Adobe Premiere Pro と Adobe Animate の操作

Adobe Premiere Pro は、プロフェッショナル向けのビデオ編集ツールです。Adobe Animate を使用して Web サイトやモバイル機器向けのインタラクティブコンテンツをデザインする場合、このようなプロジェクトのムービー編集に Adobe Premiere Pro を使用できます。Adobe Premiere Pro は、フレーム単位で厳密なビデオ編集を行うことができるプロフェッショナル向けツールです。コンピューター画面やモバイル機器上の再生用にビデオファイルを最適化できるツールなどを備えています。

Adobe Animate は、ビデオ映像を Web やモバイル機器のプレゼンテーションに組み込むためのツールです。Adobe Animate の持つ技術面およびクリエイティブな面のメリットにより、ビデオをデータ、グラフィック、サウンドおよびインタラクティブコントロールと融合させることができます。FLV および F4V 形式のファイルは、ほとんどすべてのユーザーが表示できる形式で Web ページに簡単に配置できます。

FLV および F4V ファイルは、Adobe Premiere Pro から書き出すことができます。Adobe Animate を使用すると、インタラクティブな Web サイトやモバイル機器用アプリケーションにこれらのファイルを埋め込むことができます。Adobe Premiere Pro シーケンスでキューポイントとして追加したシーケンスマーカーを Adobe Animate で読み込むことができます。これらのキューポイントを使用して、SWF ファイルの再生時にイベントを発生させることができます。

ビデオファイルを他の標準形式で書き出す場合は、Adobe Animate を使用してビデオをリッチメディアアプリケーションにエンコードできます。最新の圧縮テクノロジーにより、小さいファイルサイズで可能な限り高品質の結果が出力されます。

Adobe Premiere Pro と Adobe Animate 間のアセットの移動

Adobe Premiere Pro では、Flash キューポイントマーカーをタイムラインに追加できます。Flash キューポイントマーカーは、リッチメディアアプリケーションでキューポイントとして利用できます。キューポイントマーカーには、イベントキューポイントマーカーとナビゲーションキューポイントマーカーの 2 種類があります。ナビゲーションキューポイントマーカーを使用して、FLV および F4V ファイルの別のセクションに移動したり、画面上のテキストの表示をトリガーしたりすることができます。イベントキューポイントマーカーは、FLV および F4V ファイルの特定の時点でアクションスクリプトをトリガーするために使用できます。

Adobe Premiere Pro から直接 FLV および F4V 形式でムービーを書き出すことができます。書き出し設定はいくつかのプリセットから選択できます。プリセットには、対象となるオーディエンスまたは機器に必要なビットレートを使用するための、ファイルサイズとオーディオおよびビデオ品質とのバランスを考慮した設定が用意されています。アルファチャンネルを含んだムービーを書き出すと、簡単にリッチメディアプロジェクト内のレイヤーとして使用できます。

書き出した FLV または F4V ファイル は、Adobe Animate に読み込むことができます。Animate により、シーケンスマーカーはナビゲーションキューポイントまたはイベントキューポイントとして読み込まれます。Animate では、ビデオ周辺のインターフェイスをカスタマイズすることもできます。

また、ムービー内のアニメーションを作成する目的で Animate を使用することもできます。Animate でアニメーションを作成し、FLV または F4V ファイルとして書き出します。この FLV または F4V ファイルを Adobe Premiere Pro に読み込み、編集することができます。例えば、Adobe Premiere Pro では、タイトルを追加したり、アニメーションを他のビデオソースと組み合わせたりすることができます。

Animate と After Effects の使用

Adobe® Animate® で作成したビデオやアニメーションを After Effects に読み込んで編集や処理を行うことができます。例えば、Animate からアニメーションやアプリケーションを QuickTime ムービーまたは Flash Video(FLV)ファイルとして書き出し、次に、After Effects を使用してこのビデオを編集、処理します。

After Effects で編集、合成したビデオを、Animate を使用してパブリッシュすることができます。また、Animate でさらに編集する場合は、After Effects コンポジションを XFL コンテンツとして書き出すこともできます。

Animate と After Effects では、次のものを含む一部の共通の概念に対して別々の用語を使用します。

  • After Effects のコンポジションは、Animate のムービークリップと同様です。

  • コンポジションパネルのコンポジションフレームは、Animate のステージと同様です。

  • After Effects のプロジェクトパネルは、Animate のライブラリパネルと同様です。

  • After Effects のプロジェクトファイルは、Animate の FLA ファイルと同様です。

  • After Effects からムービーをレンダリングして書き出し、Animate CC から SWF ファイルをパブリッシュします。

Flash からの QuickTime ビデオの書き出し

Animate を使用してアニメーションまたはアプリケーションを作成すると、Animate のファイル/書き出し/ムービーの書き出しコマンドを使用して、QuickTime ムービーとして書き出すことができます。Animate アニメーションでは、アニメーションのビデオ出力を最適化できます。Animate アプリケーションでは、アプリケーションのビデオが実行時にレンダリングされるので、ユーザーがビデオを操作できます。この結果、ビデオファイルに含めるアプリケーションのブランチや状態をキャプチャできます。

After Effects からの FLV および F4V ファイルのレンダリングおよび書き出し

完成したビデオを After Effects からレンダリングする場合、Flash Player で再生できるビデオをレンダリングして書き出すには、出力形式として FLV または F4V を選択します。レンダリングされた FLV または F4V ファイルを Animate に読み込み、SWF ファイルとしてパブリッシュすることができます。このファイルは Flash Player で再生できます。

