとプログラムモニターの時間コントロール
- モニターでのセーフエリアの表示
- 測定単位の変更
- ガイドの追加または削除
- ガイドへのオブジェクトのスナップ
- プログラムモニターでのクリップの移動
- カスタムガイドの保存、書き出しおよび読み込み
- コマ落ちインジケーターを有効にする
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技術要件
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メディアを整理
- プロジェクトの作成
- ファイルの読み込み
- ファイルの整理
- ラベル付けの適用
- ファイルの転送
- インジェストプロキシのワークフロー
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プロジェクトを編集
- 編集の基本
- テキストベースの編集を使用したビデオの編集
- クリップのトリミング
- クリップ速度の変更
- クリップシーケンスの変更
- クリップのプロパティの変更
- マルチカメラシーケンスを編集用にセットアップする
- ソースクリップと編集内容を比較
- プロジェクトの修正
- VR コンテンツを編集
- 生成 AI で編集
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テキストと画像を追加
- モーショングラフィックステンプレートの使用
- テキストのスタイライズ
- 画像やグラフィックを挿入
- オブジェクトを描画
- オブジェクトの整列と分布
- キャプションを挿入
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ビデオエフェクトを追加
- エフェクトの種類
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- エフェクトとトランジションのライブラリ
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キーフレームを使用してエフェクトやトランジションをコントロールする
- エフェクトの速度の調整
- キーフレームについて
- キーフレームの追加
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- キーフレームをスナップするように設定
- キーフレームの削除
- パネル内のキーフレームとグラフ
- キーフレームグラフを編集する
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- エフェクトコントロールパネルでのキーフレームの表示
- キーフレームへの現在の時間インジケーターの移動
- キーフレームの補間を使用したエフェクトの変化の制御
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- マスクとコンポジットを作成
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オーディオエフェクトを追加
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他のユーザーとコラボレーションする
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Team Projects を使用した共同作業
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モーフカットの概要
Premiere Pro のモーフカットを探索し、モーフカットトランジションを改善するためのヒントとテクニックを入手します。
「話し手」がいるフッテージの編集で発生する一般的な問題は、対象者が言葉に詰まったり、頻繁に「うーん」や「あー」と言ったりすることや、不要な一時停止などです。これらによって、ジャンプカットやクロスディゾルブを使用せずにクリーンな連続するシーケンスを作成することが困難になります。
現在では、クリップの不要な部分を削除して、モーフカットを適用し、気が散る原因となるジャンプカットを取り除くことによって、インタビューの会話を効率的にクリーンアップできます。また、モーフカットを使用すると、インタビューフッテージ内のクリップを効率的に並べ換え、連続したビジュアルの中でジャンプをなくし、流れをスムーズにすることができます。
モーフカットでは、顔のトラッキングとオプティカルフロー補間の高度な組み合わせを使用して、クリップ間のシームレスなトランジションを作成します。モーフカットトランジションを効果的に使用すると、ごくなめらかに切り替わるので、話の流れを途切れさせるような好ましくない休止や語句が元から存在しなかったかのように自然なビデオになります。
Morph Cut を使用する際に考慮すべき点
モーフカットは、プロセッサを大量に消費するエフェクトです。大きなフォーマットのメディアでそれを使用すると分析に時間がかかります。特に搭載したメモリ容量が小さい場合(2 GB VRAM 未満)はそれが顕著になります。
モーフカットは、次のような特徴を持つフッテージに最適です。
- 被写体が 1 人である「語り手の顔」が映し出されたインタビュー映像
- 固定された映像(一般的に、最小限のカメラの動きは許容される)
- 最小限の照明変化または変化のない静的な背景
3 つの条件のすべてが満たされていなくても、良い結果は得られます。ただし、背景物、手、または身体の動きが多すぎる場合は結果的にしみだらけの印象になってしまう可能性があります。 被写体がフレームぎりぎりに映し出されたり、横顔である場合なども、顔がまだらになる可能性があります。これら 3 つの条件が満たされている場合でも、結果は異なります。顔検出は以下の条件に依存します。
- 被写体のフレーミング方法および照明の当たり方
- カットに含まれる頭やカメラの動作の頻度
- 会話の一時停止とリップシンクがどれぐらい自然か
その他のヒントとコツ:
- そのカットの両端で、頭が似たような配置となるように、比較的短く論理的なギャップを見つけてください。 周囲を切り取る基準として用いるために、波形を使用して自然な停止で領域を定めます。
- 最初の適用後、必要に応じてモーフカットの長さと対称性を調整します。編集ポイント前後の最後と最初の言葉のピークに向かって開始および終了するとうまくいきます。持続時間を調整することで、唇を同期させる難しい問題を回避します。
- 分析の終了後にレンダリングプレビューファイルを生成し、パフォーマンスが正しいか、フレームが欠落していないかを確認します。
- モーフカットが補間する必要のある手や上体の動きの量を制限するために、被写体を隙間なくフレーミングすることを考慮してください。ただし、あまりにも隙間なくフレーミングを行ったため、顔や頭の詳細の大部分が切り取られてしまった場合、モーフカットの顔検出がそれを認識できない可能性があります。
- 調整レイヤーを使用して、モーフカットのトランジションと関連クリップにエフェクトを適用することを考慮してください。 一般的には、クリップに直接エフェクトを適用します。 ただし、モーフカットの適用後により多くの調整を行う必要がある場合は特に、潜在的な表示の問題を回避することができます。 この技術は、Lumetri カラー効果などの効果の場合に使用します。
- トランジションを適用するとすぐに自動的に分析がトリガーされます。 また、対称または非対称にトランジションをトリミングアウトまたはトリミングインするたびに、自動的にトリガされます。