ドキュメントまたはブックを再フロー可能な EPUB 形式の eBook に書き出すことができます。これは Adobe Digital Editions リーダーソフトウェア、およびその他の eBook リーダーソフトウェアと互換性があります。

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    • ドキュメントを開き、ファイル/書き出しを選択します。

    • ブックを開き、ブックパネルメニューで「ブックを EPUB に書き出し」を選択します。

  2. ファイル名と場所を指定します。

  3. 「ファイルの種類」(Windows)または「形式」(Mac OS)から「EPUB」を選択し、「保存」をクリックします。

  4. EPUB 書き出しオプションダイアログボックスから、「一般」、「画像」および「目次」セクションで目的のオプションを指定して、「OK」をクリックします。

XHTML ベースのコンテンツを含む単一の .epub ファイルが作成されます。書き出されたファイルにカバー画像が含まれるように指定することもできます。カバー画像は、画像から作成されるか、指定したドキュメント(ブックを選択した場合は、スタイルソースドキュメント)の最初のページをラスタライズして作成されます。サムネール画像は、EPUB リーダーや Digital Editions リーダーのライブラリビューでブックを表すために使用されます。ファイルを表示するには、EPUB リーダーが必要です。代わりに Adobe Digital Editions ソフトウェアを使用することもできます。Digital Editions ソフトウェアはアドビ システムズ社の Web サイトから無償でダウンロードできます。

注意:

.epub ファイルは本質的には .zip ファイルです。.epub ファイルのコンテンツを表示および編集するには、拡張子を .epub から .zip に変更して、コンテンツを抽出します。これは CSS ファイルを編集する場合に特に便利です。

注意:

テキストフレーム、画像が配置されているオブジェクトなどの InDesign オブジェクトの配列は、「ページレイアウトを基準にする」オプションを選択すると常に書き出されます。空のオブジェクトは、オブジェクト書き出しオプションを使用して設定を InDesign オブジェクトに適用して JPEG、GIF、または PNG として書き出すように指定しない限り、書き出されません。

EPUB のリソース

EPUB 形式について詳しくは、次のリンクを参照してください。

EPUB の一般書き出しオプション

EPUB 書き出しオプションダイアログボックスの「一般」セクションには、次のオプションがあります。

ドキュメントメタデータを含む

書き出すファイルに、ドキュメント(ブックを選択した場合はスタイルソースドキュメント)のメタデータを含めます。

出版社の項目を追加

eBook メタデータに含める発行側の情報を指定します。eBook を受け取ったユーザーが発行者の Web サイトにアクセスできるように、発行者の URL を指定できます。

固有の識別子

EPUB ドキュメントにはそれぞれ固有の識別子が必要です。固有の識別子の属性を指定できます。このフィールドを空白のままにすると、固有の識別子が自動的に作成されます。

EPUB カバー

eBook のカバー画像を指定します。次のいずれかを選択します。

カバー画像なし

このオプションを選択すると、eBook にカバー画像が追加されません。

最初のページをラスタライズ

このオプションを選択すると、InDesign ドキュメントの最初のページをラスタライズして作成された画像ファイルがカバーとして使用されます。

既存の画像ファイルを使用

このオプションを選択すると、カバーに使用する画像を指定できます。

配列

ページアイテムの書き出し順を指定できます。

ページレイアウトを基準にする

ページ上のアイテムの位置によって読み上げ順序が決まります。

「ページレイアウトを基準にする」を選択した場合、ページオブジェクトの読み上げ順序は左から右へおよび上から下へ、になります。場合によっては(特に、複雑な複数段組ドキュメントの場合は)、デザイン要素が目的の読み上げ順序に表示されないことがあります。コンテンツを再配置およびフォーマットするには、Dreamweaver を使用します。

