Adobe PDF オプションはいくつかのカテゴリーに分けられています。いずれかのオプションに変更を加えると、プリセット名が「カスタム」に変更されます。カテゴリは Adobe PDF を保存ダイアログボックスの左側に一覧表示されています。ただし「準拠する規格」オプションと「互換性のある形式」オプションはダイアログボックスの上部に表示されています。

Adobe PDF オプションの設定

Adobe PDF オプションはいくつかのカテゴリーに分けられています。いずれかのオプションに変更を加えると、プリセット名が「カスタム」に変更されます。カテゴリは Adobe PDF を保存ダイアログボックスの左側に一覧表示されています。ただし「準拠する規格」オプションと「互換性のある形式」オプションはダイアログボックスの上部に表示されています。

準拠する規格

ファイルの PDF 規格を指定します。

互換性のある形式

ファイルの PDF バージョンを指定します。

一般

基本的なファイルオプションを指定します。

圧縮

アートワークの圧縮およびダウンサンプルをおこなうかどうか、おこなう場合はその方法と設定を指定します。

トンボと裁ち落とし

プリンターのトンボと裁ち落とし、ページ情報などを指定します。このオプションはプリントダイアログボックスで表示されるものと同様ですが、PDF は、既知のページサイズで出力されないため計算方法が多少異なっています。

出力

カラーおよび PDF/X 出力インテントのプロファイルを PDF ファイルに保存する方法を指定します。

詳細設定

フォント、オーバープリント、透明を PDF ファイルに保存する方法を指定します。

セキュリティ

PDF ファイルにセキュリティ機能を追加します。

設定内容

現在の PDF 設定の概要が表示されます。設定内容を ASCII テキストファイルとして保存するには、「設定内容を保存」ボタンをクリックします。

PDF/X について

PDF/X 規格は、International Organization for Standardization(ISO)で定義されています。PDF/X 規格はグラフィックコンテンツの交換に適用されます。PDF を変換する際、処理対象のファイルが指定された規格に適合しているかどうかがチェックされます。PDF が指定の ISO 規格に適合していない場合は、変換をキャンセルするか、非互換ファイルの作成を続行するかのどちらかを選択するよう求めるメッセージが表示されます。印刷出版ワークフローで最も一般的な規格は、PDF/X-1a、PDF/X-3、PDF/X‑4 などの複数の PDF/X フォーマットです。

PDF の互換性レベル

PDF を作成するときは、使用する PDF バージョンを指定する必要があります。PDF バージョンを変更するには、PDF として保存するときまたは PDF プリセットを編集するときに、別のプリセットに切り替えるか、互換性オプションを選択します。

原則として、下位互換性が特に必要でない限り最新バージョン(この場合はバージョン 1.7)を使用してください。最新バージョンには、最新の機能がすべて含まれています。ただし、広く配布する文書を作成する場合は、Acrobat 5.0(PDF 1.4)または Acrobat 6.0(PDF 1.5)を選択して、すべてのユーザーが文書を表示およびプリントできるようにすることをお勧めします。

次の表は、異なる互換性設定を使用して作成した PDF の機能の一部を比較したものです。

注意:

Acrobat 8.0 および 9.0 でも PDF 1.7 を使用します。

Acrobat 3.0(PDF 1.3)

Acrobat 5.0(PDF 1.4)

Acrobat 6.0(PDF 1.5)

Acrobat 7.0(PDF 1.6)および Acrobat X(PDF 1.7)

PDF は、Acrobat 3.0 および Acrobat Reader 3.0 以降で開くことができます。

PDF は、Acrobat 3.0 および Acrobat Reader 3.0 以降で開くことができます。ただし、新しいバージョンに固有の機能については使用できない場合や表示されない場合があります。

ほとんどの PDF は、Acrobat 4.0 および Acrobat Reader 4.0 以降で開くことができます。ただし、新しいバージョンに固有の機能については使用できない場合や表示されない場合があります。

ほとんどの PDF は、Acrobat 4.0 および Acrobat Reader 4.0 以降で開くことができます。ただし、新しいバージョンに固有の機能については使用できない場合や表示されない場合があります。

