スピーチ分析の削除 | Premiere Pro CC 8.2

2014 年 12 月のリリースの Premiere Pro (8.2)以降、音声テキスト変換機能やスピーチ分析機能は Premiere Pro CC から削除されます。

Premiere Pro のスピーチ分析機能では、スピーチを分析し、音声をテキストベースの検索可能なメタデータに変換します。

スピーチ分析の実装時点では、この機能の基盤となるエンジンの速度が向上することが期待されていました。その後、ユーザーのフィードバックや調査により、この機能はユーザーにとって役立つレベルの精度には至っていないということを確認しました。

これにより、スピーチ分析は Premiere Pro から削除されます。つまり、Premiere Pro では新しいメディアを分析できなくなり、音声テキスト変換メタデータを生成できなります。

ただし、以前に Premiere Pro CC 8.1 以降のバージョンで分析したクリップの音声テキスト変換メタデータは引き続き表示できます。生成された音声テキスト変換メタデータはメディアファイルに埋め込まれます。これにより、分析されたクリップが Premiere Pro の最新バージョンに読み込まれて使用される場合には、テキストは引き続き表示および使用できます。

FAQ

スピーチ分析機能がある最新バージョンの Premiere Pro は 2014 年 10 月リリースの Premiere Pro CC 8.1 です。

Adobe Media Encoder と Adobe Prelude はスピーチ分析機能をサポートしています。2014 年 12 月リリース以降、スピーチ分析は Adobe Media Encoder CC(8.2)および Adobe Prelude CC(3.2)でサポートされなくなります。

Adobe Media Encoder CC 8.2 では、Premiere Pro CC 8.1 またはそれ以前のバージョンで分析したクリップの音声 XMP メタデータを書き出すことができます。環境設定ダイアログボックスで「マスタースピーチトラックとシーケンスマーカーの書き出し」を選択して、書き出し時に音声 XMP メタデータを含めます。

Prelude CC 3.2 では、マーカーパネルからスピーチの書き起こしマーカーが削除されます。ただし、以前のバージョンの Prelude で作成されたスピーチの書き起こしマーカーがあるクリップを開いた場合は、マーカーが表示されます。   

アドビは現在、これに代わる機能を開発していますが、現時点ではお知らせできる計画やガイダンスがありません。

スピーチ分析の使用 | Premiere Pro CC 8.1 以降

スピーチ分析機能では、スピーチを分析してテキストメタデータを生成します。生成されたテキストメタデータは、他のメタデータプロパティと同様に、編集および検索することができます。これにより、特定の語句が話された時点に移動することができ、編集、広告および字幕を適切に揃えることもできます。

Premiere Pro では、クリップにコンポーネントオーディオクリップが 1 つ以上含まれる場合にスピーチ分析を使用できます。結合されたクリップのすべてのオーディオトラックを分析するか、単一のオーディオトラックを分析するかを選択できます。

  1. (オプション)メディアの分析を開始する前に、ワークスペースをメタデータ編集に切り替えます(ウィンドウ/ワークスペース/メタデータ編集)。

    メタデータ編集ワークスペースのレイアウトは、オーディオファイルやビデオファイルに関連付けられたメタデータの表示や処理を簡単に行えるように設計されています。

  2. ファイルまたはクリップを選択します。複数のクリップが統合されたクリップ、複数のクリップ、またはそれらの組み合わせを分析することもできます。

  3. 単一のトラックのスピーチを分析するには、分析するクリップを選択し、メタデータパネルの「スピーチ分析」セクションで「分析」をクリックします。

    注意:

    「スピーチ分析」セクションはメタデータパネルの下部にあります。

    複数のクリップまたは統合クリップを分析するには、クリップを選択し、クリップ/コンテンツを解析を選択します。

  4. コンテンツを解析ダイアログで、次のオプションを設定します。

    言語

    テキストメタデータを作成する言語を選択します。

    スピーチ分析機能は、スペイン語やイギリス英語用のライブラリなど、特定の言語および方言のライブラリで使用することができます。

    その他の特定の言語および方言のライブラリをダウンロードするには、アドビの Web サイトのこのリンクを参照してください。

    品質

    「高」または「中」の品質を選択します。

    スクリプト

    参照スクリプトまたは埋め込まれた Adobe Story スクリプトを使用すると、スピーチ分析の品質を向上させることができます。 

    話者を識別

    Premiere Pro で話者ごとに個別のスピーチメタデータを作成する場合は、このオプションを選択します。

  5. 「OK」をクリックします。書き起こされた音声は、「スピーチ分析」セクションにスピーチメタデータとして表示されます。

  6. スピーチメタデータでテキストを保持するには、プロジェクトを保存します。

  7. テキストエディターで使用できるようにスピーチメタデータのテキストをクリップボードにコピーできます。書き起こしテキストを右クリックし、「すべてコピー」を選択します。

注意:

スピーチメタデータを含むファイルを After Effects に読み込む場合、各単語はこれらのフッテージアイテムを基にしたレイヤーのレイヤーマーカーとして表示されます。

「スピーチ分析」または「スピーチの分析」セクションで、次のいずれかの操作を行います。

  • 単語を修正するには、その箇所をクリックし、文字を入力します。
  • 単語を挿入、結合、カットまたはコピーするには、単語を右クリックし、コンテキストメニューからコマンドを選択します。

「スピーチ分析」または「スピーチの分析」セクションで単語を選択します。「開始タイムコード」と「デュレーション」に、選択対象の正確な位置と長さが示されます。

選択対象を聞くには、「再生」または「ループ」をクリックします(「ループ再生」のオプションは、プリロールとポストロールを含めて、選択した単語を繰り返し再生します)。

