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アセットの収集と一括書き出し

アセットを収集して一括で書き出す方法について説明します。

スクリーン用に書き出す為のワークフローは、1 回の操作で様々なサイズやファイル形式のアセットを生成できる新しい方法です。このクイック書き出し機能を使用すれば、画像素材(アイコン、ロゴ、画像、モックアップなど)の生成をより簡単にすばやく行えるようになります。この機能は、 web やモバイルのワークフローで特に効果的です。

例えば、モバイルアプリの開発のシナリオでは、ユーザーエクスペリエンスデザイナーがアイコンやロゴを頻繁に再生成することがあります。この場合、アセットの書き出しパネルにそのアイコンやロゴを追加すれば、ボタンをワンクリックするだけで様々なファイル形式やサイズに書き出すことができます。 

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いくつかの簡単な手順で、「スクリーン用に書き出し」の環境設定を行います。

便利な機能:

  • 1 回の簡単な操作で複数の形式やサイズに書き出すことができます。 
  • 標準またはカスタムのサイズ(スケール)に書き出すことができます(1x、2x、3x、0.5x、1.5x など)。
  • PNG ファイルを生成するアルゴリズムが次のように改善されました。
    • PNG ファイルの生成時間が短縮されました。 
    • 透明度の高い PNG-8 ファイルを生成できるようになりました。

利用可能な形式:

  • PNG(PNG-8、PNG-24)
  • JPEG(JPEG 100%、JPEG 85%、JPEG 50%、JPEG 25%)
  • SVG
  • PDF
  • OBJ
  • USDA
  • GLTF
  • WebP
  • Ai
  • EPS
スクリーン用に書き出しダイアログ(「アセット」タブ)

アセットの書き出し(スクリーン用に書き出しのワークフロー)

アートボード全体または個々のアートワークを書き出すには、次の手順に従います。

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • ファイル書き出しスクリーン用に書き出しに移動します。
    • 対象のアートワークを右クリックし、「書き出し用に追加」を選択します。

    スクリーン用に書き出しダイアログで、アートワークの書き出し時に使用する設定を編集します。

  2. 書き出す範囲を選択します。2 つのタブを使用できます。

    アートボード

    書き出し可能なアートボードから選択します。アートボードをクリックして、選択または選択解除します。Shift キーを押しながらクリックして、複数のアートボードを選択することもできます。

    アセット

    アセットの書き出しパネルに収集したアセットから選択します。
    注意:

    サムネールアイコンまたはリストアイコンをクリックすると、アイテムの表示方法が切り替わります。

    スクリーン用に書き出しダイアログ(「アートボード」タブ)

  3. 開いているタブに応じて、ファイルとして書き出す対象を選択します。チェックマークは、アートボードまたはアセットが選択されているかどうかを示します。

    アートボード」タブ

    • すべて:すべてのアートボードを選択します。各アートボードは、個別に書き出されます。
    • 範囲:ドキュメントで使用可能なアートボードから、書き出すアートボードを個別に選択します。例えば、「1, 2, 4-6」と指定すると、1、2、4、5、6 のアートボードが選択されます。
    • ドキュメント全体:ドキュメント全体を 1 つのアートワークとして書き出します。

    「アセット」タブ

    • すべてのアセット:「アセット」タブに収集されたすべてのアセットを書き出す場合は、このオプションを選択します。
    注意:

    新規に開始するには、「選択を解除」をクリックして、収集したアセットの選択を解除します。特定のアートワークを選択するには、サムネールをクリックします。

  4. 書き出すファイルの設定を指定します。

    拡大/縮小

    出力ファイルのスケール比率を指定します。

    書き出し先

    ファイルの書き出し先フォルダーの場所を指定します。

    書き出し後に場所を開く

    書き出したアセットの保存先フォルダーを、ファイルブラウザー(エクスプローラーまたは Finder)で開くには、このオプションを選択します。

    サフィックス

    サフィックスを指定して出力ファイルに固有の名前を付けます。

    形式

    出力ファイル形式を指定します。

    プレフィックス

    出力ファイル名にプレフィックスとしてアートボード番号連番、またはカスタム文字列を追記します。

    スケールを追加

    出力スケールや書き出し形式を追加する場合は、「  スケールを追加」を選択します。

    削除

       を選択して出力タイプを削除します。

    プリセット

    • iOS:iOS プロジェクトに通常必要なプリセットファイルの出力形式を追加する場合に選択します。
    • Android:Android フォームファクタープロジェクトに通常必要なプリセットファイルの出力形式を追加する場合に選択します。