透明効果を使用したアートワークを含めることはできません。透明部分は PDF 1.3 に変換する前に統合する必要があります。

アートワーク内での透明効果部分の使用がサポートされています。透明部分の統合は Acrobat Distiller の機能によっておこなわれます。

アートワーク内での透明効果部分の使用がサポートされています。透明部分の統合は Acrobat Distiller の機能によっておこなわれます。

アートワーク内での透明効果部分の使用がサポートされています。透明部分の統合は Acrobat Distiller の機能によっておこなわれます。

レイヤーはサポートされません。

レイヤーはサポートされません。

Illustrator CS や InDesign CS 以降の、レイヤー化された PDF 文書の生成をサポートするアプリケーションで PDF を作成すると、レイヤーが維持されます。

Illustrator CS や InDesign CS 以降の、レイヤー化された PDF 文書の生成をサポートするアプリケーションで PDF を作成すると、レイヤーが維持されます。

8 チャンネルの DeviceN カラースペースがサポートされます。

8 チャンネルの DeviceN カラースペースがサポートされます。

最高 31 チャンネルまでの DeviceN カラースペースがサポートされます。

最高 31 チャンネルまでの DeviceN カラースペースがサポートされます。

マルチバイトのフォントが埋め込めます。埋め込み時のフォントの変換は Distiller によっておこなわれます。

マルチバイトのフォントが埋め込めます。

マルチバイトのフォントが埋め込めます。

マルチバイトのフォントが埋め込めます。

40-bit RC4 セキュリティがサポートされます。

128-bit RC4 セキュリティがサポートされます。

128-bit RC4 セキュリティがサポートされます。

128-bit RC4 および 128-bit AES(Advanced Encryption Standard)セキュリティがサポートされます。

PDF の一般オプション

Adobe PDF を保存ダイアログボックスの「一般」パネルでは、次のオプションを設定できます。

説明

選択したプリセットの説明が表示されます。説明文は編集できます。クリップボードを使用してコピー&ペーストすることもできます。プリセットの説明を編集したり、プリセットの設定を変更すると、プリセット名の後ろに「(変更)」という文字が付加され説明文の前に [元とするセット:<現在のプリセット名>] という文字が追加されます。

Illustrator の編集機能を保持

すべての Illustrator データを PDF ファイルに保存します。Adobe Illustrator で PDF を再度開いて編集する場合に選択します。

注意:「Illustrator の編集機能を保持」オプションを指定すると、大幅な圧縮とダウンサンプルをおこなう場合に影響が生じます。ファイルサイズを考慮する必要がある場合は、このオプションの選択を解除してください。

サムネールを埋め込み

PDF に各ページのサムネールプレビューを埋め込みます。ファイルサイズは増加します。Acrobat 5.0 以降のユーザーが PDF を表示および印刷する場合は、この設定の選択を解除します。これらのバージョンでは PDF のページパネルをクリックするたびに、サムネイルが動的に生成されます。

Web 表示用に最適化

PDF ファイルを Web ブラウザーで高速表示できるように最適化します。

保存後 PDF ファイルを表示

新しく作成した PDF ファイルをデフォルトの PDF 表示アプリケーションで開きます。

上位レベルのレイヤーから Acrobat レイヤーを作成

Illustrator の上位のレイヤーを Acrobat レイヤーとして PDF ファイルに保存します。これにより Adobe Acrobat 6、7、8 のユーザーは 1 つのファイルから複数のバージョンの文書を生成できます。

注意:このオプションは、「互換性のある形式」が「Acrobat 6(PDF 1.5)」、「Acrobat 7(PDF 1.6)」、および「Acrobat 8(PDF 1.7)」に設定されている場合にだけ使用できます。

PDF の圧縮とダウンサンプルのオプション

アートワークを Adobe PDF で保存するときには、テキストとラインアートの圧縮およびビットマップ画像の圧縮とダウンサンプルがおこなえます。選択した設定によっては、圧縮とダウンサンプルにより、細部と精度を完全にまたはほぼ完全に保持したまま大幅に PDF ファイルのサイズを削減できます。

Adobe PDF を保存ダイアログボックスの「圧縮」パネルは、3 つのセクションに分かれています。ここではそれぞれ、アートワーク内のカラー画像、グレースケール画像、白黒画像の圧縮と再サンプルに関するオプションを指定します。

注意:

「一般」パネルの「Illustrator の編集機能を保持」オプションを指定すると、大幅な圧縮とダウンサンプルをおこなう場合に影響が生じます。ファイルサイズを考慮する必要がある場合は、このオプションの選択を解除してください。

