InDesign でデータ結合パネルを使用すると、データソースファイル(CSV または TXT ファイル)を InDesign ドキュメントに結合することで、ドキュメントの複数のバリエーションを簡単に作成できます。例えば、データ結合機能を使用して、数百種類の手紙、封筒、郵送ラベルをすばやく正確に作成できます。データ結合は、メールマージとも呼ばれます。

前提条件

データ結合に必要なものは、データソースファイルとターゲットドキュメントのみです。 

  • データソースファイルには、定型レターの受取人の名前や住所など、ターゲットドキュメントのバージョンごとに異なる情報が含まれています。データソースファイルは、フィールドレコードで構成されています。フィールドとは、会社名や郵便番号などの特定の情報のことで、レコードとは、会社名、郵便番号、都道府県、市区町村、番地などの情報のセットのことです。データソースファイルは、個々のデータがコンマで区切られているコンマ区切りファイル形式(.csv)、またはタブで区切られているタブ区切りファイル形式(.txt)で作成されます。
  • ターゲットドキュメントとは、データフィールドプレースホルダーと、結合ドキュメントのすべてのバージョンで同じであるアイテム(定型データ、テキストなど)が含まれる InDesign ドキュメントのことです。

結合ドキュメントとは、結合の結果作成される InDesign ドキュメントで、このドキュメントでは、ターゲットドキュメントからの定型情報が、データソースからのすべてのレコードに反復して使用されます。

データ結合
データ結合

A. データソースファイル B. ターゲットドキュメント C. 結合ドキュメント 

データ結合パネル

データ結合パネルには、ウィンドウ/ユーティリティからアクセスできます。各データフィールドの名前と種類がパネルに表示されます。ドキュメントにデータフィールドを挿入した場合は、データフィールドが配置されているページ番号も表示されます。

データ結合パネル
データ結合パネル

A. データ結合メニュー B. 結合ドキュメントを作成 C. データフィールドが配置されているページ番号 D. 最後のレコードをプレビュー E. 次のレコードをプレビュー F. レコードへ移動 G. 前のレコードをプレビュー H. 最初のレコードをプレビュー I. レコードをプレビュー J. データフィールドの種類と名前 K. データソース 

データ結合の基本手順

1. ソースドキュメントとターゲットドキュメントで使用するデータフィールドを決定します。

最終ドキュメントの表示を決定して、結合に必要なフィールドを確認します。例えば、顧客に郵送するはがきを作成する場合、次のようなデータフィールドを使用できます。

<<会社名>><<住所>><<郵便番号>>、<<都道府県>><<市区町村>>

スプレッドシートまたはデータベースでは、データは次のように表示されます。

データファイルのサンプル
データファイルのサンプル

2. データソースファイル(通常はスプレッドシートまたはデータベースファイル)をコンマ区切りファイル(.csv)、またはタブ区切りテキストファイル(.txt)形式で保存します。

ターゲットドキュメントに適切なフィールドを含めることができるようにデータソースファイルが構成されていることを確認してください。例えば、スプレッドシートの一番上の行には、「Company」や「Address」などのターゲットドキュメントで使用するフィールド名が入力されていなければなりません。

詳しくは、データソースファイルについてを参照してください。

3. 結合ドキュメントのすべてのバージョンで同じであるアイテム(定型テキストなど)を含むターゲットドキュメントを作成します。

詳しくは、ターゲットドキュメントについてを参照してください。

4. データ結合パネルを使用して、データソースを選択します。

詳しくは、データソースの選択を参照してください。

5. データ結合パネルからターゲットドキュメントにフィールドを挿入します。

データフィールドは、ドキュメントページまたはマスターページのどちらかに追加することができます。データフィールドをマスターページに追加する場合は、高度なオプションを使用することができます。