    書き出すファイル形式の出力設定を指定するには、「設定  を選択します。

  5. アートボードを書き出し」または「アセットを書き出し」ボタンを選択します。

アセットの書き出しパネル

アセットの書き出しパネルでは、アートワークから収集したアセットが表示されます。これらのアセットは主に、頻繁に書き出すアートです。

拡大/縮小

出力ファイルのスケール比率を指定します。

サフィックス

サフィックスを指定して出力ファイルに固有の名前を付けます。

形式

出力ファイル形式を指定します。

スケールを追加

出力スケールや書き出し形式を追加する場合は、「  スケールを追加」を選択します。

削除

   を選択して出力タイプを削除します。

プリセット

  • iOS:iOS プロジェクトに通常必要なプリセットファイルの出力形式を追加する場合に選択します。
  • Android:Android フォームファクタープロジェクトに通常必要なプリセットファイルの出力形式を追加する場合に選択します。

書き出されたプリセットの設定

  • プリセットとして保存:書き出し設定をプリセットとして保存できます。
  • 変更内容の保存:プリセットの書き出し設定を編集したら、それを保存できます。
  • プリセットの削除:選択したものを削除できます。
  • プリセットの読み込み:プリセットの読み込みができます。
  • プリセットを書き出しプリセットの書き出しができます。
アセットと書き出し設定を含むアセット書き出しパネル。
アセットの書き出しパネル

書き出し用のアートワークの収集

複数のアセットまたは単一のアセットとして書き出すためにアセットの書き出しパネルでオブジェクトを収集できます。

複数のアセットとして書き出すアートワークの収集

複数のアセットとして書き出すオブジェクト/レイヤーを収集するには、アセットの書き出しパネル(ウィンドウアセットの書き出し)に追加します。次のいずれかの操作を行います。

  • アセットを右クリックし、書き出し用に追加複数のアセットとしてを選択します。
  • アセットの書き出しパネルにアートワークをドラッグします。

アセットの書き出しパネルにアートワークをドラッグするたびに、アセットが「収集」されます。この操作では、アートボードや CC ライブラリのオブジェクトの複製が作成されるわけではありません。ドキュメント内のアートワークを更新すると、アセットの書き出しパネル内の対応するアセットが自動的に更新されます。

単一のアセットとして書き出すアートワークの収集

オブジェクト/レイヤーを収集して 1 つのアセットとして書き出すには、次のいずれかを実行します。

  • アセットを右クリックし、書き出し用に追加単一のアセットとしてを選択します。
  • AltOption キーを押しながら、アートワークをアセットの書き出しパネルにドラッグします。

アセットの書き出し(アセットの書き出しパネルワークフロー)

アセットの書き出しパネルを使用してアセットを書き出すには、手順に従います。

  1. ウィンドウアセットの書き出しを選択して、アセットの書き出しパネルを開きます。

  2. アセットの書き出しパネルに収集したアセットが表示されます。境界線は、アセットが書き出し対象として選択されているかどうかを示します。

    注意:

    境界線が付いているアセットのみが書き出されます。サムネールをクリックして、選択と選択解除を切り替えます。

  3. 書き出し設定を指定します。

  4. 書き出すファイル形式の出力設定を指定するには、アセットの書き出しパネルのメニューから形式の設定を選択します。

  5. 書き出しワークフローの直後に書き出したファイルを表示して、アセットの書き出しパネルのメニューから「書き出し後に場所を開く」を選択します。

  6. 書き出し」を選択して、ファイルを生成します。

    アセットを書き出す際に、Illustrator では、選択した拡大・縮小オプションに基づいて書き出し場所にサブフォルダーがデフォルトで作成されます。例えば、アセットの書き出しパネルでファイルを PNG として書き出すために複数のスケール形式(例えば、1x、2x、3x)を選択した場合、Illustrator では、書き出されるファイル用に 1x、2x、3x という名前のサブフォルダーが作成されます。スケーリングオプションがサポートされていない形式であるため、Illustrator の例については、SVG 書き出しおよび PDF として選択されたファイルの形式に基づいてサブフォルダーが表示されます。 

    サブフォルダーを作成せずにファイルをフォルダーに書き出すには、サブフォルダーを作成オプションをアセットの書き出しパネルメニュー またはスクリーン用に書き出し ダイアログから選択解除します。

    注意:

    書き出すアセットのフォルダーの場所を変更するか、ファイルのプレフィックスなどの詳細を指定するには、画面に書き出しダイアログを使用します。 をクリックすると、画面に書き出しダイアログが開きます。アセットの書き出しパネルで設定したオプションは、スクリーン用に書き出しダイアログですべて保持されます。

書き出すアセットの出力設定

形式設定ダイアログでは、書き出し先のファイル形式別出力設定ができます。

  • スクリーン用に書き出しダイアログの設定 をクリックして、形式設定ダイアログを起動します。
  • アセットの書き出しパネルで、アセットの書き出しパネルメニュー   を選択し、「形式の設定」を選択します。

1 つのポイントから他のポイントまでの間を測定すると、その距離は情報パネルに表示されます。情報パネルを表示するには、ウィンドウ情報に移動します。角度を除いたすべての測定には、ドキュメントで設定されている現在の測定単位が使用されます。

形式の設定ダイアログで、形式別の設定を行います。
形式の設定ダイアログで、形式別の設定を行います。

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