ダウンサンプル

PDF ファイルを Web で使用する予定がある場合は、ダウンサンプルを使用すると高い圧縮率が得られます。PDF ファイルを高解像度でプリントする予定がある場合は、ダウンサンプルは使用しないでください。オプションの選択を解除して、すべてのダウンサンプルオプションを無効にしてください。

ダウンサンプルとは、画像内のピクセル数を減らすことです。カラー画像、グレースケール画像のダウンサンプルをおこなうには、ダウンサンプル(バイリニア法)、ダウンサンプル(バイキュービック法)またはサブサンプル(バイリニア法)の中から補間方法を選択して、解像度を 1 インチあたりのピクセル数で入力します。次に「次の解像度を超える場合」テキストボックスに解像度を入力します。このしきい値よりも高い解像度の画像はすべてダウンサンプルがおこなわれます。

選択する補間方法によって、ピクセルの削減方法が異なります。

ダウンサンプル(バイリニア法)

サンプル領域のピクセルが平均化され、領域全体が指定解像度の平均ピクセルカラーに置き換えられます。

サブサンプル(バイリニア法)

サンプル領域の中心にあるピクセルが選択され、その領域全体が選択されたピクセルカラーに置き換えられます。サブサンプルではダウンサンプルに比べて変換時間が大幅に短縮されますが、生成される画像はより粗く断続したものになります。

ダウンサンプル(バイキュービック法)

加重平均を使用してピクセルカラーが決定されます。この方式では「ダウンサンプル(バイリニア法)」よりも通常よい結果が得られます。バイキュービック法は最も時間がかかりますが、最も正確な方法で最も滑らかなグラデーションが得られます。

圧縮

使用する圧縮の種類を指定します。「自動」オプションを選択すると、ファイルに含まれるアートワークの最適な圧縮方式と画質が自動的に設定されます。ほとんどのファイルでは、このオプションを選択すると最適な結果が得られます。最大の互換性を得るには、「自動(JPEG)」を選択します。より高い圧縮率を得るには「自動(JPEG2000)」を選択します。

ZIP 圧縮

単色の広い領域がある画像か、繰り返しのパターンが使われているモノクロ画像に効果が大きい圧縮方法です。ZIP 圧縮は「画質」の設定によって可逆圧縮(劣化なし)と非可逆圧縮(劣化あり)のどちらかの方法でおこなわれます。

JPEG 圧縮

グレイスケールやカラー画像に適しています。JPEG 圧縮は非可逆圧縮(劣化あり)方式で、画像データの削除によって画質が低下する場合があります。ただし、情報の損失を最低限に抑えて、ファイルサイズを小さくしています。JPEG 圧縮ではデータが削除されるので、ZIP 圧縮よりもファイルサイズを大幅に縮小することができます。

JPEG2000

画像データの圧縮とパッケージングのための新しい国際基準です。JPEG 圧縮と同様、JPEG 2000 圧縮は、グレースケール画像やカラー画像に適しています。また、プログレッシブ表示などの利点もあります。

CCITT および Run Length 圧縮

白黒のビットマップ画像にだけ利用できます。CCITT(Consultative Committee on International Telegraphy and Telephony)圧縮は、モノクロ画像や、1 ビットの色数でスキャンした画像に適しています。Group 4 は汎用の圧縮方式で、ほとんどの白黒画像を適切に圧縮することができます。Group 3 はファックス機で多用されている方式で、白黒のビットマップを一度に 1 行ずつ圧縮します。Run Length 圧縮は、塗りつぶしの黒または白が広いエリアを占める画像に適しています。

画質

適用する圧縮の程度を指定します。選択できるオプションは圧縮方式によって異なります。JPEG 圧縮の場合は、「最低」、「低」、「中」、「高」、「最高」のオプションを選択できます。ZIP 圧縮の場合は、「4 ビット」または「8 ビット」のオプションを選択できます。4 ビット画像で 4 ビットの ZIP 圧縮を使用する場合、または 4 ビット画像や 8 ビット画像で 8 ビット ZIP 圧縮を使用する場合、ZIP 圧縮は可逆圧縮(劣化なし)でおこなわれます。つまり、ファイルサイズを小さくしてもデータは削除されないので、画質は影響を受けません。8 ビット画像で 4 ビットの ZIP 圧縮を使用すると、データが失われるので画質が影響を受ける場合があります。