音声からテキストへの変換の正確さは、音声の明瞭度と発話の録音品質によって異なります。ノイズの多い環境で録音されたり、マイクロホンの設置が適切でない場合は、参照スクリプトを使用しても、あまり正確な結果を生成することはできません。それでも、参照スクリプトを使用してスピーチ分析の精度を向上させることは可能です。

参照スクリプトは、それぞれのアセットで録音された発話と類似した発話を含むテキスト文書です。参照スクリプトには、次の 2 種類があります。

  • 類似した発話を含んでいるが、必ずしも現在のプロジェクト用に書かれたものではないスクリプト。例えば、様々な製品向けの一連の医療トレーニング用スクリプトを 1 つのテキスト文書にまとめたものを、参照スクリプトとして使用することができます。この種類の参照スクリプトを使用すると、スピーチ分析の結果は、デフォルトの言語モデルのみを使用した場合よりも正確なものになります。
  • 録音された発話に合わせたスクリプト。この種類の参照スクリプトを使用すると、最大限に正確な結果を得ることができます。例えば、タレントが撮影期間中に読んだスクリプトを参照スクリプトとして使用できます。また、正確な字幕を作成する目的でそのアセットで入力された書き起こしテキストを使用することもできます。

参照スクリプトを適用する

スピーチ分析では、UTF-8 エンコードのテキスト形式の参照スクリプトのみがサポートされます。これには、Adobe Story スクリプト(ファイル名拡張子は .astx)も含まれます。

注意:

埋め込まれたスクリプトテキストと録音された発話がどの程度一致するかによって、一致したスクリプトテキストの正確さが決まります。100% の正確さが重要な場合は、初めにスクリプトテキストを編集および修正します。参照スクリプトとして使用する前に、そのスクリプトが録音された発話と一致することを確認してください。

  1. コンテンツを解析ダイアログボックスで、参照スクリプトメニューから、「追加」を選択します。
  2. 参照スクリプトテキストまたは .astx ファイルを参照して選択し、「開く」をクリックします。
  3. スクリプトを読み込みダイアログボックスで、参照スクリプトの名前を入力し、スクリプトの言語を選択します。

注:スクロールウィンドウで、ファイルのテキストを確認できます。

  1. 読み込んだスクリプトが、録音された発話に逐語的に対応する場合のみ、「録音された会話に一致するスクリプトテキスト」を選択します。例えば、タレントが自分のセリフを読んだスクリプトが参照スクリプトである場合に、「録音された会話に一致するスクリプトテキスト」を選択します。録音された発話が対応するスクリプトファイルより短い場合でも、このオプションを選択してください。
  2. 「OK」をクリックします。スクリプトの読み込みダイアログが閉じ、参照スクリプトメニューで参照スクリプトが選択されます。
  3. コンテンツを解析ダイアログで「OK」をクリックします。

Adobe Story のスクリプトデータをクリップに関連付けると、スピーチ分析の精度はより向上します。Adobe Premiere Pro では、Adobe Story スクリプトが参照スクリプトとして自動的に使用されます。

Adobe Premiere Pro は、埋め込まれたスクリプトとの十分な一致を検出すると、分析対象のスピーチテキストを埋め込まれたスクリプトテキストで置換します。Adobe Premiere Pro は、正しいスペル、固有名詞、句読点を参照スクリプトから引き継ぎます。これは、標準のスピーチ分析にはない利点です。

注意:

クリップのシーン番号と Adobe Story スクリプトのシーン番号を対応させる必要があります。Adobe Premiere Pro では、クリップをスクリプトの適切なシーンに対応させるために情報が必要です。プロジェクトパネルまたはメタデータパネルで、シーン番号をクリップに割り当てます。

  1. プロジェクトパネルでクリップ(複数可)を選択し、右クリックして「スクリプトファイルを追加」を選択するか、ファイル/Adobe Story/スクリプトファイルを追加を選択します。

注:Adobe Story スクリプトを結合されたクリップに関連付けることはできません。ただし、結合前に Story スクリプトがコンポーネントクリップに関連付けられていた場合は、関連付けられていた Story スクリプトを使用して結合されたクリップを分析できます。

  1. コンテンツを解析ダイアログの「スクリプト」セクションで、「埋め込まれた Adobe Story スクリプトを使用」を選択します。

クリップに Story スクリプトが関連付けられている場合は、メタデータパネルのスピーチ分析セクションの埋め込まれた Adobe Story スクリプトビューに、スクリプトが表示されます。このビューに表示されているスクリプトと、その下の分析テキストビューに表示されているスピーチ分析の結果を比較します。

注:埋め込まれた Adobe Story スクリプトビューは読み取り専用であるため、編集することはできません。

スピーチ分析のテキストにインポイントとアウトポイントを追加して、マスタークリップの部分を選択することができます。メタデータパネルの「スピーチ分析」セクションから、選択した部分の直接インサートまたは上書きをすることができます。

  1. メタデータパネルのスピーチ分析セクションで単語を選択します。

  2. 次のいずれかの操作をおこないます。

    • 単語をインポイントとして設定するには、「インをマーク」をクリックします。
    • 単語をアウトポイントとして設定するには、「アウトをマーク」をクリックします。

    Premiere Pro は、単語の先頭にインポイントを設定し、単語の末尾にアウトポイントを設定します。また、Premiere Pro は、メタデータパネルの「スピーチ分析」セクションのインポイントとアウトポイントの間をハイライト表示します。

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