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Windows および macOS 上で Illustrator の動作の速度と効率性を向上させる方法を説明します。
Adobe Illustrator の動作効率は、オペレーティングシステム、ハードウェア構成、ワークフロー、選択したオプションなど、複数の要因に左右されます。 Illustrator の動作が通常より遅い場合は以下の方法を試して、Illustrator のパフォーマンスだけでなく他のアプリのパフォーマンスも最適化してください。
始める前に、最新バージョンの Illustrator がインストールされていることを確認してください。
以下のタブをクリックし、表示される手順に従って Illustrator のパフォーマンスを向上させます。
効率的に動作するようオペレーティングシステムを設定することで、アプリケーションが使用できるメモリの量が増え、アプリケーションがスムーズに動作できます。以下では Windows と macOS を最適化し、Illustrator のパフォーマンスを改善するための複数の手順を示します。
使用するハードウェアは、Illustrator のパフォーマンスに影響を及ぼします。高速なプロセッサーまたはハードディスクドライブを使用すると、Illustrator は情報を高速に処理できます。追加の RAM の搭載、マルチプロセッサーシステムの使用またはドライブの最適化のような他のハードウェア強化を行うと、パフォーマンスが改善される可能性があります。
次の手順に従って、ハードウェアを最適化し、オペレーティングシステムを選択します。
より高速のプロセッサーの使用
コンピューターの中央演算装置(CPU)の速度は、Illustrator の速度に影響を及ぼします。Illustrator は大量のデータを操作し、多くの計算を実行するので、Illustrator の速度はプロセッサーの速度に左右されます。より高速のプロセッサーを備えたコンピューターの使用を検討してください。
追加の RAM のインストール
Illustrator で RAM が不足した場合は、Illustrator は情報を処理するためにハードディスク領域(仮想メモリと仮想記憶ディスクの一方または両方)を使用します。Illustrator が最も高速に動作するのは、ハードディスクを使用せずに、情報をメモリ内で処理できる場合です。
ディスク容量の最適化
以下に、ディスクスペースを最適化する方法をいくつか示します。
- エラーの有無についてハードディスクをチェックしたり、サードパーティのディスクユーティリティ(Norton Utilities など)でファイルをデフラグします。macOS を使用している場合は、サードパーティ製ディスクユーティリティを使用してドライブを修復する必要があります。
- より高速なアクセス速度で、ファイルをドライブに保存します。例えば、ネットワークサーバーや外部ドライブではなく、内部ハードドライブを使用します。
より高速のプロセッサーの使用
コンピューターの中央演算装置(CPU)の速度は、Illustrator の速度に影響を及ぼします。Illustrator は大量のデータを操作し、多くの計算を実行するので、Illustrator の速度はプロセッサーの速度に左右されます。より高速のプロセッサーを備えたコンピューターの使用を検討してください。
追加の RAM のインストール
Illustrator で RAM が不足した場合は、Illustrator は情報を処理するためにハードディスク領域(仮想メモリと仮想記憶ディスクの一方または両方)を使用します。Illustrator が最も高速に動作するのは、ハードディスクを使用せずに、情報をメモリ内で処理できる場合です。
ディスク容量の最適化
以下に、ディスクスペースを最適化する方法をいくつか示します。
- CHKDSK.exe と Disk Defragmenter プログラムを使用して、ハードディスクにエラーがないか確認し、ファイルをデフラグして、使用可能なハードディスク容量を最適化します。 Windows について詳しくは、Windows のパフォーマンスの向上を参照してください。
- より高速なアクセス速度で、ファイルをドライブに保存します。例えば、ネットワークサーバーや外部ドライブではなく、内部ハードドライブを使用します。
- ファイルをネットワークドライブまたは外部ドライブに保存する場合は、内部ハードドライブにファイルを保存します。 次にファイルを閉じ、Windows エクスプローラーを使用してそのファイルをネットワークドライブまたは外部ドライブにコピーします。
PostScript プリンターの使用
Illustrator からプリントするときに最高の結果を得るには、PostScript 対応プリンターを使用します。ほとんどの PostScript 非対応プリンターでは、表示情報、ホストコンピューターのリソースおよび自社独自のプリンタードライバーを使用してプリント情報をプリンターに中継します。そのため、PostScript プリンターよりもプリントにかなり時間がかかる可能性があります。
Illustrator での作業の方法、特にアートワークを表示する動作は、Illustrator のパフォーマンスに影響を与えます。Illustrator 機能を効率的に使用する方法は以下のとおりです。
アウトライン表示では、ペイントの属性を非表示にして、塗りつぶされていないパスとしてアートワークを表示します。アウトライン表示を使用すると、グラデーションやパターンが含まれている複雑なアートワークを高速表示できます。 アウトライン表示ではまた、他の塗りつぶされたオブジェクトに隠れたオブジェクトを簡単に編集できます。