(アジア言語版のみ)「ページレイアウトを基準にする」を選択した場合、ページオブジェクトの読み上げ順序は、ドキュメントの綴じ方(左から右または右から左)に従って決定されます。場合によっては(特に、複雑な複数段組ドキュメントの場合は)、書き出されたデザイン要素が目的の読み上げ順序に表示されないことがあります。コンテンツを再配置およびフォーマットするには、Dreamweaver を使用します。

XML 構造と同じ

構造ウィンドウでのタグの順序に従って読み取り順序が決定されます。詳しくは、ページアイテムのタグ付けを参照してください。

アーティクルパネルと同じ

アーティクルパネルのエレメントの順序に従って読み取り順序が決定されます。チェック済みのアーティクルのみが書き出されます。詳しくは、書き出しにアーティクルを含める(英語)を参照してください。

ブックマージン

単純なマージンを EM またはピクセルで指定します。EM スペースでマージンを指定する方がマルチスクリーンとの互換性に適しています。上下左右のすべてのマージンに同じ値が適用されます。

記号

箇条書きの段落をリストアイテムに変換するには「番号なしリストにマップ」を選択します。リストアイテムは HTML で <ul> タグを使用してフォーマットされます。<p> タグを使用して箇条書き記号をテキストとしてフォーマットするには「テキストに変換」を選択します。InDesign のネイティブの自動箇条書きを使用した場合は、小段落の箇条書きも対象となります。

番号

HTML ファイルでの番号の変換方法を指定します。InDesign の自動番号リストを使用した場合は、下位レベルの段落の箇条書きも対象となります

番号付きリストにマップ

自動番号リストをリストアイテムに変換します。リストアイテムは HTML で <ol> タグを使用してフォーマットされます。

静的番号付きリストにマップ

自動番号リストをリストアイテムに変換しますが、InDesign で段落に現在付けられている番号に基づいて <value> 属性を割り当てます。

テキストに変換

自動番号リストを、番号を含め、テキストとして現在の番号で始まる段落に変換します。

書き出した後 EPUB を表示

Adobe Digital Editions リーダーを起動します(存在する場合)。

EPUB の画像オプション

Digital Editions 書き出しオプションダイアログボックスの「画像」セクションには、次のオプションがあります。画像変換メニューから、HTML への画像の書き出し方法を指定します。

レイアウトのアピアランスを保持

オンにすると、画像オブジェクト属性がレイアウトから継承されます。

解像度(ppi)

画像の解像度を ppi で指定します。オペレーティングシステムは 72 ppi または 96 ppi で標準化されていますが、モバイルデバイスは 132 ppi(iPad) ~ 172 ppi(Sony リーダー)、300 ppi(iPhone 4)以上と解像度が異なります。選択したオブジェクトごとに ppi 値を指定できます。値には、72、96、150(現在のすべての eBook デバイスの平均)、および 300 があります。

画像サイズ

画像サイズを固定するか、ページを基準にして変更するかを指定します。「ページを基準とする相対指定」を選択すると、InDesign ページ幅を基準として画像サイズに基づいて相対的なパーセント値が設定されます。このオプションを使用すると、読み取り領域の幅に基づいて縦横比率を維持したまま画像サイズが変更されます。

画像の整列および間隔

画像の左揃え、中央揃え、右揃え、上および下の間隔を指定します。

改ページを挿入

オンにすると、改ページが画像に挿入されます。改ページは、画像の前、画像の後、または画像の前後に挿入できます。

設定をアンカー付きオブジェクトに適用

オンにすると、これらの設定がアンカー付きオブジェクトに適用されます。

画像変換

ドキュメントの最適化画像を GIF、JPEG または PNG のいずれに変換するかを選択します。各画像でどれを使用するか、InDesign で決定されるようにするには、「自動」を選択します。「PNG」を選択すると、画像圧縮設定が無効になります。データ損失がない画像、または透明を含む画像には「PNG」を使用します。

GIF オプション(パレット)

