キーフレームの補間を使用したエフェクトの変化の制御

最終更新日 : 2025年10月23日

補間によって 2 つのキーフレーム間に新しい値を生成し、デジタルビデオやフィルムでスムーズなトランジションを作成する方法について説明します。

補間は、2 つの既知の値の間にある未知のデータを埋める処理です。デジタルビデオおよびフィルムでは、通常、2 つのキーフレームの間に新しい値を生成することを意味します。 例えば、グラフィック要素(タイトルなど)を画面を横切って 15 フレームで 50 ピクセル左に移動させたいとします。この場合は、最初のフレームと 15 番目のフレームでグラフィックの位置を設定し、この 2 つをキーフレームとして設定します。 これで、ソフトウェアによって途中のフレームの補間処理が行われ、動きが滑らかに見えるようになります。 補間では、2 つのキーフレーム間のすべてのフレームが生成されるので、補間はトゥイーンと呼ばれることもあります。キーフレーム間の補間は、動き、エフェクト、オーディオレベル、画像調整、透明度、色の変化およびその他の多くの視覚的、聴覚的要素をアニメーション化するために使用できます。

  • 時間補間法は、選択した補間法を動きの変化に適用します。例えば、時間補間法を使用すると、オブジェクトがモーションパス上を一定の速度で移動するか、加速するかを指定できます。キーフレームの時間補間法は、Premiere Pro の一部のエフェクトだけに適用できます。
  • 空間補間法は、選択した補間法をシェイプの変化に適用します。例えば、空間補間法を使用すると、角を丸くするか角度をつけるかを指定できます。空間補間法は、Premiere Pro の多数のエフェクトのキーフレームに適用できます。

最も一般的な 2 つの補間方法は、リニア補間ベジェ補間です。必要とする変化の種類に応じて、このいずれかのタイプを適用できます。

  • リニア補間 1 つのキーフレームから別のキーフレームへ、一定の速度で変化が作成され、中間の各フレームの変化量は等しくなります。リニア補間で作成された変化は突然開始および終了し、各キーフレームの間では一定速度で進行します。
  • ベジェ補間 ベジェ曲線の形状に基づいて変化を加速または減速します。例えば、最初のキーフレームで徐々に加速し、2 番目のキーフレームに向かってゆっくりと減速します。