Illustrator 文書をアウトラインで表示するには、「表示/アウトライン」を選択します。詳しくは、「アートワークの表示」を参照してください。
文書のカスタムビューを作成できます。カスタムビューを使用すると簡単に表示モード、拡大率、スクロール位置およびレイヤーオプションを変更できます。
Illustrator 文書のカスタムビューを作成するには、保存したい表示属性を設定します。「表示/新規表示」を選択し、新規表示ダイアログボックスに名前を入力します。
ラスタライズ効果の解像度を変更することで、Illustrator のパフォーマンスを最適化できます。 ラスタライズ効果の解像度を変更するには、次の操作を行います。
詳しくは、「ラスタライズ効果について」を参照してください。
アートワークの整理や変更には、レイヤーパネルを使用します。 複雑なアートワークまたは高解像度ビットマップイメージを含むレイヤーやサムネールを非表示にすると、Illustrator の画面の再描画が高速になります。
レイヤーを非表示にするには、レイヤー名の左側にある アイコンをクリックします。 選択されているレイヤー以外をすべて非表示にするには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら アイコンをクリックします。
レイヤーパネルでは、最上位レイヤー、ネストしたレイヤー、グループおよびオブジェクトのサムネールを表示できます。 サムネールの数を減らすには、レイヤーパネルメニューから「パネルオプション」を選択します。
詳しくは、「レイヤーの非表示」を参照してください。
オーバープリントプレビューのインクプレビューを使用すると、色分解出力で描画、透明、オーバープリントがどのように表示されるのかを確認できます。パフォーマンスを向上させるには、オーバープリントプレビューの使用を停止します。
オーバープリントプレビューを有効、または無効にするには、「表示/オーバープリントプレビュー」を選択します。詳しくは、「オーバープリントについて」を参照してください。
アートボードは、印刷可能なアートワークを含む領域を表します。パフォーマンスを最適化するためには、使用していない、または不要なアートボードを削除することを検討してください。
アートボードの管理は、「ウィンドウ/アートボード」を選択します。削除するアートボードを選択し、「削除」をクリックします。 詳しくは、「アートボードの削除」を参照してください。
埋め込まれたビットマップイメージで作業していて、システムの RAM が不十分な場合、Illustrator は仮想記憶ディスクとしてハードディスク容量を使用します。メモリ内の情報にアクセスするよりも、ハードディスク上の情報にアクセスする方が時間がかかります。そのため、ハードディスクの一部を仮想メモリとして使用すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。Illustrator での操作のためにさらにメモリが必要な場合は、RAM を増設することをお勧めします。
デフォルトでは、Illustrator はシステムドライブをプライマリ仮想記憶ディスクとして使用します。Illustrator のプライマリ仮想記憶ディスク設定を、使用中の最も高速なハードディスクドライブに変更します。
仮想記憶ディスクの環境設定を変更するには、オペレーティングシステムを選択して、以下を実行します。
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編集/環境設定/プラグインと仮想記憶ディスクを選択します。
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プライマリポップアップメニューからハードディスクを選択します。多数の画像を処理していて複数のハードディスクを使用している場合は、セカンダリポップアップメニューから別のディスクを選択します。
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「OK」をクリックし、Illustrator を再起動します。
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Illustrator/環境設定/プラグインと仮想記憶ディスクを選択します。
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プライマリポップアップメニューからハードディスクを選択します。多数の画像を処理していて複数のハードディスクを使用している場合は、セカンダリポップアップメニューから別のディスクを選択します。
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「OK」をクリックし、Illustrator を再起動します。
Illustrator ドキュメントプロファイルには、新しい Illustrator ドキュメントで表示されるデフォルトのパターン、グラデーション、グラフデザイン、カラー、カラーライブラリ、およびブラシが含まれています。 これらのファイルは、新規ドキュメントのズームレベル、ウィンドウサイズ、ビュー設定およびスクロール位置も決定します。新規ドキュメントのファイルサイズを最小化するには、Illustrator の新規ドキュメントプロファイルから不要なスウォッチとブラシを削除します。
テンプレートを使用すると、一般設定とデザイン要素を共有する複数のドキュメントを作成できます。テンプレートから不要なスウォッチ、シンボル、グラフィックスタイルおよびブラシを削除することにより、新規ドキュメントのファイルサイズを最小化できます。
テンプレートファイルの作成に関する手順については、「ファイルとテンプレート」を参照してください。
