ハイフネーション設定を調整するか、ハイフネーション辞書を使用することによって、単語や行をどのように分割するかを指定できます。

Illustrator では、単語や行の分割に Adobe InDesign と同じ組版の方法を使用します。これらの機能の使用について詳しくは、Web ヘルプを参照してください。

ハイフネーションの自動調整

ハイフネーションを設定すると、行の水平方向の間隔を調整でき、ページ上に文字を美しく配置することができます。 ハイフネーションオプションは、単語をハイフンでつなげることができるかどうか、また、つなげることができる場合は、使用可能な分割を指定します。

  1. 自動ハイフネーションを使用するには、次のいずれかの操作をおこないます。
    • 自動ハイフネーションをオンまたはオフにするには、段落パネルで「ハイフネーション」オプションを選択または選択解除します。

    • 特定の段落だけにハイフネーションの設定を適用するには、それらの段落だけを選択します。

    • ハイフン辞書を選択するには、文字パネルの下部にある言語メニューから言語を選択します。

  2. オプションを指定するには、段落パネルメニューから「ハイフネーション設定」を選択し、以下のオプションを指定します。

    単語の最小文字数

    ハイフンで区切る単語の最小文字数を指定します。

    先頭の後、最後の前

    ハイフンで区切ることが可能な単語の先頭または最後の最小文字数を指定します。 例えば、これらの値に 3 を指定すると、aromatic は、ar- omatic または aromat- ic ではなく、aro- matic のように区切られます。

    最大のハイフン数

    ハイフネーションを連続して実行する行の最大行数を指定します。 0 を指定すると無制限になり、行末のハイフンが何行連続してもいいことになります。

    ハイフネーション領域

    段落の右端からの距離を指定して、行の中でハイフネーションが許されない部分を設定します。 0 を指定すると、ハイフネーションはすべて許可されます。 このオプションは、Adobe 日本語単数行コンポーザーを使用している場合にだけ適用されます。

    大文字の単語をハイフンで区切る

    大文字の単語がハイフンで区切られないようにするには選択します。

注意:

ハイフネーションの設定は、欧文文字にのみ適用されます。日本語フォントで使用される 2 バイト文字は、これらの設定に影響を受けません。

ハイフネーション辞書の使用

Illustrator では、単語のハイフネーション方法を決定するときに、該当するテキストに最も近い言語の辞書が使用されます。 この機能により、1 文字のテキストにも異なる言語を指定できます。 また、環境設定ダイアログボックスで、初期設定の辞書を選択してカスタマイズすることもできます。

  1. 編集/環境設定/ハイフネーション(Windows)または Illustrator/環境設定/ハイフネーション(Mac OS)を選択します。
  2. 次のいずれかの操作をおこないます。
    • 初期設定のハイフネーション辞書を選択するには、「言語」でオプションを選択し、「OK」をクリックします。

    • 「ハイフネーションの例外」リストに単語を追加するには、「新規」ボックスに単語を入力して、「追加」をクリックします。

    • 「ハイフネーションの例外」リストから単語を削除するには、単語を選択して、「削除」をクリックします。

単語の分割禁止

固有名詞や、ハイフンで分割すると読み誤る可能性のある単語を行末で分割しないように設定することができます。 イニシャルや名前など、複数の単語で構成される語句が 2 行にまたがらないようにすることもできます。

  1. 分割されないようにする単語を選択します。
  2. 文字パネルメニューから「分割禁止」を選択します。

    注意:

    長すぎる文字列に「分割禁止」オプションを適用した場合、単語の途中で行が折り返されることがあります。ただし、1 行以上文字列に「分割禁止」オプションを適用した場合は、文字が表示されなくなります。

組版の方法

ページ上の文字のレイアウトは、コンポーザー(組版)と呼ばれる処理の複雑な相互作用に左右されます。 Adobe アプリケーションでは、単語間隔、文字間隔、グリフ幅拡大 / 縮小、ハイフネーションなどのオプションで指定した値に基づいて、可能な改行位置の中から最適な改行位置が割り出されます。

組版方法は、Illustrator では Adobe 日本語段落コンポーザーか Adobe 日本語単数行コンポーザー、Photoshop では Adobe 欧文複数行コンポーザーか Adobe 欧文単数行コンポーザーのいずれかを選択できます。 いずれの方式でも、段落に設定されたハイフネーションおよびジャスティフィケーションオプションの値に基づいて、可能な改行位置の中から最適な改行位置が割り出されます。 組版方法は、選択した段落にのみ適用されるため、段落ごとに異なる組版方法を設定することができます。

段落コンポーザー(Illustrator)または複数行コンポーザー(Photoshop)

段落コンポーザー(Illustrator)または複数行コンポーザー(Photoshop)では、複数行を対象として改行位置を調整し、後の行で不要な改行がおこなわれないように、段落内の前の行を最適化します。

段落コンポーザー(Illustrator)または複数行コンポーザー(Photoshop)は改行位置を識別して評価し、次の規則に従って優先度を判断することで組版をおこないます。

  • 左揃え、右揃え、中央揃えのテキストでは、右端までテキストがある行の方が優先度が高くなります。

  • 両端揃えのテキストでは、文字間隔および単語間隔が均等であることを最優先します。

  • ハイフネーションは最小限に抑えます。

単数行コンポーザー

単数行コンポーザーは、従来の方式に従って、1 行ずつ組版をおこないます。 このオプションは、改行位置を手動で調整する場合に便利です。 単数行コンポーザーは、次の規則に従って改行位置を調整します。

  • 短い行より長い行を優先します。

  • 両端揃えのテキストでは、ハイフネーションをおこなうよりも単語間隔を調整します。

  • 両端揃えでないテキストでは、文字間隔の調整よりもハイフネーションを優先します。

  • 間隔を調整する必要がある場合は、間隔を広げるよりも狭める処理を優先します。

    組版方法を選択するには、段落パネルメニューで組版方法を選択します。 組版方法をすべての段落に適用するには、まずテキストオブジェクトを選択します。現在の段落のみに適用するには、まずその段落内にカーソルを置きます。

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