タイルサイズ

このオプションは、「圧縮」設定が「JPEG2000」の場合にだけ使用できます。プログレッシブで表示をおこなうときのタイルサイズを指定します。

テキストとラインアートの圧縮

圧縮をファイル内のすべてのテキストとラインアートに適用します。この方法では、ディテールの損失と画質の低下はありません。

PDF のトンボと裁ち落としのオプション

裁ち落としとは、アートワークのプリント用バウンディングボックスの外側や、トンボやトリムマークの外側にプリントするアートワークの部分のことを指します。断裁後のページの端まで完全にインキを付けたい場合や、文書の仕上がり線内に画像を収めたい場合は、アートワークに裁ち落としを設定しておくことで、プリント処理で生じる余白の誤差を調整することができます。

Adobe PDF を保存ダイアログボックスの「トンボ・裁ち落とし」パネルでは、裁ち落とし範囲の指定と、ファイルへの各種トンボの追加をおこないます。

すべてのトンボとページ情報をプリント

すべてのトンボ(トリムマーク、レジストレーションマーク、カラーバーおよびページ情報)を PDF ファイルに指定します。

種類

プリントするページに対して、「西洋式」または「日本式」のトンボの種類を選択します。

トンボ

トリミング領域の四隅にマークを付け、PDF の仕上がり領域の境界を示します。

太さ

トンボの線の太さを指定します。

レジストレーションマーク

アートボードの外側に色版の位置合わせのためのマークを付けます。

オフセット

アートボードからのすべてのトンボの距離を指定します。トンボはオフセットで指定された領域の端に配置されます。

カラーバー

小さい四角形でカラーを追加し、それぞれの特色およびプロセスカラーを示します。プロセスカラーに変換される特色は、プロセスカラーで表されます。このマークは、出力センターや印刷会社が印刷機のインキ濃度を調節するために使用します。

ページ情報

ページのアートボードの外側にページ情報を配置します。ページ情報にはファイル名、ページ番号、現在の日時および色版の名前が含まれます。

ドキュメントの裁ち落とし設定を使用

このダイアログボックスの裁ち落とし設定ではなく、文書の裁ち落とし設定を使用します。

裁ち落とし(天、地、左、右)

アートワークの裁ち落としを調整します。 ボタンが選択されている場合、これらの 4 つの値が同じ数値に設定されます。つまり、1 つを変更すると残りの 3 つも更新されます。

PDF のカラーマネジメントオプションと PDF/X オプション

Adobe PDF を保存ダイアログボックスの「出力」パネルでは、次のオプションを設定できます。「出力」オプションで何を指定できるかは、「カラーマネジメント」が設定されているかどうかと、どの PDF 規格が選択されているかによって異なります。

カラー変換

Adobe PDF ファイルのカラー情報を表示する方法を設定します。カラーの設定されたオブジェクトを RGB または CMYK に変換する場合、ポップアップメニューから出力先のプロファイルを選択してください。すべての特色情報はカラー変換をおこなっても保持されます。プロセスカラーだけが指定されたカラースペースに変換されます。

変換しない

カラーデータをそのまま保持します。これは PDF/X-3 選択時の初期設定です。

出力先の設定に変換(カラー値を保持)

タグ付けされていないコンテンツのカラー値を、出力先プロファイルと同じカラースペースに保持します(出力先プロファイルに変換するのではなく、出力先プロファイルを割り当てます)。その他のコンテンツはすべて、出力先のカラースペースに変換されます。このオプションは、カラーマネジメントがオフになっている場合は使用できません。プロファイルを出力ファイルに含めるかどうかは、「プロファイルの埋め込み」の設定によって決まります。

出力先の設定に変換

出力先用に選択したプロファイルにすべてのカラーを変換します。プロファイルを出力ファイルに含めるかどうかは、「プロファイルの埋め込み」の設定によって決まります。

注意:「出力先の設定に変換」を選択していて、出力先がドキュメントプロファイルに一致しない場合は、オプションの横に警告アイコンが表示されます。

出力先

使用しているモニターや SWOP 標準などの最終的な RGB または CMYK の出力デバイスが記述されているプロファイルを指定します。このプロファイルを使用して、Illustrator は文書のカラー情報(カラー設定ダイアログボックスの「作業用スペース」セクションで定義されたソースプロファイル)を対象の出力デバイスのカラースペースに変換します。