埋め込まれたビットマップイメージ(例えば、TIFF、BMP または Photoshop EPS)は Illustrator ドキュメントのサイズを大幅に増加させ、パフォーマンスを低下させる可能性があります。パフォーマンスを改善するには、ビットマップ画像の配置時に「リンク」オプションを有効にします。「リンク」オプションは、ハードディスク上にある、配置されたイメージを参照します。
サービスビューローが埋め込まれた画像を必要としている場合には、ファイルのコピーを保存します。 Illustrator ネイティブ形式オプションまたは EPS 形式オプションダイアログボックスで、「リンクされたファイルを含める」を選択します。 詳しくは、「アートワークファイルの読み込み」を参照してください。
ドキュメントが高解像度プレビュー付きのリンク付けされた EPS 画像を含んでいる場合、Illustrator はアートワークの編集時よりも画面の再描画が低速になります。 Illustrator で画面の再描画の高速化を有効にするには、低解像度 EPS プレビューを使用します。オペレーティングシステムを選択し、以下を実行してください。
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編集/環境設定/ファイル管理とクリップボードを選択します。
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「リンクした EPS に低解像度のプロキシを使用」を選択して、「OK」をクリックします。
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Illustrator/環境設定/ファイル管理・クリップボードを選択します。
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「リンクした EPS に低解像度のプロキシを使用」を選択して、「OK」をクリックします。
リンクパネルオプションダイアログボックスには、「DCS 透明のインタラクティブ表示」オプションが含まれています。このオプションが選択されている場合は、リンクパネルでは黄色いアイコンが表示され、リンクされている DCS EPS グラフィックが透明オブジェクトまたはオーバーラップ透明オブジェクトであることを識別します。このオプションにより、リンクされている EPS ファイルの透明のインタラクティブ状態が Illustrator で常に判定されるようになるので、パフォーマンスが低下する可能性があります。
「DCS 形式への透明の影響を表示」オプションを無効にするには、以下を実行します。
-
ウィンドウ/リンクを選択します。 リンクパネルメニューから、「パネルオプション」を選択します。
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「DCS 形式への透明の影響を表示」の選択を解除し、「OK」をクリックします。
ナビゲーターパネルでは、ナビゲーションが簡単に実行できるように、現在のアートワークのサムネールビューが表示されます。文書を変更するたびサムネイルを更新するのに必要な処理時間は、アートワークの複雑さに依存します。複雑な文書でスクリーンの再描画速度を向上させるには、ナビゲーターパネルを非表示にします。「ウィンドウ」を選択し、「ナビゲーター」の選択を解除します。
文書の特定の領域をより効率的にズームするには、カスタムビューを設定できます。 詳しくは、「アートワークの表示」を参照してください。
「アートワークのアンチエイリアス」オプションは、オブジェクトのエッジピクセルの色を隣り合ったピクセルの色と混合することにより、テキストとグラフィックをスムーズにします。ただし、このプロセスが原因で、画面の再描画が低速になる可能性があります。このオプションを無効にするには、オペレーティングシステムを選択し、以下を実行してください。
A. アンチエイリアスアートワークを無効にした場合 B. アンチエイリアスアートワークを有効にした場合
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編集/環境設定/一般を選択します。
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「アンチエイリアスアートワーク」を選択解除して、「OK」をクリックします。
A. アンチエイリアスアートワークを無効にした場合 B. アンチエイリアスアートワークを有効にした場合
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Illustrator/環境設定/一般を選択します。
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「アンチエイリアスアートワーク」を選択解除して、「OK」をクリックします。
「単純化」コマンドを使用すると、パス内およびパスシェイプ内のアンカーポイントの数が減り、ファイルサイズが小さくなり、パフォーマンスが向上します。「単純化」コマンドを適用するには、目的のパスまたはオブジェクトを選択し、オブジェクト/パス/単純化を選択します。
「単純化」コマンドについて詳しくは、「パスの単純化」を参照してください。
スマートガイドを使用すると、他のオブジェクトを基準にして Illustrator オブジェクトの作成、整列、編集および変形ができます。 アートワークに多数のオブジェクトがある場合、Illustrator はスマートガイドを表示するのにより多くの時間がかかります。 スマートガイドを無効にするには、表示メニューを選択し、「スマートガイド」を選択解除します。
スマートガイドについて詳しくは、「定規、グリッド、ガイド」を参照してください。
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