詳しくは、データフィールドの挿入およびマスターページへのデータフィールドプレースホルダーの追加を参照してください。

6. レコードをプレビューして、ターゲットドキュメントの表示が適切であることを確認します。

詳しくは、ターゲットドキュメントのレコードのプレビューを参照してください。

7. ターゲットドキュメントにデータソースファイルを結合するか、PDF に書き出します。

詳しくは、レコードの結合を参照してください。

データソースファイルについて

通常、データソースファイルは、スプレッドシートまたはデータベースアプリケーションで作成されますが、InDesign またはテキストエディターで独自のデータソースファイルを作成することもできます。データソースファイルは、コンマ区切りファイル(.csv)、またはタブ区切りテキストファイル(.txt)形式で保存する必要があります。コンマ区切りファイルまたはタブ区切りファイル形式への書き出しについて詳しくは、ソースアプリケーションのマニュアルを参照してください。

コンマ区切りファイルまたはタブ区切りテキストファイルでは、レコードは改段で区切られ、フィールドは列で区切られます。データソースファイルには、テキストやディスク上の画像へのパスを含めることもできます。

コンマ区切りデータソースファイルの例

Name,Company Name,State 
Bill Tucker,CoreVent Labs,Nevada 
Dat Nguyen,"Brady, Hunt, and Baxter, Inc",Delaware 
Maria Ruiz,"Brinquist Enterprises, Inc.",California

注意:

コンマ区切りファイルでコンマまたは引用符を記号として使用するには、“Brady, Hunt, and Baxter, Inc.” のように、コンマまたは引用符を含むテキストを二重引用符で囲みます。二重引用符で囲まなければ、Brady, Hunt, and Baxter, Inc. は別々のフィールドとして処理されます。

データソースファイルのフィールドに改行を挿入することはできません。1 つのフィールドを複数行に分割する必要がある場合は、<<Address1>> と <<Address2>> のように、2 つの異なるフィールドを作成します。

ドキュメントを結合するときに空の行が挿入されないようにするには、「空のフィールドのブランク行を削除」を選択します。ただし、スペースを含む任意の文字が行にある場合、その行は削除されません。

データソースファイルへの画像フィールドの追加

データソースファイルに画像フィールドを追加することで、それぞれの結合レコードに異なる画像を表示させることができます。例えば、様々な会社の情報が含まれているドキュメントを結合する場合、会社のロゴの画像をそれぞれの結合レコードに含めることができます。

  1. データソースファイルを開きます。
  2. データフィールド名の先頭に半角の「@」を入力すると、画像ファイルを参照するテキストまたはパス名が認識されるようになります。

    @ 記号は、最初の行にだけ必要です。それ以降の行には、画像のパス名を入力します。パス名の大文字小文字は区別されます。また、パス名は、使用しているオペレーティングシステムの命名規則に準拠していなければなりません。

    注意:

    フィールドの先頭に @ 記号を入力したときにエラーメッセージが表示されたら、@ 記号の前に半角の「'」を入力します(例えば、'@Photos)。Microsoft Excel など、一部のアプリケーションでは、@ 記号の本来の機能が維持されます。

(Windows)データソースファイル内の画像参照の例

名前

年齢

@写真

Bill Tucker

36

C:¥Photos¥BillTucker.jpg

Dat Nguyen

53

C:¥MyDocuments¥dat.gif

Maria Ruiz

26

C:¥Photos¥Ruiz.psd

(Mac OS)データソースファイル内の画像参照の例

名前

年齢

@写真

Bill Tucker

36

Mac HD:Photos:BillTucker.jpg

Dat Nguyen

53

Desktop:Family:dat.gif

Maria Ruiz

26

Mac HD:Photos:Ruiz.psd

注意:

InDesign を使用してオペレーティングシステム上にある画像のパスを表示できます。InDesign ドキュメント内に画像を挿入し、リンクパネルを使用して画像の場所を確認できます。画像を選択した状態で、リンクパネルメニューから情報をコピー/フルパスをコピーを選択します。コピーしたパスをデータソースにペーストした後、パスの編集が必要になる場合があります。この方法は画像がサーバー上にある場合に特に便利です。