プロファイルの埋め込み

カラープロファイルをファイルに含めるかどうかを指定します。

出力インテントのプロファイル

文書のプリント条件の特性を指定します。出力インテントプロファイルは、PDF/X に準拠したファイルを作成するために必要です。このメニューは、Adobe PDF を保存ダイアログボックスで PDF/X(またはプリセット)が選択されている場合のみ利用可能です。このオプションは、カラーマネジメントがオンかオフかに依存します。例えば、カラーマネジメントがオフに設定されている場合、メニューには、利用可能なプリンタープロファイルが表示されます。カラーマネジメントがオンに設定されている場合、メニューにはあらかじめ用意されているほかのプリンタープロファイルに加えて、CMYK 出力デバイスである場合には出力先と同じプロファイルがリストされます。

出力条件 名前

想定したプリント条件を記述します。この項目は、PDF 文書を受け取る人に役立ちます。

出力条件 ID

想定したプリント条件に関する詳細情報の ID を示します。ICC レジストリに含まれるプリント条件の場合、ID は自動的に入力されます。

レジストリ名

レジストリに関する詳細情報の Web アドレスを示します。ICC レジストリ名の場合、URL は自動的に入力されます。

トラッピング済みとしてマーク

文書のトラップ状態を示します。PDF/X に準拠するには、True(選択)または False(選択解除)を指定する必要があります。この要件を満たさない文書は PDF/X の準拠チェックに失敗します。

PDF のフォントと分割・統合のオプション

Adobe PDF を保存ダイアログボックスの「詳細設定」パネルでは、次のオプションを設定できます。

使用している文字の割合が次より少ない場合サブセットフォントにする

文書で使用されているフォントの文字数によって、文字だけでなくフォント全体を埋め込むかどうかを指定します。例えば、1,000 文字あるフォントのうち、文書に 10 文字しか使用されていない場合、フォント全体ではなくサブセットフォントを埋め込んでファイルサイズを小さくすることができます。

オーバープリント

重なり合うカラーがオーバープリントに設定されている場合、それらのカラーを保存する方法を指定します。オーバープリントをそのまま保持するか破棄するかを選択できます。ダイアログボックス上部にある「互換性のある形式」が「Acrobat 4(PDF 1.3)」に設定されている場合は、アートワークを分割・統合してオーバープリントをシミュレートすることもできます。

プリセット

ダイアログボックス上部にある「互換性のある形式」が「Acrobat 4(PDF 1.3)」に設定されていて、アートワークに透明部分が含まれる場合は、透明の分割・統合用のプリセット(オプションセット)を指定できます。または、「カスタム」ボタンをクリックして分割・統合設定をカスタマイズすることもできます。

注意:

「Acrobat 5(PDF 1.4)」、「Acrobat 6(PDF 1.5)」、「Acrobat 7(PDF 1.6)」を選択した場合は、アートワーク内の透明部分が自動的に保持されます。したがって、これらの互換性レベルが指定されている場合は「オーバープリント」および「設定」オプションはグレー表示になり設定できません。

PDF ファイルへのセキュリティの追加

PDF で保存するときに、パスワード保護とセキュリティ制限を設け、特定のユーザーだけがファイルを開けるようにするだけでなく、内容のコピーと抽出、文書のプリントも特定のユーザーだけに制限することができます。

PDF ファイルには、文書を開くためのパスワード(文書を開くパスワード)や、セキュリティ設定を変更するためのパスワード(権限パスワード)を設定することができます。ファイルにセキュリティ制限を設定する場合は両方のパスワードを指定してください。そうしなければ、ファイルを開けるユーザーであれば誰でも制限を解除できてしまいます。権限パスワードでファイルを開くと、セキュリティ制限は一時的に解除されます。

PDF ファイルのパスワード保護には、RSA 社の RC4 セキュリティ方式が採用されています。一般カテゴリの「互換性」の設定に応じて、暗号化レベルには「高」または「低」が設定されます。

注意:

Adobe PDF プリセットでは、パスワードとセキュリティ設定がサポートされていません。Adobe PDF を書き出しダイアログボックスでパスワードとセキュリティ設定を選択し、「プリセットを保存」をクリックしても、パスワードとセキュリティ設定はプリセットには保存されません。

セキュリティオプション

PDF を作成するとき、または PDF にパスワード保護を適用するときには、次のオプションを設定できます。設定できるオプションは。「互換性」の設定により異なります。「セキュリティ」のオプションは、PDF/X 標準またはプリセットでは設定できません。

