InDesign が起動時にクラッシュする問題のトラブルシューティングと解決方法について説明します。

次のような問題が発生していませんか?

Crash on launch issue

「システムに InDesign をインストールしたのですが、起動するとクラッシュします。この状態が続いた後、スタートメニューから InDesign を選択しても、InDesign ファイルをダブルクリックしても、反応しなくなりました。」


クラッシュ後の簡単なチェック

InDesign が突然クラッシュしたり、応答しなくなったりした場合、一般的な問題が原因であれば、お客様ご自身でトラブルシューティングを行い、問題を解決できる場合があります。

ディスクのメンテナンス   製品バージョン
 

WindowsMac

ディスク修復ユーティリティを実行します。

 

アプリケーションの更新

クラッシュの原因となる問題が解決したら、最新バージョンにアップデートします。

これらの対策を行っても InDesign を起動できない場合は、次の方法でトラブルシューティングを行ってください。

解決策

InDesign のシステムメッセージは、クラッシュの原因を特定するのに役立ちます。以下では、問題の原因と考えられるシナリオとその解決策を示します。

起動時に DLL エラーが発生する

トラブルシューティングの所要時間:約 3 分

この問題は、標準ユーザーの権限で Windows 10 オペレーティングシステムを実行している場合にのみ発生します。

ライブラリ
  1. C:\WINDOWS\system32\config\folder の Windows イベントビューアーログを開きます。
  2. InDesign で障害が発生したモジュールのパスを確認します。
    %programfiles%\Adobe\Adobe InDesign[version] \PMRuntime.dll。
  3. 管理者としてアプリケーションを実行します。
  4. スタートメニューで「InDesign」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

環境設定フォルダーの権限に問題がある

トラブルシューティングの所要時間:約 4 分

フォルダーのバックアップを行います。環境設定をリセットすると、すべてのカスタム設定が削除され、InDesign がデフォルトの設定で起動します。

bg なし

権限が不足しているため、InDesign、InDesign Server、InCopy を起動できない」の手順に従って、環境設定フォルダーに読み取り/書き込み権限を設定します。

フォントが破損している

トラブルシューティングの所要時間:約 5 分

bg なし
  1. Ithornët など、名前に特殊文字が含まれているフォントを削除するか無効にします。
  2. フォントをテストする前に、サードパーティのフォントプラグインを削除または更新します
  3. システムフォントキャッシュをクリアします。
  4. 問題の原因となっているフォントを特定して分離し、トラブルシューティングを行います。

起動時にアプリがフリーズ/クラッシュする

トラブルシューティングの所要時間:約 3 分

bg なし

InDesign をアンインストールします。次の InDesign アプリケーションフォルダーを削除して、破損した環境設定を削除し、InDesign を 再インストールします

Windows:%USERPROFILE%\AppData\Local\Adobe\InDesign\Version [#].
macOS:~/Library/Preferences/InDesign/Version [#]

ウイルス対策の設定に問題がある

ウイルス対策ソフトウェアの設定が原因で InDesign が起動時にクラッシュする場合があります。ウイルス対策が原因で問題が発生している場合は、次の手順に従ってトラブルシューティングを行ってください。

トラブルシューティングの所要時間:約 2 分

1. G DATA を開き、Settings(設定)Advanced(詳細設定)Mode(モード) の順に移動します。

2. 「Mode(モード)」を「Only check read access(読み取りアクセスのみをチェック)」に変更します。

3. 「OK」をクリックし、InDesign を起動します。

G DATA について不明な点がある場合は、G DATA の製造元のサポートチームにお問い合わせください。

トラブルシューティングの所要時間:約 2 分

  • AVG を最新バージョンにアップグレードします。
  • 次の手順に従って、AVG の例外リストに dvatemporalxmp.dll ファイルを追加します。
    • AVG UI コンソールで、Settings(設定)/General option(全般オプション)/Exception list(例外リスト) の順に選択します。
    • 例外リストに dvatemporalxmp.dll ファイルを追加します(このファイルは InDesign 15.0 のインストールディレクトリにあります)。

AVG Zen や Business Security などの AVG は UI コンソールが異なるため、例外リストに DLL ファイルを追加する手順も異なります。AVG について不明な点がある場合は、AVG の製造元のサポートチームにお問い合わせください。

トラブルシューティングの所要時間:約 2 分

Cylance が実行されている macOS 10.1 2 以降のシステムでアドビアプリケーションを起動すると、アプリケーションがクラッシュし、次のエラーが返されます。問題が起きたためアドビアプリケーションを開けません。

IT 管理者に依頼して、Web ベースの Cylance 管理コンソールから Adobe Crash Reporter Client をホワイトリストに登録します。  Adobe Crash Reporter Client をホワイトリストに追加するため、次のパスを IT 管理者に伝えてください。

<Adobe application> は、システムにインストールされているアプリケーションの名前とバージョンで置き換えます。例えば、システムに Adobe InDesign の最新リリースがインストールされている場合は、<Adobe application> を Adobe InDesign 2020 に置き換えます。

  • /Applications/<Adobe application>/<Adobe application>.app/Contents/Frameworks/AdobeCrashReporter.framework/Versions/A/AdobeCrashReporter
  • /Applications/<Adobe application>/<Adobe application>.app/Contents/Frameworks/AdobeCrashReporter.framework/Versions/Current/AdobeCrashReporter
  • /Users/<ユーザー名>.Trash/AdobeCrashReporter.framework/Versions/Current/AdobeCrashReporter