ターゲットドキュメントについて

データソースファイルを作成したら、ターゲットドキュメントを設定して、データソースファイルからフィールドを挿入します。ターゲットドキュメントには、データフィールドプレースホルダーのテキストおよびグラフィックが含まれます(すべてのはがきに適用するデザインなど)。これらのフィールドは、データソースを選択した後、追加できるようになります。

ターゲットドキュメントには、データソースからのフィールドが含まれています
ターゲットドキュメントには、データソースからのフィールドが含まれ、フィールドプレースホルダーのテキストが表示されます。

データを結合すると、新規ドキュメントが作成され、フィールドがデータソースファイルで指定したデータに置き換えられます。データフィールドは、ドキュメントページまたはマスターページのどちらかに配置することができます。

データソースの選択

ターゲットドキュメントにフィールドを挿入する前に、データ結合パネルでデータソースを選択します。1 つのターゲットドキュメントにつき、選択できるデータソースファイルは 1 つのみです。

  1. ターゲットドキュメントとして使用するドキュメントを新規に作成するか、既存のドキュメントを開きます。
  2. ウィンドウユーティリティデータ結合を選択します。

  3. データ結合パネルメニューから「データソースを選択」を選択します。

  4. 区切り符号のオプションを変更するには、「読み込みオプションを表示」を選択します。

    InDesign では、データソースファイルで使用されている区切り符号とエンコーディングの方法が自動的に検出されるため、通常は読み込みオプションを表示する必要はありませんが、区切り符号およびエンコーディングの方法が正しく特定されていないと思われる場合は、別の区切り符号およびエンコーディング方式を指定することができます。

  5. データソースファイルを選択して、「開く」をクリックします。

  6. 読み込みオプションを表示」を選択した場合は、必要に応じて区切り符号およびエンコーディングのオプションを変更し、「OK」をクリックします。データフィールドがデータ結合パネルに表示されます。

注意:

ファイルを開くことができないことを告げる警告メッセージが表示された場合、またはデータ結合パネルのリストに表示されているフィールドが正しくない場合は、スプレッドシートまたはデータベースを編集して、コンマ区切りファイルまたはタブ区切りテキストファイルとして保存する必要があります。

データソースを選択し、データ結合パネルにフィールドが読み込まれると、データソースを更新するまで、データソースに変更を加えてもターゲットドキュメントに反映されません。

データフィールドの挿入

データソースを選択すると、データ結合パネルにデータフィールド名のリストが表示されます。このリストには、データソースファイルの最初の行のデータフィールド名が表示されます。テキストアイコンはフィールドがテキストであることを示し、画像アイコンはフィールドが画像であることを示します。データフィールドがドキュメントに追加されると、これらのアイコンはフィールドプレースホルダー(例えば、<<Company>>)に変わります。これらのプレースホルダーは、他のテキストやグラフィックと同じように、選択したり、書式設定することができます。

画像フィールドを既存のフレームに割り当てて、フローティンググラフィックを作成することができます。テキスト挿入点がテキストフレーム内にある場合、また、画像フィールドを挿入するときにテキストが選択されている場合は、小さいプレースホルダーがインラインフレームとして挿入されます。画像プレースホルダーのサイズを変更して、結合画像のサイズを設定することができます。

データフィールドを挿入すると、InDesign によりそのデータソースが記憶されます。フィールドのリストに誤字、空のフィールド、不適切なフィールドの種類などのエラーがある場合は、データソースファイルをソースアプリケーションで訂正してから、データ結合パネルを使用してリストを更新する必要があります。