互換性のある形式

パスワードで保護される文書を開くための暗号の種類を設定します。「Acrobat 6(PDF 1.5)」およびそれ以降を選択すると、検索用のメタデータが有効になります。

互換性設定が新しいバージョンに設定されている PDF 文書は、それ以前のバージョンの Acrobat では開くことができません。例えば、「Acrobat 8(PDF 1.7)」およびそれ以降オプションを選択した場合、Acrobat 6.0 またはそれ以前のバージョンではこの文書を開くことができません。

ドキュメントを開くときにパスワードが必要

このオプションを選択すると、ユーザーが文書を開くときに指定のパスワードを入力するよう求められます。

ドキュメントを開くパスワード

ユーザーが PDF ファイルを開くときに入力する必要があるパスワードを指定します。

注意:パスワードを忘れた場合は、文書からパスワードを取得する方法はありません。パスワードを忘れたときのために、パスワードを別の安全な場所に保管しておくことをお勧めします。

セキュリティと権限の設定変更にパスワードを要求

PDF ファイルのセキュリティ設定へのアクセスを制限します。ファイルを Adobe Acrobat で開く場合、ユーザーはファイルを閲覧できますが、ファイルのセキュリティと権限の設定を変更するには特定の権限パスワードを入力する必要があります。ファイルを Illustrator、Photoshop または InDesign で開く場合、ファイルを読み取り専用モードで開くことはできないので、ユーザーは権限パスワードを入力する必要があります。

権限パスワード

権限設定を変更するときに必要なパスワードを指定します。このオプションは、前のオプションが選択されている場合にのみ使用できます。

プリントの許可

PDF 文書上で、ユーザーに許可する印刷レベルを指定します。

なし

ユーザーが文書をプリントできないようにします。

低解像度(150 dpi)

150 dpi 以下の解像度で印刷を許可します。各ページはビットマップ画像として印刷されるため、印刷速度が低下することがあります。このオプションは、「互換性」オプションが Acrobat 5(PDF 1.4)またはそれ以降に設定されている場合にのみ使用できます。

高解像度

ユーザーは文書を任意の解像度でプリントすることができます。高度な高品質プリント機能をサポートする PostScript プリンターおよびその他のプリンターに、高品質のベクター出力を送ることができます。

変更を許可

PDF 文書上で許可する編集操作を定義します。

なし

フォームフィールドへの入力や注釈の追加など、「変更を許可」オプションに表示されている、文書に対する変更をユーザーが実行できなくなります。

ページの挿入、削除、回転

ユーザーはページの挿入、削除、回転、およびブックマークとサムネールの作成ができます。このオプションは、高レベルの暗号化(128 ビット RC4 または AES)が設定されている場合にのみ使用できます。

フォームフィールドへの記入と署名

ユーザーはフォームへの入力とデジタル署名の追加ができます。このオプションでは、コメントの追加とフォームフィールドの作成はできません。このオプションは、高レベルの暗号化(128 ビット RC4 または AES)が設定されている場合にのみ使用できます。

注釈、フォームフィールドの記入と署名

ユーザーは注釈の追加、デジタル署名の追加、フォームへの入力ができます。このオプションでは、ページオブジェクトの移動とフォームフィールドの作成はできません。

ページの抽出以外

ユーザーは文書の編集、フォームフィールドの作成と入力、注釈の追加、デジタル署名の追加ができます。

テキスト、画像、およびその他の内容のコピーを有効にする

ユーザーは PDF の内容を選択してコピーできます。

スクリーンリーダーデバイスのテキストアクセスを有効にする

視覚に障害を持つユーザーがスクリーンリーダーを使用して文書を判読できるようにしますが、文書の内容をコピーまたは抽出することはできません。このオプションは、高レベルの暗号化(128 ビット RC4 または AES)が設定されている場合にのみ使用できます。

文書メタデータを暗号化しない

ユーザーに対して PDF の内容のコピーと抽出を許可します。このオプションは、「互換性のある形式」が Acrobat 6(PDF1.5)以降に設定されている場合にのみ使用できます。このオプションを選択すると、ストレージ/検索システムおよび検索エンジンが文書に格納されているメタデータにアクセスできるようになります。

本作品は Creative Commons Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported License によってライセンス許可を受けています。  Twitter™ および Facebook の投稿には、Creative Commons の規約内容は適用されません。

法律上の注意   |   プライバシーポリシー