その他の問題

ネットワーク上のライブラリファイルの問題、OS 固有の問題、UXP および CEP フォルダーの名前に関する問題など、予期しないエラーが発生した場合は、次の手順でトラブルシューティングを行ってください。

トラブルシューティングの所要時間:約 3 分

Windows のアップデートで VCRuntime dll が破損し、InDesign 2020 が起動時にクラッシュします。以下の操作を行う前に、システムで実行中のすべてのアプリケーションを終了します。

クラッシュの問題ダイアログ
クラッシュダイアログ
  1. コントロールパネル/プログラム/プログラムと機能 の順に移動します。

  2. Microsoft Visual C++ 2015-2019 (x64)/ 2017-2019 (x64) を右クリックします。

  3. 変更/修復をクリックします。

    指示に従って、Microsoft Visual C++ アプリケーションを修復します。 

    VC 2015-2020 アプリケーションの設定を変更する
    「変更」をクリックします。
    VC ランタイムを修復する
    「修復」をクリックして指示に従います。
  4. システムを再起動して、InDesign を起動します。

問題が解決しない場合は、Microsoft のサポートサイトから最新の VC Runtime をダウンロードして、手順 1 ~ 4 を繰り返します。

トラブルシューティングの所要時間:約 3 分

ネットワークまたは共有に保存されている InDesign ライブラリを使用していると、InDesign がクラッシュする場合があります。この問題を解決するには、Windows または macOS オペレーティングシステムで以下の操作を行います。

Windows

  1. ライブラリフォルダーを開きます。このフォルダーはデフォルトで非表示になっています。隠しファイルと隠しフォルダーを表示するには、「隠しファイルを表示する」を参照してください。

  2. C:\Users\{user}\AppData\Local\Adobe\InDesign\{Version #}\{language}\ に移動します。{user} はログインしているユーザー名、{Version #} は InDesign のバージョン、{language} は、コンピューターにインストールされている InDesign アプリケーションの言語です。

    例えば、ログインしているユーザーの ID が john doeInDesign のバージョンが 11.0、言語が en_US の場合、パスは C:\Users\johndoe\AppData\Local\Adobe\InDesign\Version 11.0\en_US\ になります。

    InDesign アプリケーションのインストールパスに移動
    InDesign アプリケーションのインストールパスに移動
  3. Caches フォルダーの名前を Caches_old に変更します。

  4. InDesign を起動します。

macOS

  1. ライブラリフォルダーを開きます。このフォルダーはデフォルトで非表示になっています。ライブラリフォルダーを開くには、デスクトップをクリックして Finder にいることを確認し、Option キーを押しながら、移動/ライブラリの順に選択します。

  2. Hard Drive/Users/{user}/Library/Caches/Adobe InDesign/{Version #}/ に移動します。{user} はログインしているユーザー名、{Version #} は InDesign のバージョンです。

    例えば、john doe としてログインし、InDesign のバージョンが 11.0 の場合、パスは Macintosh HD/Users/johndoe/Library/Caches/Adobe InDesign/Version 11.0 になります。

  3. システムにインストールされている、InDesign アプリケーションの言語を表すフォルダー名を変更します。例えば、en_US フォルダーの名前を en_US_old に変更します。

  4. InDesign を起動します。

トラブルシューティングの所要時間:約 3 分

この問題を解決するには、次のトラブルシューティング手順を試してください。 

  1. Symantec DLP Security Suite で InDesign の実行可能ファイルを例外として追加します。

    1. Symantec Security Suite Enforce Console を開き、System(システム)Agent(エージェント)Application Monitoring(アプリケーションモニタリング) の順に移動し、InDesign を例外として追加します。
    2. Application Monitoring Configuration(アプリケーションモニタリングの設定)」で、検出チャンネルの選択をすべて解除します。
    3. Save(保存)」をクリックします。システムを再起動して InDesign を起動します。
    Symantec DLP_Settings
    InDesign を例外として追加した Symantec の設定。
  2. Creative Cloud デスクトップアプリケーションから InDesign を起動します。

    アプリケーションパネルが無効になっている場合、この回避策は実行できません。

  3. インストールディレクトリまたは スタートメニューのショートカットから管理者として InDesign の実行可能ファイルを実行します。

    1. 管理者として実行」を右クリックします。
  4. Windows 7 互換モードでアプリケーションを実行します。

    実行可能ファイルを右クリックして、「プロパティ」を選択します。「互換性」タブで「互換モードでこのプログラムを実行する」を選択し、ドロップダウンリストから「Windows 7」を選択します。

    互換モードを変更
    Windows 7 互換モードで実行します。
  5. Windows を Windows 7 にロールバックします。

トラブルシューティングの所要時間:約 2 分

次のパスにある CEP フォルダーの名前を CEP.old、UXP フォルダーの名前を UXP.old に変更して、InDesign を再起動します。 

  Windows macOS
CEP フォルダー
  • C:\Users\USERNAME\AppData\Roaming\Adobe\CEP
  • C:\Program Files (x86)\Common Files\Adobe\CEP
  • /Library/Application Support/Adobe/CEP/
  • ~/Library/Application Support/Adobe/CEP/
UXP C:\Program Files\Common Files\Adobe\UXP に移動します。
Macintosh HD/Library/Application Support/Adobe/UXP に移動します。

高度なトラブルシューティングのヒント

上記のどの対策でも問題が解決しない場合は、高度なトラブルシューティング手順を試してみてください。

サポートの利用

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お客様が問題を修正できず、アドビにサポートを依頼する場合は、クラッシュの問題とクラッシュログに関する詳細情報を共有してください。これらの情報は、アドビが問題を解決するのに役立ちます。