ターゲットドキュメントへのテキストデータフィールドの挿入

  1. ドキュメントページまたはマスターページ上にテキストフレームを作成します。

    マスターページ上にデータフィールドを追加する場合は、マスターページへのデータフィールドプレースホルダーの追加を参照してください。

  2. テキストフレーム内のフィールドプレースホルダーを配置する場所にテキスト挿入点を置くか、置き換えるテキストを選択します。
  3. フィールドプレースホルダーを挿入するには、次のいずれかの操作を行います。
    • データ結合パネルのリスト内のフィールドをクリックします。

    • フィールド名をデータ結合パネルのリストからドラッグしてテキストフレーム内にドロップし、プレースホルダーを追加します。テキストフィールドを空のフレームにドラッグすると、空のフレームはテキストフレームに変わります。

ターゲットドキュメントで、テキストフィールドプレースホルダーが二重山形括弧内に表示されます(例えば、<<Name>>)。これには、現在の書式設定の属性(フォントやサイズなど)が適用されます。

注意:

フィールド名を直接入力したり、既存のフィールドを編集するだけでは、有効なフィールドを作成することはできません。フィールドは、データ結合パネルから挿入する必要があります。

ターゲットドキュメントへの画像データフィールドの挿入

  • 新規のインライングラフィックプレースホルダーを挿入するには、データ結合パネルから画像フィールドをテキストフレームにドラッグするか、テキストフレーム内にテキスト挿入点を置いてからデータ結合パネルで画像フィールドをクリックします。
  • 新規のフローティンググラフィックを挿入するには、データ結合パネルから画像フィールドを空のフレームまたは既存のグラフィックフレームにドラッグします。画像フィールドを空のフレームにドラッグすると、空のフレームはグラフィックフレームに変わります。
  • グループ化されているアイテム、表のセルまたは入れ子になっているアイテムにフィールドを挿入するには、データ結合パネルから画像フィールドをターゲットにドラッグします。

    画像フィールドプレースホルダーは、フィールド名が含まれるフレームとして表示されます。

QR コードを追加

結合ドキュメントの中に、QR コードを統合できます。データ結合ワークフローを使用して追加できる QR コードフィールドの種類を以下に示します。

  • 書式なし
  • Web ハイパーリンク
  • テキストメッセージ
  • 電子メール
  • 名刺

QR コードを生成する場合、データソースとして使用される .txt または .csv ファイル内のデータ項目の形式は次のようになります。

  • プレーンテキスト:QR コード列に、テキストをそのまま入力します。
  • Web ハイパーリンク:URL:<url>(例:「URL:http://www.google.com」)
  • テキストメッセージ:SMSTO:<電話番号>:<メッセージ>(例:「SMSTO:9818143551:Hi」)
  • 電子メール:MATMSG:¥nTo:<電子メールアドレス>(例:「MATMSG:¥nTO:johndoe@adobe.com¥nSUB:Hi;¥nBODY:;;」)
  • 名刺: BEGIN:VCARD\nVERSION:2.1\nN:Smith;John\nFN:John Smith\nORG:Adobe\nTITLE:Engineer\nTEL;CELL:+919876543210\nTEL;WORK;VOICE:123456789\nADR;WORK:;;Street ABC;Seattle;Washington;98101;US\nEMAIL;WORK;INTERNET:abc@adobe.com\nURL:www.adobe.com\nEND:VCARD

ただし、データ項目には電子メール、SMS、ハイパーリンク、プレーンテキストを混在させることができます。項目について前述の形式を使用し、カラム名に # 記号を付けて .csv または .txt フィールドに入力します。QR コードを生成するには、以下の手順に従います。

  1. ウィンドウユーティリティデータ結合を選択します。

  2. パネルメニューから「データソースを選択」を選択します。

  3. QR フィールドの情報を含むデータファイルを選択します。 「開く」をクリックします。

  4. ドキュメント内のプレースホルダーを選択します。

  5. 結合ドキュメントを作成アイコンをクリックして、結合ドキュメントを作成します。

マスターページへのデータフィールドプレースホルダーの追加

データフィールドプレースホルダーをマスターページに挿入すると、ドキュメントページに挿入した場合には適用されない機能を使用できるようになります。

  • 作成された結合ドキュメントのマスターページのプレースホルダーは元のまま変更されず、ドキュメントページには結合結果がオーバーライドされたマスターページアイテムが表示されます。

