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Premiere Pro での自動ダッキングオーディオ

エッセンシャルサウンドパネルでダッキングを有効にして、会話中に音量を下げるオーディオキーフレームを自動追加する

自動ダッキングを使用すると、フォアグラウンドサウンドに対するバックグラウンドサウンドの音量を下げるキーフレームを自動計算できます。

指示に従って操作しますか?Premiere Pro でプロジェクトを開いて開始しましょう。

  1. オーディオクリップを含むマルチトラックセッションを開くか、新規作成します。

  2. 特定の種類のコンテンツのタグ付けには、エッセンシャルサウンドパネルを使用します。音楽および環境音としてタグ付けされたクリップをダッキングできます。

  3. タイムラインのバックグラウンド(ミュージックなど)クリップを選択し、それにミュージックオーディオタイプをエッセンシャルサウンドパネルで割り当てます。

  4. ダッキング」の横にあるチェックボックスをクリックし、自動ダッキングを有効にします。

    ダッキングを有効にすると、Premiere Pro では増幅エフェクトがクリップに追加されます。自動ダッキングアルゴリズムによって計算されるキーフレームは、このエフェクトのゲインパラメーターに追加されます。これにより、その他のサウンドデザインに影響を与えずに、キーフレームを容易に変更または削除できるようになります。

    Premiere Pro がダッキングを始動するために使用するトラックを認識できるように、オーディオタイプを他のオーディオトラックに割り当てるようにしてください。  

    エッセンシャルサウンドパネルが開いており、「ダッキング」オプションが有効になっています。
    自動ダッキングでオーディオレベルを調整します。

  5. 次の自動ダッキングオプションを設定します。

    • ダッキング対象:ボイス、ミュージック、サウンドエフェクト、環境音、タグ付けされていないクリップなど、ダッキング対象となるオーディオコンテンツタイプのアイコンを選択します。
    • 感度:このパラメーターは、ダッキングがトリガーされるしきい値を調整します。感度を高くまたは低く設定すると、調整はほとんどおこなわれません。低音量または高音量のミュージックトラックが保持されます。感度を中程度に設定すると、より多くの調整がおこなわれます。スピーチの音量を検知して、ミュージックがすばやくフェードイン/アウトします。
    • ダッキング適用量:このパラメーターは、ミュージッククリップの音量をどれだけ下げるかを選択します。この設定を右に調整すると音量がより大幅に下げられ、左に調整すると音量調整が小幅になります。
    • フェードデュレーション:このパラメーターはトリガー時の音量調整の速度を制御します。速い音楽と速いスピーチを組み合わせる場合は速いフェードが理想的ですが、ボイスオーバートラックの裏でバックグラウンドミュージックをダッキングする場合は遅いフェードが適しています。
    • フェードの位置:バックグランドオーディオのフェードを適用する場所を、ダイアログに対して相対的に選択します(ダイアログの外側、内側、または中間)。
  6. キーフレームの生成」をクリックして、クリップに追加された増幅エフェクトのキーフレームを計算し、設定します。

    注意:

    キーフレームは生成後に手動で変更できますが、「キーフレームの生成」ボタンを再度クリックすると、キーフレームに手動で加えた変更はすべて上書きされます。

Premiere Pro では、キーフレームとダッキング調整がエフェクトのラバーバンドに自動的に追加されます。タイムラインクリップのオーディオキーフレーム表示も自動的に切り替わり、増幅エフェクトのキーフレームが表示されます。

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