最適化 GIF ファイルを作成する場合の、InDesign でのカラーの処理を調整します。GIF 形式は、256 色以下のカラーパレットを使用しています。

「使用中の色に合わせて割り付ける(ディザなし)」を選択すると、ディザ処理(色の小さな点を混ぜて存在しない色を表現する)をせずに、グラフィックで中心的に使われているカラーを抽出してパレットを作成します。「Web」を選択すると、Web セーフカラーのパレットを作成します(Windows と Mac OS のシステムカラーのサブセットです)。組み込みのカラーパレットを使用してパレットを作成するには、「システム(Windows)」または「システム(Mac OS)」を選択します。これにより、予想外の結果になることがあります。

「インターレース」を選択すると、画像は順次、表示されていない行を埋めるようにして徐々に表示されます。このオプションを選択していない場合、ぼやけて表示されていた画像が、元の解像度に近くなるにつれて徐々に明確になります。

JPEG オプション(画質)

作成する JPEG 画像ごとの圧縮率(ファイルサイズをより小さくするため)および画質を決定します。低解像度の場合はファイルサイズは最小になり、画質も最も低くなります。

JPEG オプション(形式)

HTML ページを開いてから、どのくらい速く JPEG 画像が表示されるかを指定します。「プログレッシブ」を選択すると、JPEG 画像は Web ブラウザーにダウンロードされるにしたがって徐々に詳細が表示されます。このオプションを指定して作成されたファイルは、サイズがやや大きくなります。また、表示のためによりメモリが要求されます。「ベースライン」を選択すると JPEG ファイルがダウンロードされてから表示されます。ダウンロードが終了するまでは、JPEG ファイルの代わりにプレースホルダーが表示されます。

オブジェクト書き出し設定を無視

個々の画像に適用されたオブジェクト書き出しオプションを無視します。詳しくは、オブジェクト書き出しオプションの適用を参照してください。

EPUB の目次オプション

EPUB オプションダイアログボックスの「詳細」セクションには、次のオプションがあります。

形式EPUB コンテンツの形式

XHTML 形式と DTBook 形式のどちらを使用するかを指定します。DTBook は視覚障害を持つエンドリーダーのための特殊な形式です。

InDesign の目次スタイルを使用

このオプションを選択すると、選択した目次スタイルに基づいて目次が生成されます。目次スタイルメニューでは、eBook 内で目次を構築する際に使用する目次スタイルを指定します。レイアウト/目次スタイルを選択して eBook 用の特別な目次スタイルを作成することもできます。

ドキュメントを段落スタイルで分割

指定した段落スタイルで eBook を分割することができます。分割すると EPUB パッケージの HTML ファイル数が増えますが、長いファイルを分割すると EPUB リーダーのパフォーマンスが向上します。

脚注を段落の後に配置

オンにすると、段落の後に脚注が配置されます。オフにすると、脚注は文末脚注に変換されます。

強制改行を削除

オンにすると、書き出した eBook 内のソフトリターンがすべて削除されます。

CSS を生成

カスケーディングスタイルシート(CSS)は、Web ページの外観を制御するフォーマットルールの集まりです。ページのフォーマットに CSS を使用すると、コンテンツと表示を切り分けることができます。

スタイル定義を含む

EPUB 形式で書き出すときに、編集可能な CSS スタイルのリストを作成できます。

ローカルオーバーライドを保持

このオプションを選択した場合、斜体や太字などのローカルの書式設定が含まれます。

埋め込みフォントを含む

埋め込み可能なすべてのフォントを eBook に含めます。各フォントには、 埋め込みが可能かどうかを示す埋め込みビット が含まれています。

スタイル名のみ

EPUB スタイルシートに未定義のスタイル名のみが含まれます。

既存の CSS ファイルを使用

既存の CSS スタイルシートの URL を指定します。通常は、「/styles/style.css」などの相対 URL です。InDesign では、CSS の存在や有効性は検証されないため、CSS の設定を確認する必要があります。

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