  • 結合ドキュメントでは、データソースとの関連付けが維持されるため、データソースのレコードが変更されても、データ結合パネルメニューの「データフィールドの内容を更新」を選択して、結合ドキュメントの内容を更新することができます。このコマンドは、結合ドキュメントのレイアウトを変更してからデータソースのデータを新たに追加する必要がある場合に便利です。

  • 結合ドキュメントを作成ダイアログボックスの設定が、ターゲットドキュメントで使用される設定と同じであるため、現在のドキュメントを同じ外観ですばやく再作成することができます。また、この共有設定を使用して、データソースの異なる同一ドキュメントを作成したり、レイアウトが少し異なる新規ドキュメントを作成したりすることができます。

注意:

マスターページ上にデータフィールドを追加する場合は、データフィールドを含むテキストフレームでマスターページアイテムのオーバーライドが許可されていることを確認してください。マスターページ上のテキストフレームを選択し、ページパネルメニューの「選択範囲のマスターページアイテムのオーバーライドを許可」を選択します。このオプションが選択されていない場合は、データは結合されません(詳しくは、マスターの作成を参照してください)。

データフィールドをドキュメントページとマスターページの両方に配置することはできません。結合を正しく実行するには、データフィールドのあるマスターをドキュメントの最初のページに適用する必要があります。

注意:

プレースホルダーがないために InDesign がドキュメントを結合できないことを告げるエラーメッセージが表示された場合は、単一ページのドキュメントの左のマスターページにプレースホルダーが追加された可能性があります。右のマスターページが最初のページであるため、プレースホルダーは右のマスターページに追加する必要があります。

データソースファイルの更新、削除または置き換え

  • データソースファイルを更新するには、データソースファイルをコンマ区切りファイルまたはタブ区切りファイル形式で編集および保存し、データ結合パネルメニューから「データソースを更新」を選択します。

    変更内容はデータ結合パネルに反映されます。更新後に変更内容がドキュメントに反映されない場合は、データ結合パネルメニューの「プレビュー」を選択解除して無効にしてから、再度選択して有効にします。

  • データソースファイルとの関連付けを削除するには、データ結合パネルメニューから「データソースを削除」を選択します。
  • 新しいデータソースファイルに切り替えるには、データ結合パネルメニューから「データソースを選択」を選択し、新しいデータソースファイルを指定します。InDesign が一部のフィールドを認識しない場合は、プレースホルダーフィールドを削除してから再度フィールドを挿入してください。

注意:

データフィールドがマスターページに表示されるターゲットドキュメントから結合ドキュメントを作成する場合は、結合ドキュメントでデータフィールドを更新することができます。

ターゲットドキュメントのレコードのプレビュー

ターゲットドキュメントとデータソースファイルを結合する前に、レコードをプレビューして、情報を結合した後にフィールドデータが正しく表示されることを確認することをお勧めします。レコードをプレビューするとき、データ結合パネルにはフィールドプレースホルダーではなくデータソースファイルからの実データが表示されます。例えば、<<Company>> ではなく、Adobe などの会社名が表示されます。データ結合パネルのナビゲーションボタンを使用して、レコードを切り替えることができます。

レコードに誤字などの問題があれば、ソースファイルをソースアプリケーションで編集します(詳しくは、データソースファイルについてを参照してください)。

  1. データ結合パネル下部にある「プレビュー」を選択するか、データ結合パネルメニューから「プレビュー」を選択します。

  2. データ結合パネル下部にある各ナビゲーションボタンをクリックして、他のレコードのデータを確認します。

注意:

特定のレコードを表示するには、パネル下部にある各ナビゲーションボタンをクリックします。プレビューするレコードの番号をパネル下部にあるナビゲーションテキストボックスに入力してから Enter キーまたは Return キーを押します。

プレビューのオン/オフの切り替え

プレビューモードを切り替えると、問題が発生したり、問題が自然に解消されたりすることがあります。以下のことに注意してください。

  • データ結合パネルで「プレビュー」が選択されていなければ、プレビューの内容はプレースホルダーに置き換えられます。「プレビュー」が選択されていないときに画像と画像を含むフレームを削除したり、テキスト文字列全体を削除すると、プレースホルダーも削除されるため、プレースホルダーは表示されません。

  • コンテンツ配置オプションダイアログボックスの設定の変更は、「OK」をクリックするまで反映されません。また、「プレビュー」が選択されていると、更新された配置設定は「プレビュー」を選択解除してから再度選択するまでデータに反映されません。

  • プレビューモードでドキュメントを保存しようとすると、ドキュメントを保存する前にプレビューモードを無効にするよう指示するメッセージが表示されます。

データフィールドプレースホルダーの編集

テキストデータフィールドをドキュメントに追加すると、フィールドのプレースホルダーテキストが入力されます。このとき、テキスト挿入点の位置で有効になっている書式設定の属性(フォントやサイズなど)が適用されます。その後で、プレースホルダーテキストの属性を編集して、実データの表示を調整することができます。

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • プレースホルダーの属性を変更するには、プレースホルダーテキストを選択してから、他のテキストの場合と同様に書式設定の属性を変更します。

    • プレースホルダーを変更するには、プレースホルダーまたは実データを選択し、データ結合パネルで別のフィールド名を選択します。

    • プレースホルダーを削除するには、プレースホルダーを選択し、BackSpace キー(Windows)または Delete キー(Mac OS)を押します。

注意:

ストーリーエディターでは、テキストプレースホルダーはハイパーリンクと同じように表示されます。データ結合パネルの一部のコマンドは、ストーリーエディターでは使用できません。

コンテンツ配置オプションの設定

コンテンツ配置オプションダイアログボックスを使用して、現在のドキュメントだけではなく、以降に作成するすべての結合ドキュメントのデフォルト設定を指定することができます。画像をどのように配置するか、画像をリンクするか埋め込むか、空のフィールドのブランク行を削除するかどうかを指定することができます。また、結合ドキュメントに含まれるレコードの最大数も指定することができます。

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • 現在のドキュメントのみに適用するには、ターゲットドキュメントを開きます。

    • 以降に作成するすべてのドキュメントに適用するには、すべてのドキュメントを閉じます。

  2. ウィンドウユーティリティデータ結合を選択します。

  3. データ結合パネルメニューから「コンテンツ配置オプション」を選択します。

  4. コンテンツ配置オプションを変更します(詳しくは、コンテンツ配置オプションを参照してください)。
  5. OK」をクリックします。

レコードの結合

ターゲットドキュメントの書式を設定し、データソースファイルからのフィールドを挿入すると、データソースからの情報とターゲットドキュメントを最終的に結合できるようになります。レコードを別の InDesign ドキュメントに結合することも、PDF に直接結合することもできます。結合すると、ターゲットドキュメントに基づいて新しいドキュメントまたは PDF が作成され、ターゲットドキュメントのフィールドはデータソースファイルの対応する情報に置き換えられます。

データフィールドプレースホルダーが含まれているドキュメントをマスターページに結合すると、そのマスターページのアイテムは、新しく生成されたドキュメントのマスターページにコピーされます。

単一レコードまたは複数レコードの結合

  1. ターゲットドキュメントを開いた状態で、次のいずれかの操作を行います。
    • データ結合パネルメニューから「結合ドキュメントを作成」を選択するか、結合ドキュメントを作成ボタン をクリックします。