Flash でのビデオの読み込みとパブリッシュ

FLV または F4V ファイルを Animate に読み込むと、スクリプトや Animate コンポーネントなどの様々な手法を使用して、ビデオ周辺の視覚的なインターフェイスを制御できます。例えば、再生コントロールやその他のグラフィックも含めることができます。また、グラフィックレイヤーを FLV または F4V ファイルの上に追加し、合成エフェクトを作成することもできます。

グラフィック、アニメーション、およびビデオの合成

Animate と After Effects には、ビデオやグラフィックの複雑な合成を実行するための多くの機能が含まれます。使用するアプリケーションは、個人的な好みや作成する最終出力によって異なります。

Animate は、After Effects より Web 指向のアプリケーションで、最終的なファイルサイズを小さくすることができます。また、Animate を使用すると、アニメーションを実行時に制御することもできます。After Effects はビデオやフィルムの制作に適しており、幅広い視覚効果を提供でき、最終出力としてビデオファイルを作成するために使用されます。

いずれのアプリケーションも、オリジナルのグラフィックやアニメーションの作成に使用できます。いずれもタイムラインを使用し、アニメーションをプログラムで制御するためのスクリプト機能を備えています。After Effects には、Animate よりも多くのエフェクトが含まれますが、スクリプト機能を比較すると、Animate の ActionScript® 言語の方が制御が充実しています。

いずれのアプリケーションでも、合成時に画像を別々のレイヤーに配置することができます。これらのレイヤーは、必要に応じてオンとオフを切り替えることができます。また、いずれのアプリケーションでも、各レイヤーの内容にエフェクトを適用することができます。

Animate では、合成内容はビデオコンテンツに直接影響を与えず、Flash Player での再生時にのみビデオの外観を変化させます。これに対し、After Effects では、読み込んだビデオを編集してビデオファイルを書き出す際に、画像とエフェクトを実際に合成します。

After Effects でのすべての描画とペイントは、読み込まれたビデオには影響を与えずに実行されるので、常に非破壊的です。Animate には、破壊的な描画モードと非破壊的な描画モードの両方があります。

Flash で使用するための After Effects のコンテンツの書き出し

Animate で使用するために After Effects のコンテンツを書き出すことができます。Flash Player でそのまま再生できる SWF ファイルを書き出すことも、別の Flash プロジェクトの一部として使用するファイルを書き出すこともできます。After Effects のコンテンツを SWF 形式で書き出すと、そのコンテンツは SWF ファイルで分割・統合あるいはラスタライズされます。

After Effects のコンテンツを Animate でさらに編集するには、コンポジションを XFL ファイル形式で書き出します。XFL ファイルは Animate ファイルの一種であり、FLA ファイルと同じ情報を XML 形式で保存します。Animate で使用するために After Effects から XFL 形式でコンポジションを書き出す場合、After Effects で作成したレイヤーおよびキーフレームの一部は Animate バージョンでも保持されます。Animate で XFL ファイルを読み込むときには、XFL ファイルが展開され、XFL ファイルの指示に従ってファイルのアセットが FLA ファイルに追加されます。

Flash SWF ファイルの After Effects への読み込み

Animate には、After Effects や Adobe® Illustrator® では表現できない、様々な描画ができる独自のベクトルアートツールがあります。SWF ファイルを After Effects に読み込み、他のビデオと合成したり、クリエイティブなエフェクトを使用してビデオとしてレンダリングしたりできます。インタラクティブな内容とスクリプトによるアニメーションは保持されません。キーフレームで定義されたアニメーションは保持されます。

After Effects に読み込まれた SWF ファイルは単一の連続ラスタライズされたレイヤーに分割・統合されます。この SWF ファイルのアルファチャンネルは保持されます。連続ラスタライズとは、画像を徐々に拡大するときに鮮明度が維持される機能のことです。この機能により、SWF ファイルのルートレイヤーやオブジェクトを、After Effects 内でスムーズにレンダリングされる要素として使用できるので、各ツールの機能を十分に使用することができます。

Animate FLA ファイルの After Effects への読み込み

Animate FLA ファイルを After Effects に読み込み、ビデオと合成したり、クリエイティブなエフェクトを追加してビデオとしてレンダリングしたりできるようになりました。After Effects は、プラグインを使用して Animate と連携できます。 

  1. Creative Cloud アプリケーションから Animate CC 19.0 および After Effects 16.0 をインストールします。 

  2. After Effects CC を起動してプロジェクトを作成します。

  3. ファイル/読み込み/ファイル...メニューへ移動します。

  4. sample.fla ファイルを選択し、読み込みを選択します。

    注意:AS3 .fla を sample.fla ファイルとして使用します。

  5. 環境設定の読み込みダイアログで、すべてのレイヤーの SWF が生成された場所を参照し、「OK」をクリックします。

    デフォルトでは、保存されたファイルの場所を取得します。

    環境設定の読み込みダイアログ
    環境設定の読み込みダイアログ

    オーディオを読み込む」オプションを選択すると、FLA のメインタイムラインのオーディオが . mp3 または .wav サウンドファイルとして書き出されます。このオーディオは、After Effects に個別のレイヤーとして読み込まれます。

    すべてのレイヤーが After Effects のコンポジション内に読み込まれます。コンポジション内のレイヤーの順序は、Animate CC で使用されている順序と似ています。

    注意:

    レイヤー深度、カメラエフェクトなどの高度なレイヤー機能は、サポートされていません。

Animate と After Effects のワークフロー

Animate と After Effects のワークフロー
このビデオでは、Animate と After Effect の統合用に強化されたワークフローを使用する方法について学びます。

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