    • データ結合パネルメニューから「PDF に書き出し」を選択します。

    結合ドキュメントを作成
    結合ドキュメントを作成
  2. 「レコード」タブの「結合するレコード」で、データソースファイルのすべてのレコードを結合する場合は「すべてのレコード」、1 つのレコードを結合する場合は「単一レコード」、一定範囲のレコードを結合する場合は「範囲」を選択します。

  3. ドキュメントページあたりのレコード」ポップアップメニューで、次のいずれかの操作を行います。

    • 1 ページに 1 つのレコードを作成するには、「単一レコード」を選択します。

    • 1 ページに複数のレコードを作成するには、「複数レコード」を選択します(例えば、宛名ラベルをプリントする場合です)。

      ページが複数あるドキュメントのドキュメントページにデータフィールドがある場合、またはページが複数あるマスターページにデータフィールドがある場合は、複数のレコードを結合することができません。

  4. ドキュメントの作成時にオーバーセットテキストレポートを生成」を選択すると、データを InDesign ドキュメントに結合するときに作成される、オーバーセットの状態を追跡するためのレポートが自動的に開きます(詳しくは、オーバーセットテキストレポートを参照してください)。

  5. 画像が見つからないときに警告」を選択すると、画像が見つからないときにリンクが無効であることを示す警告が表示されます。

  6. 「レコード」タブの「ドキュメントページあたりのレコード」で「複数レコード」を選択した場合は、「複数レコードレイアウト」タブをクリックして、次のオプションを指定します。

    • 「マージン」で、ページの各端からマージンガイドまでの距離を指定します。

    • 「レコードのレイアウト」で、「左から右」または「上から下」のどちらかを選択し、「間隔」で列と行の間隔を指定します。

  7. 「複数レコード」を選択した場合は、「複数レコードレイアウトをプレビュー」を選択して、結合ドキュメントを作成ダイアログボックスで変更した設定を確認します。「ページ」の各ボタンをクリックすると、レコード間のナビゲーションができます。

  8. オプション」タブをクリックして、配置オプションを指定します。(詳しくは、コンテンツ配置オプションを参照してください)。

  9. すべての項目を設定したら、「OK」をクリックします。

  10. 直接 PDF に書き出す場合は、PDF のオプションを指定し、「書き出し」をクリックします。次に、ファイル名と場所を指定し、「保存」ボタンをクリックします。(詳しくは、Adobe PDF オプションを参照してください)。

データソースファイルが、サポートされていない形式のファイルや存在しない画像にリンクしている場合は、サポートされている形式のファイルにリンクしたり、画像へのパスを訂正するか、画像を正しいフォルダーに移動してください。

複数レコードの結合の制限事項

「複数レコード」を選択すると、1 ページに複数のレコードを作成できます。例えば、宛名ラベルを印刷する場合、1 ページに複数のラベルを印刷する必要があることがあります。結合されたドキュメントでレコードがどのように表示されるかは、主にレイアウトオプションによって決まります。「複数レコード」オプションを使用する場合の制限事項を以下に示します。

  • ページが複数あるドキュメントのドキュメントページにデータフィールドがある場合、またはページが複数あるマスターページにデータフィールドがある場合は、複数のレコードを結合することができません。

  • データ結合では、1 つのプレースホルダーの使用を前提としています。

  • 結合されたドキュメントでレコードを削除しても、残りのレコードは空のプレースホルダーに再度流し込みされません。

PDF ファイルに結合

PDF ファイルに結合する場合、InDesign の結合ドキュメントを作成するときと同じオプションを設定します。作成された PDF ファイルはページの静的部分に PDF XObject を活用しているので、PDF のサイズが小さくなり、効率的になります。

データフィールドの更新

ドキュメントとマスターページ上のデータプレースホルダーを結合した後、結合ドキュメントのレイアウトを変更できると同時に、データソースのデータフィールドの値を更新することもできます。ドキュメントのレイアウトを維持したままデータフィールドを更新するには、データ結合パレットメニューから「データフィールドの内容を更新」を選択します。このコマンドは、データプレースホルダーがマスターページに表示される結合ドキュメントでのみ使用できます。

  1. データソースファイルを編集し、保存してからデータソースファイルを閉じます。
  2. 結合ドキュメントで、データ結合パレットメニューから「データフィールドの内容を更新」を選択します。

データフィールドの更新により変更された内容は、ログファイルに表示されます。

注意:

このコマンドは、データソースファイルでレコードを単に編集または追加する場合に最適です。プレースホルダーフィールドを追加する場合、新しいフィールドをデータソースに追加する場合、または結合ドキュメントを作成ダイアログボックスで設定を変更する場合は、「結合ドキュメントを作成」コマンドを使用して新規結合ドキュメントを作成します。

オーバーセットテキストレポート

結合ドキュメントを作成ダイアログボックスで「ドキュメントの作成時にオーバーセットテキストレポートを生成」が選択されている場合、またはデータを結合した後に 1 つ以上のフィールドにオーバーセットテキストが含まれている場合に、オーバーセットテキストレポートが表示されます。

レポートには、各オーバーセットが番号付きのリストに表示され、テキストが含まれているページ番号、オーバーセットしている文字/単語数、およびオーバーセットテキストの一部が表示されます。

結合ドキュメントを作成するときにレポートが表示された場合は、レポートを使用してオーバーセットの状態を修正します。例えば、テキストフレームサイズを拡大したり、フォントサイズを縮小したり、テキストを編集したりすることができます。

コンテンツ配置オプション

コンテンツ配置オプションダイアログボックスには、次のオプションがあります。

画像の縦横比率を保持

画像の縦横比は維持され、画像がフレーム内に収まるよう画像サイズが調整されます(デフォルト)。

画像をフレームに合わせる

画像の縦横比がフレームの縦横比と同じになるように画像サイズが調整されます。

フレームを画像に合わせる

画像サイズは維持され、フレームサイズが画像サイズと同じになるよう調整されます。

フレームおよび画像のサイズを保持

画像が本来のサイズでフレーム内に配置され、画像の左上隅とフレームの左上隅が揃います。画像がフレームより大きいと、画像はトリミングされます。

フレームに均等に流し込む

画像の高さまたは幅のどちらか短い方をフレームの高さまたは幅と合わせ、フレームの外にはみ出る部分はトリミングされます。

内容を自動認識に応じて合わせる

画像コンテンツとフレームサイズに基づいて、画像をフレーム内に自動的に収めます。

フレーム中央

画像の中央がフレームの中央に揃います。調整オプションとして「内容を自動認識に応じて合わせる」を選択している場合、このオプションは無効になります。

画像をリンク

元の画像ファイルへのリンクまたはファイルパスが作成されます。このオプションが選択されていない場合は、すべての画像データが InDesign ドキュメントに埋め込まれます。

空のフィールドのブランク行を削除

空のフィールドに挿入されている段落改行が削除されます。これは、予備の住所フィールドがある宛先を処理するときに便利です。このオプションでは、強制改行は無視されます。スペースを含む任意の文字が行にある場合、その行は削除されません。

ドキュメントあたりの最大レコード数

結合ドキュメントあたりの最大レコード数を指定します。このしきい値に達すると、新しいドキュメントが作成されます。このドキュメントのページ数は、結合される残りのレコードを保持するのに必要なページ数になります(最大レコード数以下)。このオプションは、「単一レコード」を選択した場合にのみ使用できます。

ドキュメントあたりの最大ページ数

ドキュメントあたりの最大ページ数を指定します。最大ページ数に達すると、残りのレコードを作成するのに必要なページ数(最大ページ数以下)の新規ドキュメントが作成されます。このオプションは、結合ドキュメントを作成ダイアログボックスの「ドキュメントページあたりのレコード」で「複数レコード」が選択されている場合にのみ使用できます。

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